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とある日の夜
俺の名は名乗るほどではない、きっと俺に名前を呼び掛けてくれるヒロインなんてものは存在しない。
ブゥウゥゥゥン、ブゥウゥゥゥン)「何だよ隣の台が当たりやがったか」と隣で友達はささやく、何で1パチなのに、こんな両方当たらず仕舞いなんだよと俺は5000円を消費して、倦怠感が重くのしかかる。
なんで俺は生きてんだろうなあ、受験での勝負にも負け、パチンコでも負ける。まあ、そもそも1パチなんかを打ってる時点で俺は間違っているということは分かってる。それでも、悔しいと思うのは、俺の器がきっと小さいからだろう。
「まあ、1パチだからいいじゃん。風俗いける分だけ金は残ってんだろ」
童貞を卒業したらきっと、俺は解放されんだろうな、劣等感とかから。まあ、次は、素人童貞で苦しむんだろうけど。
「ああ、そうだな、最初からその目的できてんだ。これ以上は掛けらんねえな、弱者なのになんでお金がかかっちまうんだろうな。やることなすことに、ああ、幸せになりてえ」
自分で選んだ選択なのに、他責にしようとしてる俺がいる。俺はマズローの下の階級で一生生きてるだけで幸せと言い続けて過ごすんだろう。弱者と云うのは本当に醜い。




