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体調不良のため更新できずにおりました。

楽しみにしてくださっていた方、申し訳ありません;;


そんな感じですので次回以降の更新予定は未定となっております。


詳細聞きたい方だけ下に記載しておりますのでどうぞ。




(なんて風通しが悪いの!)


いや、故国とて、そこまであけすけに見えるものではなかったが。

機密事項以外は王宮に行けば誰でも手続きをして閲覧ができた。

利権を貪っている貴族だけではなく鼻の利く商人だって事業の足掛かりになればと、せっせと通って閲覧していたのだ。

…まあ、商人の場合執務官に顔を覚えてもらったり、現地でしか手に入らない噂話程度の情報も拾いに来ていたようだが。


面談を終えたテオドールを隣室へ帰して、学長に詰め寄るように話を聞いた結果がこうだ。


「基本的に王竜の候補者たちはそれなりの家柄…言うなれば高位貴族から輩出されることが多く、下位貴族であってもそれなりの家門の者でして。そういった家では幼少期より家庭教師を付け、候補者として社交の場に出しても恥をかかぬよう教育を施します。そのためにどの世代であっても招集は十数年後を基準としてきました」


学長はおもむろに隣室を見やる。

今期の候補者たちに思いを馳せているのだろうか。


「ただ年々爵位にバラツキが出るようになり、今年に至っては半数以上が下位貴族でした。オリヴィエのように真面目な性格なら例外たり得たかもしれませんが」


学長が、はあ、と息をつく音がやけに大きく部屋に響く。


それ以外にも、最近の竜王陛下たちは大々的に自分の功績を知らしめるようなことをなさらなかったのだという。

黙々と公務を熟されていたと言えば聞こえはいいが、要は仕事してるんだか遊んでるんだか分からない、と思われていたわけだ。

ここ最近は大きな戦や食糧危機もなく平和に平淡に暮らすのが当たり前になりすぎているのも理由の一つだろう。


つられてディアも溜息をつきそうになって慌てて口元を引き締めた。


(下位貴族が想定外の事態だと言うのなら、ただの人間の私が選定者として呼ばれてしまったことなど青天の霹靂でしょうに。私は溜息をついていい側ではないわ)


いつの間にか隣の部屋がやけに騒がしくなってきた。

そろそろ彼らを待たせておくのも難しいかもしれない。


「それでもどこかの高位貴族に連なるような下位貴族家であれば教育に熱も入ろうというものでしょうが…」


ディアの眼には神妙な表情で言葉を濁す学長から、悔いるような、悲しみのような感情が立ち昇っているように見えた。

根っからの教育者に見えることだし、きっとこの状況にだけ、というわけではなくもっと昔から何かを感じていたのかもしれない。

竜王陛下の執務の事といい、解決しなければならない事は積まれるばかりだ。


ともあれ、面談は半分以上を残して止まってしまっている。

先程も隣から何かが落ちるような鈍い音もしていたことだし、早めに再開したいところだ。


「学長、気持ちは痛いほど解ります。けれどそれは一朝一夕に解決できない難しい問題です。()しんば今ここで解決策を捻り出せたところで、すぐに状況が変わるはずもありません」


自分も先程までその状態だったので特大のブーメランが突き刺さるのを感じつつ、ディアは話を続ける。


「解決策の模索から先を後でやることと決めて、今は残りの候補者への面談を進めてしまいましょう」


何でもない事のように軽く、天気の話をするかのように、事も無げにディアは投げかけた。


「…ふぅ、そう致しましょうか。いやはやお気遣いに感謝致します」


そう苦笑している学長の表情は思ったより悪くなかった。


「では、次の候補者を呼びましょうか」


隣に居るグロッシュラーに知らせるために、学長は机の上の魔道具に手をかざした。

すると隣からガタガタと音が聞こえてきた。

そしてそれからすぐ、ノックもそこそこにドアがバンッと開かれる。

上の蝶番が外れかけてカタカタ鳴っているのを心配しているのはディア一人。

その他の者は開けられたドアがミシミシと軋んでいるのを見て片眉を跳ね上げていた。


「ハイジルコン子爵家スコルヴでっす!よろしくお願いしまぁす!」


先程と似たような入室をしてきたのはスコルヴ・ハイジルコン子爵令息だった。





実は暫く病院通いをすることになりまして。

最近急に寝込んだり点滴に通ったりしなきゃいけない事が増えたんですよね。

画面を見るのも厳しい日が続いているため、定時の更新が難しくなっています。


勿論そんな瞬間ばかりではないので、できるときにはアップしていくつもりでいます!

状態が落ち着くまでの処置となりますので、ご理解を頂けたらと思います m_ _m

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