記録石
親友は特別だよね?
お昼休憩の時間、私は部屋に戻っています
部屋から声が聞こえてきたのでルーティが戻ってると思い扉を開けるとそこには、宙に浮いていて喘いでいる女の子がいました。
いえ喘いでいる女の子の映像が空中に浮かび上がっていたのです。
そして映像は何処から浮かび上がっているかというと記録石と呼ばれてる石からでした。
「えっええええ」
浮かび上がってる幼女はどうやらお風呂場にいるみたいで何も身につけていないようです。
そして幼女は毎日毎日鏡で見ている気がするのですが気のせいでしょうか?
何がどうなっているのかわかりませんが、まず一番知っていそうな人に聞くのが一番だと思うのでもう一人の部屋の主であり
そして映像を見ている張本人に聞こうと思います
「ルーティえーと? こんにちは」
「ん、こんにちは」
「聞きたいことがあるんだけど、あのねそれどうしたの?」
「撮影した」
「そうなんだー·····じゃなくて、なんで昨日のお風呂の出来事が記録石に保存されているの!」
なんでですか! あの時誰もいなかったのに
「気配を消してたから、ルミリア気づかなかった」
「なんで気配を消していたんです?」
おかげでとても恥ずかしい一部始終が録画されてるじゃないですか!
気配消してたんですか! 全く気づきませんでした。
ちなみに記録石とは地球でいうビデオカメラなわけですが、結構な値がするはずなんですがなんでルーティが持ってるんですか!
「ルミリアが心ここにあらずだったから、これは何かあると思った。スペーラ様にルミリアの成長記録を残したいと言ったら後で焼き回しを上げるという約束でくれた。」
なんで記録石をあげちゃうんですかスペーラ様ーおかげで私の痴態が録画されちゃったじゃないですか!·····あれ、スペーラ様もこれ見るんですか?
「ルミリア安心して、スペーラ様に渡すのは焼き回しをした今までのと前半のマッサージと朝ことだけ、わからないように編集するから安心」
「それなら安心って──安心できる訳無いじゃないですか! 今すぐ消してください」
「だめ、家宝にする」
「ダメですーー」
私は記録石に目掛けて飛びつきますがルーティに先に記録石を取られ、スルっと避けらてしまいました。
「ルミリア暴れちゃダメ、家宝にする。ゆくゆくは世界にルミリアの愛らしさを広める予定」
なんですって、あの恥ずかしい映像が世界に広まるかもしれないんですか!
「安心、ルミリア可愛い、大丈夫」
どこにも、安心できるようそんてないですよぉ
「お願いだから消してー」
「嫌なら今から一日中おむつにする」
えーと、おむつってあれですよね? いつも寝る時に履くものですよね。あれを一日中そんなことされたら、興奮してトイレが余計に近くになっちゃいますよ····ダメです······記録石ならどうにか出来るチャンスがありますけど、実はおむつを一人で履けないんですー
「わかりましたから、一日中おむつはやめてください! お願いします」
「うん、わかった。あとルミリアに言っておく事がある。バックアップのバックアップはとってあるから大丈夫」
「えっ」
いつか恥ずかしい記録石をどうにかできる日が来るといいな〜
ルミリアは崩れ落ちるのだった。
「あれーここにあると思ったんですけど?」
「ルミリア、これ探してる」
「あ、ルーティ何も探してませんよ本当ですよ?」
「寝る時おむつ無し」
「え、お願いします許して〜そんなことされたら、起きたらおおきな地図ができちゃってますー」
「仕方ない、今回だけ」
「ルーティありがとうございますですー」
「次はない」
「ぐす·····わかりましたルーティ」