居酒屋【あまみん☆堂】
「居酒屋【あまみん☆堂】? 変わった名前の居酒屋だな」
そう呟きながらツリーハウスの戸を引くと「いらっしゃい、好きなところに座って」と俺よりも若い青髪の少女に言われたのでとりあえず席に座る。
(あんなガキが板前やるってのか?)
格好からしてそう思うとかなり不安になってくる。
すると今度は居酒屋に似つかわしくない長髪で白い髪が目立つ美人のエルフがやってきたので驚きである。
「これ、お通しです」
といきなり枝豆を渡されたのだが...。
「おいおいおい、俺はまだ何も注文してないぞ?」
そう返したのだが。
「店長の意向によるサービスですのでごゆっくり」
俺は呆気に取られてしまい思わず「なんなんだ?」と呟いてしまう。
とりあえずサービスというので俺は枝豆を食べてみると...!
「んお!?」
思わず驚きの声を上げてしまった。
(なんだこの枝豆は!? こんなみずみずしい枝豆をこんな山奥で食える訳がない!)
そう、まるで王都で出されるような本格的な枝豆だったのである。
程よく貴重品の塩も使っていていい味が出ているなと思いつつも少し怖くなってしまった。
(これ...サービスだからいいけどさ。注文したらとんでもない額請求されるんじゃあ...)
枝豆は確かに美味かったが、それはそれこれはこれだ。
少し金額が恐ろしいと思いながら恐る恐るメニューに目を通す俺なのだった。




