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kikoenaikoe

世の中を見たとき

僕は二つの人種に差別するだろう

その二つは、男と女だ

そしてさらに言うなれば

良い人そうか

そうでないかに分かれる

そしてその大半が

良い人かどうかわからないのである

今から話すこの事柄は

実に不細工な女についての話である


世の中を歩いているとき

人は、つねに周りに意識を集中させている

しなければ転ぶなりするに違いない

そしてその集中力は生きることに少なからず直結している

それは三大欲のどれかにかかわり合いがあるだろう

「食欲・性欲・睡眠欲」

「食欲ー生きるために必要なエネルギー確保能力」

「性欲ーその種の保存体勢」

「睡眠欲ー明日を生きるための情報処理と体の交換」

この三つに、少なからず物事は関わっているはずだ

世の中に煩悩の数ほど

生きる本能がある

そしてその本能を知らずして

本能に身を任せるか

その本能を知ってなお

その悪事に身をやつすか

どちらにしても

人はその本能からは逃れられない

そう、固定されたプログラムのように

しかし

僕はそんな考えの中

あることに気がつく

それは覆ることのない世界に

一つの異常を感じたと言うべきか

それはどこにでも行る普通の人間であり

たぶん地球外生命体ではないだろう

それはたぶん

女子だろう

そしてそれは

不細工だというのに

僕の心を放さないだろう

そいつのことに興味を持ち始めたのは今年に入ってから

それは、雨降る入学式の終わった放課後だった

成績の悪い僕は

その日のびに延びた

補習授業に捕まり

入学式当日なのに

実に惨めな時間を過ごしていた

今年が二年であり

来年が三年

しかし特にこの場所を移動しても

やることはない

そのことについて周りの奴が決めている事について

僕は実に心配である

世の中に正しい物など何一つ無い

もしあるとするならば

それは同じくらいの間違いを含んでいる

そして僕はそれを見たとき

果たしてどう思うだろう

それが正解だと

それとも間違いだと

何が言いたいかと言えば

正解も間違いもないこの世界で

何をそこまで胸を張り正しいと言えるのだろう

そして教師は

何を確信して生徒に夢を与えるのだろう

ここまで地味に美しい世界に

まるで水彩画の世界に

いきなり油性スプレーで落書きされた気分だ

それも合っていれば文句はない

しかしそれは意に反した

自分勝手な押しつけに思えなくも無い

みんながそうだから

果たして世の中に決めごとは必要か

・・・っと・・妙にグチっぽくなっていた

基本学校に意味を見いだせない

連むことに、恐怖心と嫌悪感と

もうとにかく人間嫌いと言っても過言ではない

僕がそいつとであったのは

補修が終わって

五時を過ぎようとする校舎の廊下に出たときだった

その少しひがしずみ始めたろうかに

僕は黒い影を見た

それは実際はそんな日の光による物の

正反対の場所に出来るようなものではない

それは実に実際は

実物としてその廊下に立っていた

立っていたとあるからには

それに実体は限りなくあることになるだろう

そしてそれは

黒いレインコートと言うべきか

またはポンチョ、雨合羽

とにかく

小学生の黄色い合羽を

中学生くらいの女子生徒くらいの大きさにして

さらにはその色を

黒にするとこんな感じになる

そして僕の目が悪いせいで

ここについてただだしくは思えなかったと思うが

僕はその合羽の顔の部分

即ち

帽子の中に

お面のお多福を見たような気がした

それは風邪の方ではない

いや、風邪になっても頬は膨れるだろうが

しかし

僕がみたのは

その全体的にそう見えたのだ

しかし問題はそこではないのはおきずきだろう

そんな人間はまず見ることはない

だから僕はそれがお面だと思った

そしてまた夢かなっとも思った

しかし

きおつけをしていた手で太股をつねるが

その感覚は痛い

しかし夢でつねったことのない僕は

果たしてその感覚が当たっているのかはわからない

しかし

先ほどから僕は自分の考えを

「しかし」の三文字でいちいち否定してきたが

しかし

僕はその何者かに勇気を振り絞り近づいた

実際には

この学校という環境

そして

そっち方面に下校するための玄関があったことが

そのきてれつな人間のほうにちかづくことにした理由であった

しかし

結果的にそのものは

別段そこにとどまっていたわけではないらしく

そのまま廊下の奥

たぶん階段の上か下に行ったのである

僕の視界から歩いて消えてしまう

僕としてはその真相が気になるが

別段気にならないとも言えたので

そのまま階段の下に向かう

ちなみにいまいたのは二階であり

補修室のある階が二階なので

そこにいたのであるが

どちらにしても二年生になると二階

なので

一年生のように

わざわざこの階に行かなくて良いようなことになる

僕は階段を一歩踏みだそうとしたその時だった

僕は階段の隅でとある人物をみた

それは隣のクラス(どの学年も三クラスある)の女子であった

そこで僕はお多福の正体がこの女性であることに気がついた

その名前は確か「・・・・」

その時点にしろその前の時点にしろ

僕は基本的に小学生を卒業したときから

基本として人の名前に大事さを失った

と言うかそんな大勢の人間の名前を覚える必要性がなくなった

話す必要のない人物の名前を

どうして覚える必要があるだろう

そして基本的にかいは嫌いな僕としては

その根本的にその意味はないように思われたと

最近になって人の名前を覚えない自分に対して分析するのである

しかし

その女子も例外ではなく

隣の二組の女子

それが彼女に対する僕の意識であり

そして美人以外その名前を覚えていることなどほとんどなかった

そのことから言えることが少なからずあるのなら

興味がないことは自然と視界またはそれに類する情報収集の停止

しかし

その逆はまたそれの逆なのである

そしてその女子も例外に漏れず

前者なのである

しかし

どちらにしても

一人補習を受けていた僕は

その女性に対して

どうしてここにいるのかという物を感じられずにはいられない

この時間帯

と言うか日程たからして

部活とも思えない

部活がないのに補修があるのは実に納得すべきでない事実であるが

教師の決断でき待ってしまうこの小社会において

それもまた決まったルールの一つに過ぎないのかも知れない

どちらにしても

その部活の受け持ちの教師が

いつもの熱血を

部活ではなく

僕に向けていることからして

たぶんその部活がないことは容易に予測できる

だいたい校舎のどこからも物音がしない時点で

帰宅部の僕がいるのがおかしいとわかる

そして一番のげいいんとは

今僕の右手の下にあるポケットの中に

この校舎の鍵があったのだ

よほど僕の補修させたかったのだろう

僕に鍵をわたして

自分はぎりぎりまで僕を見ていたが

用事があるとかないとかいって

一人プリントを残してかえってしまう

その時

「部活ですか」と聞くと

「ああ・・まあ」

とことばを濁すことから考えて

生徒には言いにくいことだと思われ

そうなるとデートとかそんな所だろうと思う

しかし問題はそこではない

今僕の手の中に鍵があるという事は

この目の前にいる

隣のクラスの女子が帰らないことには

勝手に鍵を閉めるわけには行かないことを意味していた

そこで僕はその口を開いた

もちろんただ

ボケーと開いていたわけでもなく

僕はその咽にある声帯という部分を使い

久方ぶりに空気を振動させて

コミニケーションなる物を実行したのであった

「・・・出ます」

僕はその語尾にクエスチョンマークを付けて彼女に聞く

しかし彼女はと言えば

その少しあついくびを振ると

そのまま階段の上に上がっていく

「・・・え」

僕は心の中で動揺したが

しかし

問題点はそこではない

きっと見ず知らずの隣のクラスの男子生徒に

なにやらよくわからないこと

または

意味は分かるが

良くないことを言われたと思い

また

どちら、それ以外

にしても

彼女がしなければいけないことがありこの校内に潜んでいるのだとしたら

・・・・このまま帰ろうか

そんなことを思う反面

このやらなければいけない状況下で

それを盾に

僕は彼女の後を付ける権利が生まれるような気がしてならない

僕はそんなわけで

いまきた階段を逆に進もうと思ったが

しかし

しかしなのだ

進もうと思いはしたが

・・・そこで僕の思考は少し回る

彼女の後をついて行くことにより

僕は不振柄れるのではないか

もしそうならここはおとなしく知らなかったことにして

その時またしても頭が少し回る・・ずれるか

もし彼女が何らかの事件に巻き込まれており

この週末を挟んだ月曜日

死体となってこの校内で発見された場合

また事件性は今のところ無くても

これから偶然起きる可能性だってなくはないはずだ

そうなったら

僕が疑われるのではないか

僕はそんなこんなで

結局

いったん引き返そうと思っていた足を

元に戻して

また階段をいろいろな理由付けの後

彼女の後を追うことにした

今にして思えば・・・


僕が階段を一段一段あがるにつれて

いよいよ校内が暗くなり始めていることに気がつく

暗い陰がしみこむように

いつの間にか僕は

明かりがないといけないような時間に始めて校内にいることを感じた

しかし彼女は、その二階の踊り場にはいなかった

そうなると三階か

しかしその思想に行き着くまでに

僕は少なくとも僕以外とは言わないが

意識外の何かで

僕の頭に浮かんだことは

その彼女が二階の廊下にいなかったこと以外に

彼女の足音が僕の階段の場所の上から聞こえてきたことにある

するとこれは考える必要性など無く

僕は上に上がらせる理由なのであるが

それでもこの暗闇の中

僕はその空間に目を張らずには居られなかった

その暗闇は

ふつうの闇とは思えず

まるで廃墟か

それとも虚空か

その空しいほど無機質な何かは

怪談を作らせるには

十分な素材に思えた

そこで僕は改めて学校という

異様な組織

そしてこの建物をみる

この世でもっともいろんな人間が集まる場所が学校なのではないか

それは即ち

いろいろなことが起きて当然であり

僕にしてみれば

そんなことは抜きにして

それは視覚的に恐怖である

僕はそれをみた後すぐさま頭を振って

上に向かった

階段の最終地点は四階

もとい、屋上であるが

この場所は堅く閉じられており

まるで魔の空間とも

開かずの扉とも言われるが

実際には

はじめから開けられるように作られてはおらず

形だけの扉と窓があるだけであった

それでは何故そのような物があるとなると

それはまた謎であるが

物事に意味を見いだすことが正義ではないと思いながらも

しかし

理屈だけで頭の比較的堅く物覚えが非常に一部を除いて苦手な僕としてはそれは実に難解であるが

余りに難解のため

一日や二日で解けないせいで

物覚えの悪さと

時間の無駄だという無駄な意識のせいで

二日以上考えることはなく

ふときがつくと

あの場所にいるとき

改めてその空間の有無に付いて深くそして短く考えるも

結局はただ何もわからず

それなら誰かに聞けと言われれば

それはそうだが

もしそれを知っている人間がいれば

もうその謎はこの校内重に

響きわたっているだろうに思われ

そしてこの校内で

そんなことを聞いたこともなく

そしてまことしやかに噂される噂は

千あれど

結果的に的を得るような回答かどうか

答え合わせが出来ないような物ばかりであり

きっと本当であっても誰も信じないと思われた

しかし

今僕は三階の踊り場にいて

そして今なおその静まりかえる校内で足音が聞こえる

すると

僕はまさかと思いながら

上を見上げる

そこにあるのはもちろん階段であり

ゆいいつ違う物は

その階段はそれ以上上がない

その階で終わりを知らせる

天井があることだが

今はその暗闇が

天井の上を鈍らせ

実は天井など無く

ぽっかりと

夜空でも広がっているのではとも考えるが

しょせんは戯れ言である

僕はその上にと足をのばす

しかしやはり怖いという感情は意志に反するものであり

誰が言ったか

知らなければ恐怖はない

即ち

お化けという存在

闇という存在

それを知らなければ

そこに恐怖は生まれないと言う

しかし

それなら恐怖を知っている大人はどうだろう

それらを怖がるか

それはまあ無いだろう

彼らはそんな物がないことを知っている

いや

今まで起きなかったことを知っている

即ち知識は時として

空想上の橋を人間に渡らせているのかも知れない

そうなるとそれらを肯定しているように聞こえるが

事実僕はその反対側にある

どちらかと言えば

おとなのかたいしそうの持ち主なのかも知れない

少なくともよるが怖いわけではない

だからこそ

いざ怖い物に対面したとき

僕はなすすべがないのであろうと思う

どちらにしても今僕がこの階段を上っているのは

きょうみしんに思う

「・・誰」

その声は闇にさえた

まるで闇が語りかけているようであるが

そんなファンタジストではない

そこには確かに人間が居るはずだ

そしてその人間は先ほどのおかめ顔の隣のクラスの女子生徒だろう

そこまで考えて

そうなるとあのカッパは一体

(・・・演劇部・・それともそんな痴態をしたかったのであろうか

知らないだけでもしかしたら校内には抜け穴なり

または彼女だけが知っている

開けて置いた鍵があるのかも知れない

そして僕という存在が居るとも知らず

あんな格好をしたのかも知れない

しかしだ

誰も居ない校舎で

黒い雨合羽を着るって

一体どういう事だろう)

僕はどちらにしても

その声に対する声を

頭で考えようとしていたが

どちらにしても渇ききったのどが

その声を正しく伝えてくれるかどうか

だいたい先ほど彼女が僕の話を聞かずに

上に登っていったのも

僕のことば足らずだったせいなのかも知れない

しかし僕は結局悩むこともせずに

そのまま未調整の咽で言葉を発射した

「あの外に出て・・」

「あなたどうして校内にいるの」

「補習があって」

「・・馬鹿なの」

どうしてそんな生意気なことを言われないといけないのだろう

僕は少し反論しようとしたその時

「来るわ」

その彼女はそう言った

・・・廓・・・僕はその時その言葉が頭の中で別の単語に変換していることに気が付いたのは

何か寒いなと気が付いた頃であった

時間たいてきには決して日が射しているとは言えない時間

だいたい日が射しているときでさえ日が射しているとは思えず

万年的に夏でさえ少しならず涼しいこの場所

今この時間帯から

徐々にため込んでいた少ない熱量さえも

ひんやりと逃げていく

そうなると考えられるのは

今冷えているからだと言えなくもないが

その寒さは少し異常だった

まるで真冬の凍るような寒さとも

マイナス何十度の冷蔵庫とも思える

ちなみにマイナス三十度の冷蔵庫とは

最近行った社会見学のスーパーであり

過去に一人そこに閉じこめられて死亡しているという曰く付きだとか

とにもかくにも

それほどの寒気というか

気温の低下を感じた

まるで急に冷たい川に飛び込んだとも

行ったことのない宇宙空間の寒さを

百倍ほど薄めたとも言えるほどに

しかしそのことについて何かを思う前に

僕はその居るであろう人に向かって

いろいろと言ってみたが

その回答は

回答とはなかなか言い難い物だった

(来るって誰が・・いや何が・・か)

しかしその僕の思想とは裏腹に

そこに来た物は

僕の思想していた物を大幅に離脱して

そこに現れた物は

言ってみれば

僕の考えの中で

一番始めに浮かび一番早く消え去るような

それでいていきずまるとまたこびりついていたかのように出てくる

そんな空想にも似たものであった

その僕の目の前に浮かんでいた物は

即ちその眼球より見える物が脳内に神経をつたい入ってきた物は

それは荒唐無稽とはいえ無いが

しかし

実際的にはそれにほとんど近いものである

開かないはずの扉が開き

さらにその扉の向こう側には

くろいものが見えた

そしてその黒いものと言うのが

月明かりに(赤い・・冷たい夜に見るのとは次元が違う

まるで赤いセロハンを張っているかのような)

照らされる

黒いパーカーを羽織った同じ背丈のような物が

学校の屋上に

まるで中国の

昔の王の墓にはいっていた

人形のように

そこにはずらりとそのもの達がいた

そして要の

あのお多福はと言えば

その扉の内側から

僕を見て

そのお多福みたいな顔を

僕に向けて

「しぬ」

そんなことを

語尾にクエスチョンマークを付けて無表情に言ったのである


僕は何となくその場にいられず

いや居られなかったんじゃない

居たくなかったんだ

僕はその時久しぶりに

小学生以下に味わった

恐怖を感じていた

それは未知なる刺激に何のおそれも抱かずに向かう大人ではなく

何にも否定していた

そんな臆病な小学生のように

僕はこけるように

その階段を下りようとした

しかし出来ない

それは時間が止まったわけでも

階段に瞬間接着剤の類が仕込まれて塗られていたわけでもない

僕の肩を何者かがつかんだ

しかし掴んだとは

始めは分からなかった

しかし

実際そのことに気が付いたとき

僕の頭の中には

90%の確率で

もしくはその前後くらいで

あのお多福が掴んでいると思う反面

そんな都合が良いはずがないと思えなくもない

あのお多福が居た扉の向こう側にずらりと並んでいた黒い雨合羽の集団

その何者かが僕をとらえようとして

もしくはこれほどまでに

幻覚クラスの異常を見ているのだ

もしかしたらもっと良く分からない

まるで影のような

固定した体のない黒い物体かも知れない

どちらにしても少しの間、撲は考えたが

結局振り向くと

90%くらいの確率を予想していた

あのお多福の手があった

もちろん手で彼女だと分かったわけでもない

その顔だ

そのどうしようもなく

好感の持てない

自ら彼女に興味を持ちたくないような

それ以前に

興味さえない

そんな人間

それが僕の肩をつかんでいた

「ちょっと待って」

「・・・何をするんだ」

僕はこれから起こる何かを聞く

もしかしたら彼らはカルト集団であり

この学校は

実はこのカルト集団のために作られた

集会場なのではないか

そういえば

この学校の名前も

この地域の全く関係のない物だ

そうなると

依然僕の怪しいと思うことが加速し出す

「お前は何なんだ」

「副埖 明日味」

「・・・」

クラスの90%以上の名前をうる覚えの僕としては

名前に特に意味はない

「いやそうではなく

あなたが何者かが知りたいのだ」

「ナワタイヲアラワス」

「え」

その急に方が名になったような言葉遣いに

僕は少し文字の変換に戸惑うが

しかし

そのことわざのような意味について

一つだけ分かったことがある

こいつは異常だ

何故急激に言葉遣いを変える必要性がある

どうして僕という人間が居るにも関わらず

そのままこの魔の開かずの階に平然と歩いてきた

もしかして僕が追いかけて来るというのを予想していたというのか

そしてこいつらの中心で呪文でも唱えながら僕の生きた心臓を

生きたまま引きずるとか何とか

「君は馬鹿か」

その声は僕を気付け薬(飲んだことはないが)のように

僕の空想から現実に引き戻した

「・・・居や・・それでお前は俺に何をして欲しい」

「・・・・帰れ」

「そうか、帰って良いんだな」

人間とはおかしな物で

安全だと分かると欲がでる

結局人とは恐怖しかその本能を押さえることは出来ないと言うのか

「・・何やってるんだ」

「・・・・・・」

彼女は何もいわず

開かないはずの

四階の扉を閉めて屋上に出て行った

僕はすぐに少しの迷いもあったが

その開かないはずの扉の窓をみた

しかしそこにあったのは

一つの死体だったと言っても良い

この時点で僕はそれが死体だなんて知らなかったし

だいたいそこに何かがあるなんて分からなかった

結果的に僕はすぐに怖くなり

家に帰ることになる

それはその日の晩に起きた

滅多にどころか数ヶ月に一二度しか鳴らない携帯電話がなる

僕は両親からだろうかと

下に居るであろうに何で電話かと

そう思いながら着信の画面を見ると

知らない名前所か

登録してないのでそこには無機質な電話番号が乗っていた

僕は基本電話に出ない

親であってもでない

しかし

その日は自分にしても少し

どこか壊れたところと言うか

普段ならしないたががゆるんでいたのかも知れない

それは

バンジージャンプの後で

少しジャンプするのがつまらないように

大金を使った後の金銭感覚のように(高級カメラとレンズ後のガチャガチャ)

僕は受話器を置した

きっと気が強くなっていたのか

それとも

誰かの声が聞きたかったのか

こんなセンチメンタル笑えないが

自分の心にこんな感情がまだあったことに驚きを隠せない

僕は受話に気耳を当てた

この動作でさえ

なれない僕にとっては

まるで小学校に入学した手の小学生にも劣る初々しさと言っても

はばかられないほどの痴態である

どちらにしてもすぐに受話器の方から声が聞こえるわけではなく

しばらくするかしないかと言うとき

「あなた今夜殺すから裏庭に来なさい」

実に無機質な声である

一体どこの世界に

女子にこんな事を言われる高校生が

いや同級生がいようか

いや

それ以前に僕はそこまで恨まれることを・・・

苛められることを・・・

何か僕には計り知れないことが今日にあったことを思い出す僕は

そのことに強く反対できないであろう事を知る

しかし

世の中頑張ればいいと言う風潮や

つらいのが当たり前という風潮があるが

それは大いに間違いである

その間違いをそのまま流す時点でもう間違いなのである

出来ないではなく

やろうとしなければいけない

それは出来ないどうこうではなく

嫌だという事はいけないと言うことなのである

しかし

人間と言う物は

虎視眈々と脈々と受け継がれた

悪習と言うべき

そんな物にどこまでも支配され

その中で腐ることの正しさを味わっている

そして今僕は

その虎視眈々と

ゆめゆめ混ざり合う

そんな悪習漂うクサヤのようなたばこのような物の中

ただそれを浮かぶように眺めている傍観者から

いきなりそのたばこを吐き出すまたはその吸われはかれ燃やされ捨てられる物になろうとしている

そして問題点はそこではない

僕はその声に対して

「お前がしね」

などとどこかの格好悪いことがかっこ良い

B級ホラー並の主役ていどな事が言えるはずもなく

「・・・・それはどこですか」

などニヤツくようなひく腰で受け答えをしている始末であった

「お前の庭だ」

僕のうちには猫の額ほどの庭がある

そしてそれを裏庭だと賞するならば

確かに家の影になっており

問と言うべきかそこを入った玄関の正反対いに位置する

正方形の北側にあるのだ

「おまえはいつ来るんだ」

「お前が外に出たときだ」

まるでどこかのヤンキーと話しているのかと思われ

そしてその声はどこまでもふつうに無表情なのである

もしここに色気のある黄色い声だったり

キャピキャピであったなら

少しはこの台詞も言い物に変色というか脚色というか

味の直しが出来ただろうが

そこから聞こえるのは

どこまでも謎の主役を思わせる

ムカつくほど萌えるものである

しかし唯一残念なことが留とするならば

その人間は

絶世の美女でもなければ

絶対的に周りから浮いているような変人でもない

少なくともそんな噂は聞かない師話す友達もいないのは紛れもない真実であるが

少なくとも目立つ人間というのは

良いにしろ悪いにしろ

目立つものである

しかしノーマークである

そうなると

今の彼女の立場はギャップか

しかしそんな暢気なことを考えて自己逃避をしている暇はなく

いつの間にか電話は「じゃ」と言う実に短い言葉で

残るのは通信の切れた機械音がわずかに受話器から聞こえる

しかしどちらにしても僕の心はさざ波がささくれ立つような

奇っ怪変版どちらにしても困っていた

果たして今度こそあの辺名団体に内蔵を引きずり出されるのだろうか

そういえばお前が来たとき

とか奴は言っていたな

どう言うことなのか

もしかしてもはや僕のうちはリサーチ済みか

・・・いや家の庭で待てとかいっている時点で・・裏庭でか・・言っている時点でそれは知っているであろう事が予想された

しかしなのだ

幾千ものしかしという

ifの中で

僕は結局何らかの自分に利益のないことを選ばなければいけない

もし僕が自分勝手に好き放題に何らかの手を取るなら

逃げる

その一つの行為が成立するだろう

しかし

それは出来ない

警察に連絡

それも出来ない

まず恥ずかしい

そして相手に失礼だという

実にだれとくか分からないことを考える

そして結果的に

僕はライト一本もって裏庭と賞された

僕の家の裏にあるいていく

今僕が行る現在地は二階であり

そして僕は

木の階段を下り

そのまま玄関を出て

裏に向かう

時間は九時になろうかならないかという手前よりしごふん前

あたりはくっきりとした電柱の明かり以外

わずかに漏れる民家の明かりを除いて

実に寂しげだといっていい

そしてその電柱の下に巻き付けられるように張られた

何かのチラシ

その風景に何かぐっと来るものがないだろうか

ないだろうか

ないのだろうかと思う人と話したくはないとも思わないが

どちらにしても人間人間に合うまで

その人間と合うかどうかなど分かるはずもなく

大体において

はなしやすい人間とは

あった瞬間に分かるものであり

それ以降その関係性が変わることは実にないだろう

もうやだこの人

そう思う人または

それに類するすべてのふつう、興味ない人間

それは同一なのであり

興味がある

そういう人間の評価は

いっていにして友になりうるが

それ以外は

どこまで行ってもその壁は乗り越えることは不可能である

きっと男が女になってもそれは無理であろう事に思われた

事は行為によって成し遂げられるのではなく

感情によってすべての意味は生まれる

僕はそう思う

いじめが悪いのではなく

その行為ではなく

その気持ちが悪いのだ

もし気持ちがないのであれば

それはどこまで残酷でも

そこに意味は生まれず

心があって始めてそれは残酷という意味をこの世に生むのだ

人は動物をちぎれば罪悪感を知る

しかし

植物をちぎっても

そこに何か浮かぶのだろうか

それは心を重要視しているのであり

その行為自体は

心がないことにより

心をその物体に

寄せることが不可能なのだ

しかしだ

彼女

即ち

あのオタフクは

僕を殺すと言うが

どういう気持ちなのであろうか

僕は街頭がわずかに照らすそんな道に一歩出て

そのまま裏庭に進む

その場所は実に狭く

僕という人間が行けば

そこですぐさま何者かがいるのであるならば

きっとすぐに見つかると思うのだが

しかし

実際その思惑とは裏腹に

そこにあるのは

しまい忘れたであろう洗濯物と

それを干すための物干しのみなのである

しかし

僕はそこで彼女の言葉が果たして嘘だとはとても思えず

わずかに伸びた雑草を踏みながら

その狭い庭を歩いた

その狭い庭に群生する

そんなく差を踏む足音が

なにも聞こえないほど静かな空気をふるわせる

僕はそのことについて

何故なにも音がしないのかと悪態を思いながら

そのままつながっている

リビング側の狭い細いような庭に進む

その時だった

僕がもうすぐその角を曲がろうとしたとき

僕はあることに気が付いた

「本当にいきる価値なんてあなたにあるの」

その気が付いた場合のその気持ちとは

何者かがいるという感覚を

無意識のうちに思ったのである

しかしどうだろう

どこかに潜んでいて出てきたにしろ

そんなことを言うのか

(本当にいきる価値なんてあなたにあるの)

これについては大きなお世話である

どんな人間でも

そこに意味を見いだすことなのできない

しかし

意味を見いだすという幻想を作ることは可能だ

それはないのだから作ればいいと言うことであり

少なくとも他人の幻想ではない方がいいだろう

そうかんがえれば

知識というのは

ただのオモチャの鎧のようなものなのかも知れない

本来の自分の力ではない

安易な別の

誰からも否定されない

共通言語のような

誰も考えられるような

そんな言葉とも言えない量産品

それも体に合わない

・・・別段その無茶ぶりという自虐心は決して悪くは思わない

美しいと思うが

しかし

そこに自分を考えず

おめおめと厚かましいのはだめだ

人とは自分を縛ってこそ本来の色が染み出る

それを自分を美しくするために

体の回りに張って保水しているようなものは

泥水のような腐った精神をひけらかした

じつにじつになものだと思う

しかし何故僕の話が脱線事故を起こして

一つしかなかった

宇宙の銀河にまで話を乗せて言ってしまったかと言えば

それは単純な話である

僕はその現実から逃げたかったのだ

僕は彼女と口げんかをしなければいけないのか

しかし

生まれてこの方

家族以外と喧嘩などしたことの無いようなこの僕が

果たしてなにをすることが出来よう

いつも空想論上では

その喧嘩の数はかずあれど

しかし

現実問題となると

その紙切れのような空想は

空しく木っ端みじんの塵と化すのだ

その狡猾な

人をはめるためだけの言葉

どこまでも自分以下のものをあざけ笑い

自分以上の人間にはへつらい

そしていつ落としてやろうかと虎視眈々とねらい

そんな人間の行る場所に

どうしている事が出来よう

自然といい加減な顔と性格がにじみ出ても仕方がない

そこに楽しみなどないし

楽しむなんてこっちからお断りだ

こうかんがえるとどう考えても僕が奴らより上に思えるがしかし

実際

奴らの方が

断然頭がいいように思える

そうなると僕は実にどうしようもなく

いきる意味さえ疑い始める

そんなときに出会ったのが

いくらでも思考実験の中で

本当の安らぎをもとめる

そんな仏教というものなのではないかと思ったことなのかも知れない

本当の見方

それが仏教の基本

正しくみる

人は自然と間違った解釈をするが故に

苦しむ

それを正しくみることこそが

悟りと言うものである

とまあ

いろいろと本をみれば

いろいろと出てくる言葉である

正しくみる

これは絶対無理である

そして

この言葉を知ることによって

いよいよ前より

僕のその心は失われているといっても過言ではないだろう

人は

不便なときの方が

物事に着手する

人は

手間のかかったものほど

手間のかからないものより気にする

何が言いたいかと言えば

僕はその手間をすべて無くしてしまっているのではと最近思い始めている

僕という存在は

いつから自分に本心を言わず

その心をどこかに置き忘れているのだろう

若いうちに苦労しておいた方がいいという

しかし

ただでさえ苦しいのに

さらに苦しむ必要性はどこら変にあるのか

そういう人間は

今より楽な世界にしようと努力しているのだろうか

ただその世界を受け入れているだけなのではないか

牙を抜かれてもなお

その歯のない口で弱者を飲み込む

そんな餓鬼なのではないだろうか

人は自分と違うものを差別する

それは進化の上で

自分より優位に立とうというものを排除する行動だ

それは即ち

規格外の処理

一つになろうとしている

個性を削り

総理大臣をてっぺんとした

平等ではない

細長いとがった鉛筆のようなもの

果たして

それを作るのに削られた

その他の部分は

書くためだけに必要な犠牲だったのであろうか

書かなければよかったのではないか

しかし

色々言ってはいるが

今僕には言葉がない

頭の中では何時間と一人で討論していられるが

しかし

問題点はそこではない

そんなものは所詮小説と同じ事

小説は現実ではない

小説は小説であり

人は人なのだ

絵空事は現実ではない

現実は絵空事ではない

僕はいざぶちのめされるべく

声のする方に振り返った


そこに立っていたのは

普通の制服姿の女子であった

しかもその場所が僕の自宅というのであれば

なかなか夢が多少なりとてあるのであるが

しかし

今実際この場で起きていることは

いじめとも恐喝とも・・いや殺人とも言えるかも知れないものなのだ

「怒った」

急にそれは聞いてきた

急に聞いてきたが僕はその急に聞いてきた声に

急に答えた

「いや・・別に」

果たしてこれのどれほど間での意味があるのか

いや

意味などほとんどないだろう

特に女性というものは

全く持って何も考えず物事を動かしていそうであり

また

その逆にも思える

と言うのも

絶えず色々といらないことを覚えては引き出してくるのがその証拠であり

まったく・・・

しかし

今の問題は

彼女は

怒った

そういったのだ

この場合

果たして何に対してかかんがえずとも

考えると

その答えは自ずと空想場内ならおもいつくわけで

その物というのが

先ほどの暴言なのである

しかし僕は結果的にその答えに対して

色々と空想論的に考えるも

結局言う言葉は一つしかない

「いや怒っていない」

いくら怒ってもそういうし

怒っていなかろうと

結局そういうことになりかねない

どちらにしても

奴が

僕のことを考えず

ただおもしろ半分に何か言わせて僕をからかうための巻き餌に過ぎなくても

結局僕は嫌でも食べるだろう

まるで馬鹿のように

きっと馬鹿なのだ

心配せずとも

僕は馬鹿なのだ

そして誰よりも誰とも違い

そしてそれまでの存在なのだ

結果的にそうなるなどれをやっても失敗するしきついし死にたくなるようなら

どうせなら

自分を出してもいいじゃないか

それがどれほどまで残酷で

グロテスクで

気取り屋で

どこまでもどうしようもない子供で

不幸を愛していようが

何処までかっこよかろうが

結果的に

自分的に自分を知らずして

それ以外に道はないのだから



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