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(27)我儘(わがまま)

 子供とは妙なもので親のしつけあまいと我儘わがままに育つ傾向がある。心理学者によれば、心そのものが発達過程にあり、未だ確立していないからだそうだ。だから、━ 三つ子のたましい、百まで… ━ とかなんとか言われる所以ゆえんだろう。まあ、大人になっても我儘な人はいるものだが、それはその人がそういう人だというだけのことで、性格上の問題に違いない。我儘に育った可能性も多分にあるのだろう。まっ! この件に関しては甘辛あまからに関係なく、考え方に個人差もあり、お話を書くだけにしたい。^^

 とある家庭である。日曜ということもあるのだろう。朝からにぎやかな親子の声が響いている。

「俺のハンカチ、知らないかっ!? …あっ! あった、あった!」

「そりゃあるわよっ! ったくっ!」

「正也、話の続きっ!」

「そうは申されるがのう、母上。父上は毎日、千円でござるぞっ!」

「なによっ! その時代劇言葉はっ! パパは、ねっ! お勤めがあるのっ!!」

「お勤めならば、毎日、1000円、戴けるのでござるかっ!? どうも、合点がてんが参らぬっ!」

「パパはねっ! お付き合いがあるでしょ!!」

拙者せっしゃとて、同輩との付き合いがござるぞっ!」

「あんたは小学生でしょ!」

軽輩けいはいと見て、あなどられるご所存かっ!」

「ったくっ! 育て方が甘かったのかしら…」

 そこへ、離れから祖父が現れた。

「お義父さま、おはようございますっ!」

「おはようござりまする、未知子殿。おう! 正也殿! お早いお目覚めでござるなっ!」

「これはこれはご老人! 今朝もご息災そくさいで何より…!」

「ご挨拶、痛み入るっ!」

 母親は、『我儘は二人ともか…。好きにやってなさいっ!』と辛く思ったものの口には出せず、思うにとどめた。

 ご老人とお孫さんの話し方が我儘なのか? どうかは定かでない。^^


 ※ 風景シリーズに登場された湧水家の皆さんにスピン・オフでご出演して戴きました。^^


                  完

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