↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法勇者ダイデンダー ーDDDー  作者: 夏目八尋
第3章 ダイデンダーVSブラックスワン!
PR
25/25

第24話 Cパート ー動き出す闇ー

読んで下さりありがとうございます!


 果たしてそこは、何処にあるのか。

 仄暗い闇が支配する、どこか神殿めいた建物の中。


 微かな月明かりに似た光が、そこに陰影を描いている。



「……計画は順調か?」


 一本の柱の陰からぬるりと人影がひとつ現れ、言葉を放つ。


「地球の魔女。思ったよりもやるようだな?」


 それは誰かへの問いかけ。

 その問いかけに応えるように、別の柱の陰から人影が現れた。



「ヒョッヒョッヒョッ。そのようであるな。よもやよもや、我が輩のアッメ~~~イジングな試験体が、ああもあっさり2体とも、倒されるとは思わなんだ」


 映し出される影は、長い指をワキワキと動かしながら、楽しげに笑う。


「これは次の実験が、ひっじょ~~~うに楽しみであるっ!」

「……ふんっ」


 くねくねと身を揺らす影に、最初の陰は呆れたように背を向けた。



「オレが行く! オレにやらせろっ!!」


 天井側から、大きな影が飛び降りた。


 ズシンッ!


 着地とともに大地を揺らし、建物を軋ませて。


「逸るな」

「逸るさっ! オレの魂がそう叫んでいる!」


 最初の影に窘められても、大きな影は引かなかった。



「おやおや。皆様もうお揃いで、これはワタクシ、遅刻してしまいましたか」


 最後に現れた影は、縦に長いピエロのようなシルエットをしていた。


「遅いぞ“死神”」

「申し訳ございません“騎士”殿。少々個人的な用事がありまして」

「なんと、個人的な用事を優先してよかったのであるか? だったら我が輩、こんな会議になど参加せず、実験をしていたかったであるぞ!?」

「“博士”はいつもそればっかりだな? 実験なんかより体動かそうぜ!」

「黙らっしゃい“将軍”! 我が輩の崇高な知恵の前には、キサマの筋肉なぞ最高の素材でしかないのである!」


 やいのやいのと騒ぎ出す影たち。

 最初の影はそれを静かに見守っていたが、埒が明かないと思ったところで、腰に佩いた剣を抜き放ち。


「静かにしろ」


 その場から動かず、振り下ろす。


 カッ!!!


「「「!?!?!?」」」


 迸る閃光が、すべての影を照らした。



 上裸の巨体に獰猛な笑みを浮かべる、武人が如き“将軍”。


 モノトーンの道化衣装を身に纏う、仮面の“死神”。


 白衣の猫背からいくつもの機械腕を伸ばす、丸眼鏡の“博士”。


 そして――。


「……それでいい」


 ――白銀の鎧を身に纏う、褐色の“騎士”。



「我らが“王”からの命を伝える」


 騎士の言葉に、他の3人が一斉に目の色を変える。


「おいおい! 命があるなら話が違うぞ!」

「ヒョッヒョッヒョッ! どうやら状況が動くようであるな?」

「これはこれは、また楽しいことになりそうですね?」


 王命。

 これはこの場の全員が待ち望んでいたものだった。



「……“博士”。地球へ直接出向いての実験が承認された」

「ヒョッ!!!」

「他の者もそれに同行し、実験の成功に寄与せよとの命だ」

「おおっ! オレたちも出ていいのか! さすがは王だっ!」


 伝えられた王命に、誰もが高揚を隠せない。


「いよいよ始まるか……我々の新たなる“侵略”が」


 冷静を装う騎士もまた、震える己のこぶしを強く握っていた。



「ああ、でしたらひとつ、耳にお入れしたいことが」

「なんだ、“死神”」


 縦に長い体を折り曲げて、死神が言う。


「どうやらあちら、ワタクシたちのことを魂喰らい“ソウルイーター”と呼んでいるとか」

「ヒョヒョッ。これはまた的確に我が輩たちを理解した名付けであるな?」

「ええ、ええ、ワタクシもそう思います。ですので、もしも原住民と出会うことがあれば、それをそのまま名乗ればいかがかと思うワケです」

「ほぅ、そりゃまた面白そうだなっ!」

「……好きにすればいい」

「……はぁい。好きにしますね♪」


 全員の言質を取って、体を起こした死神が宣言した。



「ワタクシたちはこれより“ソウルイーター”を名乗り、地球侵略へと参りましょう!」



 宣言と同時。

 彼らから漏れ出る命の力(プラーナ)が、弾けた。


ここまで読んで下さりありがとうございます!

現在書き貯めがなくなってしまったので、次回更新はもうしばらくお待ちください!


読んで、応援するぞーって思ってくださった方は、ぜひぜひ「書くがよい」とか「我は好き」「お姉ちゃん最高!」「義妹こそ正義」「ブレイブオン!」などのお気軽感想や高評価いただけますと、奮起できますのでお気軽にぽぽいっとよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。