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清明様の憂鬱 特別篇 青龍と天使 64

その間にも肉塊と化したうねりが襲ってくる


  それは着実にお茶室に向かっている


  (おい 敵が向かってるぞ)


   (せりゅーにさんですかあ、敵ってどんなですう)


   また、紫陽花ののんびりした声がしてああイラっとするがここは我慢せねば


   (あのなあ、お前らの持ってるエロ本あるだろあれに出てくる奴だ、にょとにょろ男に巻きついて


るやつ)


   (エロ本だなんてえ、BL本って言ってください、ならんでかったんですう、え、ちょっと待って


今まきつかれてるんですか)


 (ああ、巻き巻きだ、巻きずしよりまかれて大変なところにも巻き巻きになってるぞ


 お茶室も狙われてる、早く戦え)


  (きゃあああ、今行きます)


  あれだけ使えなかった狐たちが葛の葉以外、小走りできっとした顔で出てきた


 先頭には目の座った緑青ろくしょうがいる


挿絵(By みてみん)


 (緑青、戦え)


 (わかってます、きょうから改名します、私の名前はROCK SHOW ですわあ )


  We will We will rock you Rock YOU  ダン ダン と


    足を踏み鳴らして、狐たちが歌った


  その体がメキメキと大きくなり人狼のような大きな狐に変わった


   緑青の意図を悟った俺はプールに飛び込んだ、と同時に


  狐たちが一斉に火を吐いた


   肉塊の中から、苦痛にゆがんだ顔が現れた


  俺は後ろから周り混んでお茶室に駆け込んだそして


   部屋の隅にいたレグに駆け寄った


  「レグ大丈夫か?」 「ああ青龍大丈夫だ、君が無事でよかった」


   びっくりしたような目と優しい眼を見たほっとして幸福さえ感じた


    奥のほうに食用ガエルのような恰好で凍っている特出しハリネズミがいたが


   見ないようにした


    「ここから出よう、逃げなければ・・・・」と言うと


    「あれは?」レグも顔を背けて冷凍ハリネズミを指さした


    「あいつは日に当たれないんだ、ここから出したらかえって危険だおいていこう」


    と言って手を引っ張って外に出た


     外では狐たちが善戦していた


     レグの体があまりの光景に震えだしたのがわかった


    


    


 


  

   

   

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