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螺旋の輪廻  作者: 才
17/22

-05

目が覚めた。


スマホを見る。丁度の時間だ。


これから仕事だと思うと憂鬱になる。


おはようございます。おはようございます。


時間的にはそろそろ『こんばんは』の方が相応しいのだろうが、挨拶の言葉はいつもこれだ。何か決まりでもあるのかね。


自分のデスクに座り先程淹れた珈琲を啜る。

うん。今日の珈琲も酷い出来だ。

余り珈琲に詳しい訳ではないが自分の舌に合わない事は確かだろう。

部長はこれが美味しいと思っているらしいので、平である自分は何も言えないのだが。


『おはよう。■■■■君。今日も珈琲か』


噂をすれば、件の珈琲部長だ。

自分的には珈琲よりも紅茶が飲みたいのだが。


部長と他愛ない話をする。

駄目元で珈琲よりも紅茶が飲みたいという話をすると少々驚いた顔をしつつ事務方と見当してみると言われた。どうやら、部長と同じく珈琲党だと思われていたらしい。


PCを開き最近のニュースをチェックする。

巨大宇宙船襲来とかのビッグニュースは無いが、今日も上層で何人か死んだらしい。

どうやら、無謀にも海に出掛けた馬鹿共が半魚人(マーメイド)に襲われたらしい。

馬鹿な話だ。地上が人類の物でなくなってから随分と経つのに。

先日の米国調査団が大森海で腐森熊(エルフ)の群れに襲われて壊滅したのも記憶に新しい。


どこもかしこも暗いニュースばかりだ。

そろそろ地球も滅びるのではないかねぇ。


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