清明様の憂鬱 特別篇 青龍と天使 63
「石榴」この難解な猛獣女を見てこんなにうれしかったことはないが、
「石榴姫だろうがよ」いきなり殴られた
凶暴さがましている
俺は鼻血を流しながら「あざーす させーん」言った
石榴はキッシーのママのお兄さん、鬼神の長の一人娘で正当な後継者なのだが、恐ろしいほど凶暴で
沸点が低く、なおかつ父親からは溺愛されているので誰も逆らえない
いとこである冷酷キッシーですら、性的暴行を加えられホモになってしまった
だだ、学習能力のない、朱雀だけが時々真っ向から戦いを挑み、そのたびに重傷を負う
「姫、床をあれが敵でチョリース」と鼻血を止めよう首の後ろをたたきながら言った
「ふん」石榴は相手をじっと凝視した
一分の隙もない
脇に二刀の刀を差し、背中にも二刀刀を背負っている
人形のような小作りの愛らしい顔がぐっと引き締まった
そのとき、真紅の炎がこちらに吹きかけてくるような錯覚を覚えた
石榴が放射してきたのは凄まじい殺気だった
そして抜刀すると同時に跳ね上がった
そして俺が足場にしていた机やいすを飛び回って攻撃に入った
すさまじく速い刀が二刀で来る、石榴は恍惚としたような表情を浮かべ始めた
その時、お茶室のレグを思いだした
「姫、ここは頼んだチョリース」と言いながら俺は再びボードを取り出して走った
その時肉の一本が腕に絡んだがジュッと言って焦げた
デボラちゃんからもらった悪霊除けのブレスレットが発光している
さすが、先住民の力が入っているだけある
と思いながら俺はお茶室に思念を送った




