(26)半(なか)ば
甘いと辛いの半ばとは、いったいどういう状況、状態なのか? を考えてみることにしたい。昼どきで少し小腹は空いているが、そこはそれ、ハングリー精神で書き進めることにしたい。同じ物事でも甘い見方だと笑えてしまうものが、辛い見方だと怒れてくるのは不思議といえば不思議だ。^^ では、半ばならどういうことになるのか? だが、怒りながら笑う、あるいは笑いながら怒る・・という状態が想像される。今日は、そんな甘くも辛くもないお話だ。^^
どこにでもいるような二人の主婦が道端で話している。
「あ~~らっ! そんなこと、ちっとも知らなかったわっ!」
「私だってそうよっ! 学校から帰った正也から聞いて知ったんだからっ!」
「そんなに辛くなったのっ!?」
「まあ、就職は、どちらにしろ甘く入れるもんじゃないんだけどっ!」
「私達の時代は、よかったわねっ!」
「そうそう! 人が足らない時代だったからっ!」
「今は物と一緒の扱いでしょ!」
「そうそう! 派遣なんだからっ!」
「もう少し、大事に考えて欲しいわねっ! まっ! うちの子は、甘くも辛くもない半ばの子なんだけど…」
「ほほほ…またまたっ! 多星ちゃんは、よく出来るわよっ!」
「名前だけは光ってるんだけどねっ! 会社受けしない半ばの子で困るわっ!」
「半ば・・いいじゃないっ! うちの子なんて光もしないんだからっ!」
「ほほほ…またまたっ! 氷柱ちゃんはよく出来るわよっ!」
「一応、尖ってはいるけどねっ! すぐ融ける子だからっ!」
二人の主婦の話は甘くも辛くもなく、半ば馬鹿馬鹿しく続いていった。^^
完




