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第12-1話 『フラン共和国の再建』
フラン共和国は、過去のサラザールの圧政によって荒れ果てていた。
しかし――
エリオット代表議員の復帰が、国に希望をもたらした。
「まずは、税金を払えずに捕らわれていた国民を全員解放する。」
エリオットはそう宣言し、牢獄にいた人々は涙を流しながら外へ出てきた。
当面の食料を配布し、国民の貧困を緩和するために、3年間は税金を取らないと決めた。
商売が厳しい者には無利子貸し付けを行い、城で必要な物資をその店からも買うようにした。
親を失った子どもたちを守ってきた私設養護所は国営化された。
「普通の家庭の子どもと同じように、豊かに育ててあげたい」
エリオットの言葉に、国民は再び希望を抱いた。
コトルー王国からもらった六穀の種もみを畑にまき、国はゆっくりと再生を始めた。




