清明様の憂鬱特別篇青龍と天使 ㊿
戦いの前にお茶室に入る
「昨日は紹介できませんでしたが霙」またむくむく畳が立ち上がり一見おとなしそうだが
利発そうな目をした娘が現れて「どうそよろしゅうに」と頭を下げた
昨日の娘たちも少し警戒を解いているようだ
「緑青」葛の葉が言うと
この中では一番年上に見える、勝気そうな娘が現れた
「緑青でございます、私たちは長い間この茶室を守ってまいりました」
と言って頭を下げた
「全部覚えきれるわけないだろう」青龍が言うと「そうですね、番号がいいでしょうか?」
緑青と言われた娘が言ってほかの娘がクスクス笑った
「努力いたします」レグは言って丁寧に頭を下げた
お茶室の侍女狐たちは少なからず好感を持ったようだ
「昨日縫ぬいが説明したと思いますが私たちが守るのはあくまでこのお茶室、あなた様が何かにひかれ
て外に出ないように全力はつくしますが、私たちも普段から幻術で死んだふりや大けがをしたふりを使
います
絶対に同情などは禁物です
いっそのこと眠っていてもらいたいのですが何か不測ふそくの事態に行動が遅れます
一切を無視してください」
緑青が言ってレグがうなづいた
「あと石榴については説明しましたか?」
「はい」レグが答えた
お茶が一回りしたところで 「では私たちは反対側からまいるそろそろ月も頃合いじゃ」
と言って葛の葉が立ち上がった
「石榴のことは待たないので?」 「あいつが時間通りに来たことはないじゃろう」
葛の葉が言って青龍と立ち上がった
レグが立ち上がって「無理はしないでくれ」と言って青龍を抱きしめた
戦闘できるものが青龍だけと思い出しての心配のハグでハグに慣れて来ていた青龍も「大丈夫だ」と
言って抱きしめ返した
だが、周りは騒然となった
「あの今のはあのあの」いつも冷静な緑青がとり乱している
「接吻はしないのですか?」「しておいたほうが」きゅうにキャンキャン騒ぎ出した狐たちを
何とかなだめて外に出てから葛葉が思いついたように薄い本を渡した
「お前らの協力によってはそこに連れってってくれるそうじゃ 稲荷様には内緒じゃ」
キャンキャンけんけんけんキャンキャンお茶室はハチの巣をつついたようになった
「お前何を渡した?」青龍が言った
「池袋に乙女通りとかいうとこがあるらしくてねBL喫茶とかあるらしくてね まあそんな本をね、稲荷
様はそういうのにうといからたいくつしてんのよ」
「連れてってくれるって言ってなかったか?誰がだ」
「さあ 聞き違いじゃ、きっと・・・・」
おせきが出て寝られないので誤字脱字許してね(-_-)zzz




