どうやら
蜂須賀小六「木下秀吉なる者は尾張中村で生まれたとか。何故私に声を掛けて来たのか?を尋ねた所……。」
木下秀吉の父が、かつて蜂須賀小六の父に仕えていた。
蜂須賀小六「その縁を伝ってやって来たとの事でありました。私自身。木下秀吉並びに彼の父との面識はありません。」
三浦氏満「どのような誘いを?」
蜂須賀小六「信長を犬山へ引き入れる切っ掛けを作って欲しいとの事であります。」
三浦氏満「それに対し蜂須賀殿は?」
蜂須賀小六「現時点で信長に頭を下げるつもりは無い。」
三浦氏満「それで木下は?」
蜂須賀小六「食い下がって来ています。あの手この手を使って。正直に申しますと……。」
彼に仕えるのであれば良いとも考え始めています。
松平元康「岩倉の信賢様への恩義がある事。その信賢様を追い払った信長に思う事がある事。その信長に木下仕えているためであります。もし今……。」
木下秀吉が独立したら?
蜂須賀小六「信清の下を離れても構わないと考えています。」
三浦氏満「……最も危険な状態では?」
松平元康「はい。実際、蜂須賀様は……。」
斎藤道三の無念を晴らす仕事であれば。
松平元康「との条件を木下に提示しています。つまり織田信長が尾張を統一した暁には……。」
木下秀吉に仕える考えにあります。
松平元康「その前に手を打たなければなりません。私は蜂須賀様を……。」
犬山から引き剥がす考えにあります。
松平元康「蜂須賀様はこれまで美濃や岩倉で活躍されて来ました。ただその一方、蜂須賀様は……。」
27歳まで海東郡で活動されています。
松平元康「離れる切っ掛けとなったのが蜂須賀様の御父上正利が亡くなられた事。相続で……。」
蜂須賀小六「はい。一族に奪い取られ、離れざるを得なくなってしまいました。」
三浦氏満「津島周りに明るい?」
蜂須賀小六「はい。」
松平元康「それだけではありません。今居る犬山に美濃。そして岩倉では実際に指揮を執り、活躍されています。今後の信長攻略の助けとなる事間違いありません。」
三浦氏満「しかし問題なのは……。」
木下秀吉との関係。
三浦氏満「既に籠絡されているとなっては……。」
蜂須賀小六「木下は今、東美濃の調略の任にあたっています。」
三浦氏満「犬山を通り越して!?」
蜂須賀小六「はい。信長の目は既に尾張だけに留まっていません。ただ秀吉が美濃で働き掛けをしていると言う事は……。」
彼が海沿いに姿を見せる機会も少ないと考えます。
松平元康「信清様には蜂須賀様の貸し出しを願い出。了承を得ています。きっと大きな力になっていただけると考えます。」




