東洋の覇者 第一話~第五話
第一話 東洋の覇者
大日本帝国
その国は大国に囲まれながらも著しく成長を果たした国である。
しかし、この国はアジア・太平洋戦争で米国に敗れた。
皆さんは考えたことはないだろうか。どうしたら日本にも勝機があったらと。
一九三七年 七月七日 盧溝橋事件勃発
政府はこのことを受けて温和に中国と解決しようとし、話もかなり進んだかと思われたが、結果は決裂。
これを気に関東軍は七月二五日に政府の受諾を得ずに中国に侵攻、またたく間に進軍していった。
一九三七年 八月二日 市ヶ谷
「これはどうするんだ!」
一人の男が錯乱していた。当たり前だ。これはいわば国際問題なのだから
「もう関東軍は大日本帝国陸軍ではない。あれはもう賊軍だ!」
「しかしもう手遅れかと、世論では開戦の機運でしたから。しかも国民は関東軍を英雄と呼んでいます。」
「政府からの応答はどうだ。」
「政府としては今日中に宣戦布告すると。」
「これを列強国はどう感じるかだ、、、」
一九三七年 八月二日
中華民国と大日本帝国は互いに宣戦布告した。列強の国の一部はやはり良い顔をしなかった。
早速に米国と英国は日本に対して禁輸措置が取られた。
しかし、ソ連はこの侵攻に対しては消極的な態度を示しており、更には、第三帝国とイタリア王国が意欲的な態度を示したため、日本政府はこの二国に対してすぐさまコンタクトを取った。
そして、一九三七年 十一月十八日 ベルリンにて、日独伊三国軍事同盟 締結
この報道は世界を緊張させた。それから日独伊は互いに開発協力をしたり、友好的な関係を築くことに成功した。
この交流はソ連の交通網を使用していたため、米国はこれをすぐさまやめさせるように通告、しかしこれをソ連は拒否した。
世界は今緊張状態にあった。
第二話 日中戦争
一九三七年 八月二日 日中戦争勃発
それからというもの日本陸軍は勇ましく戦った。
日本はすぐさま北京を陥落させ、陥落を確認した後、山東半島へ上陸作戦を決行。
結果としては成功し、この時点で互いの被害は、中国軍三万人に対して日本陸軍は六千人程度であった。
一九三七年 八月二八日 北京を攻略した関東軍第十二師団と山東半島を攻略した支那派遣軍第三十六師団が合流に成功した。
一九三七年 九月三日 北からの関東軍第九師団と上陸してきた支那派遣軍三十七師団によって上海陥落。
一九三七年 九月十四日 戦車第十二連隊と関東軍第十四師団が南京陥落。
このように日本軍は中国戦線で、圧倒的に優勢であることを知らしめた。
都市部を攻略するのに大きな力になったのは、「九五式戦闘機」と「九五式軽戦車」だった。
中国軍は部隊の機械化が揃っていない中、日本陸軍は航空機や戦車を利用した電撃戦を発動した。
一方、米国にて
「クソ!ジャップは何故あそこまで強いのだ!」
米国はフランス領インドシナから中国軍を支援していた。具体的には銃火器や戦車、航空機などを譲渡していた。
「おそらく士気の違いだと考えられます。」
というのも日本の最終の戦争の目的は「欧米からの亜細亜開放」なので日本軍は躍起になっている。
しかし派遣された米軍たちは自国から遠い国で命を懸けないといけないのか、という考えがあったため、脱走や敵前逃亡は当たり前になっていた。
「しかしこれ以上の支援をしたら日本にバレてしまうかもしれません。」
「しかし、中国を見捨てるわけには、、、」
『伝令!香港陥落!繰り返す!香港陥落!』
「マズイな、、、支援ルートにもう気づかれたか、、、?」
結果から言うと日本軍は気づいてはいなかった。日本軍は中国南部と東部の前線を二分化しようとしたのである。この行動が功を奏して支援が少し収まる。
「しかしあいつらは石油などの資源はどうしているんだ?禁輸政策で石油は底をつきそうなはずなのだが」
「日本はソ連から輸入しているのだと考えられています」
「日本が?あそこは共産主義が否定されているのではないか?」
「おそらく石油は流石にやせ我慢できなかったのでしょう」
「しかしソ連は何を考えているのかまるでわからない、、、」
一九三七年 十月一日 第二次黄海開戦勃発
交戦戦力は、日本軍 戦艦一隻 空母一隻 巡洋艦三隻 駆逐艦六隻 補給艦十二隻
中国軍 巡洋艦五隻 駆逐艦七隻
大日本帝国海軍が補給艦を護衛していたら空母「龍驤」の「九六式艦上戦闘機」から「敵艦隊ヲ発見ス。」という電文が来たことで敵艦隊を発見した。
すぐさま戦闘態勢に入った。
最初は「龍驤」から繰り出される航空戦だった。
「九六式艦上爆撃機」と「九六式艦上攻撃機」合計十機が敵艦隊を攻撃した。
第一次、第二次攻撃とで巡洋艦一隻と駆逐艦二隻の撃沈に成功し甲板では拍手喝采だった。
敵艦隊が撤退しようとすると、戦艦「金剛」と駆逐艦六隻が砲撃戦を展開した。
黄海に砲撃音が轟く、その音は山東半島まで聞こえたという。
結果は巡洋艦六隻撃沈、駆逐艦五隻撃沈、残り二隻は大破。
損害は艦上機二機、補給艦二隻撃沈、駆逐艦一隻が中破、駆逐艦一隻小破。
この海戦は日本海軍の勝利で幕を閉じた。
一方、陸軍はというと、順調に進軍できているが、首都を移されるばかりで暖簾に腕押しの状態だった。
しかし、確実に敵戦力を削ることに成功していた。その例としてこの戦争での死傷者は日本軍は十六万人の死傷者に対して中国軍の死傷者は七十六万人まで膨れ上がっていた。
海軍に関しては日本海軍は健在だが、中国海軍は第二次黄海海戦やその他の海戦で壊滅。そして海に面しているほとんどの領土を占領することに成功し、中国海軍は解体された。
そして、支那派遣軍第三十七師団、第二十六師団が西安になだれ込み
一九三七年十一月十七日 西安 陥落
そして、中国は首都を重慶に移した三日後
一九三七年十一月十日に重慶での激戦が繰り広げられた。
日本軍は歩兵十二万人、騎兵三百二十人、戦車百七両、航空機八十六機
中国軍は歩兵十六万人、戦車七十四両、航空機五十八機で迎え撃った。
中国軍はゲリラ戦法で善戦するが、それを航空隊が蹂躙。
参戦兵力はこの二国だけでなく、中国軍には残存米軍が日本軍には独伊の義勇軍が奔走していた。
三十八時間の大激戦の末、歩兵三万二千五百六十一人、騎兵百二十七人、戦車七十六両、航空機六機の多大な損害を負ったがこの戦闘に勝利した。
一九三八年一月十五日 中華民国 降伏
大日本帝国は半年で日中戦争に勝利した。
戦後、中国は日本の同盟国として、中華帝国として独立を果たした。しかし同盟国とあるが実際は傀儡政権のようなものになっている。
次に日本が牙を向くのはどこになるだろうか?
第三話 東南亜細亜に響く軍靴の音
一九三七年一月十五日の中華民国降伏によって英国、仏国は、枢軸国によるこの二国に対しての攻勢があるのではないかというで考えが二国の中で広がり、二月十三日に仏国の首都パリで会談が行なわれた。
結果としては、枢軸国が英と仏のどちらかに宣戦布告した場合には、もう一カ国も参戦する。という内容が決定した。
しかし、米国はモンロー主義を貫いているため会議に不参加、二国の国民は米国に対して疑念を抱く結果になった。
米国の考えは、できるだけ戦争をしたくないようだが、その考えが裏目に出たようだ。
ところで枢軸国は一体何をしていたのかと言うとこちらも日本の首都東京で会議が行なわれていた。
会議の内容とは、「第二次欧州大戦の計画」つまり枢軸国は、連合国に対して宣戦布告しようとしていたのだ。
会議の結果は、第四段階に分けられる。
第一段階 米国とソ連に不可侵又は中立条約を取り付ける。
第二段階 独伊による英仏への宣戦布告。日本は東南亜細亜の英仏領への進出。
第三段階 ソ連への宣戦布告
第四段階 米国への宣戦布告
枢軸国はすぐさまこの計画、通称「一号計画」を開始した。
ソ連、米国への不可侵又は中立条約への締結はかなり難しいと考えられていたが、案外すんなり行けた。
一九三八年 七月三日 日独伊が英仏へ宣戦布告。日独伊の侵攻が始まった。
独国はまず最初に仏国のマジノ線の突破を図り侵攻。伊国は仏国の南部からじわじわと侵攻した。
日本は、仏領インドシナと英領マレー半島、英領ボルネオ島に侵攻を開始した。
世界には枢軸国の軍靴が響いている。
第四話 世界を覆う軍隊の波
一九三八年 七月三日 大日本帝国陸軍が仏領インドシナに侵攻し、英領マラヤと英領ボルネオ島には上陸作戦を発動した。
またたく間に日本軍は侵攻していった。
東シナ海を航行中の輸送船にて
『各自、放送を聞く体制を取れ』
と艦内放送が流れたので自分は甲板にいたから、ここから聞くことにした。
にしても暑いな。汗が止まらない。隣の人だって汗だくだ。
「暑い」
俺がそう言うと隣の人が、
「確かに暑いな。東北生まれにとってはかなりしんどいよ〜」
「珍しいですね!」
俺の同期にも東北生まれは、かなり少なかった。
「君の出身は何処か聞いてもいいかい?」
「私は四国の方でして」
「そうか、、、生きて帰れたら良いね」
「そうですね。なんとしてでも生きて帰ります」
俺には妻と一歳の息子がいる。妻を絶対未亡人にはしない。そう心に決めて祖国を出発したのだ。
『今から作戦概要を説明する。今回の作戦はまず最初に英領マラヤの「コタバル」という街に強襲する。
そして港を確保し、制圧が確認されたら他の地域に進軍を開始する。以上である』
すごい簡潔に終わったな。もっと色々あると思っていたのだが
『更に言っておくと、今回輸送船団を護衛してくれているのは、戦艦「金剛」「比叡」「榛名」そして空母は「加賀」と「赤城」さらに、巡洋艦五隻、駆逐艦九隻で我ら含めた輸送艦十七隻を護衛してくれている。くれぐれも感謝を忘れぬことだ。これにて放送を終わる』
すごい大艦隊だ。俺たちは期待されているのだ。これは負けられない。
「僕昼寝してくるね〜」
「あぁ、おやすみです」
こんな時に寝れるとはすごいな。
西村技術上等兵はそう思いながら、「加賀」を眺めていた。
一九三八年 七月四日 八時二分 マレー沖海戦勃発
マラヤ上陸成功後に、帰投しようとコタバル港を出港した後にマレー沖で英艦隊を発見した。
敵編成は、戦艦四隻、巡洋戦艦一隻、駆逐艦五隻の艦隊であった。
日本艦隊はすぐさま艦上機を発艦させた。合計六十八機の艦上機が敵艦隊に猛攻を与える。
この航空戦で敵戦艦三隻撃沈、巡洋戦艦一隻撃沈、駆逐艦二隻撃沈と一隻中破の損害を与えることに成功した。
砲撃戦すら起こさせずに敵艦隊の過半数を撃沈することに成功したことを世界の国々は驚愕した。
勝敗の要因はどうやら、英国の日本への航空戦力をかなり過小評価していたようだった。
大日本帝国海軍のパイロットによると「鴨がネギを背負って現れた。」とのことだった。
一方、欧州では、マジノ線で大激戦が繰り広げられていた。
しかし、一九三八年の七月十日に、伊軍と独軍の挟撃は対処できずにマジノ線を突破された。このとき独軍で使用された兵器の中で特に猛威を振るったのは「Ⅳ号戦車」という新型戦車と「Ju87」という新型急降下爆撃機であった。
「Ju87」には急降下爆撃時にサイレンのような音がなっていたため連合国側から「悪魔のサイレン」と恐れられていた。
当時、枢軸国では、陸の独国、海の日本と言われていた。が後にここに空の伊太利亜も追加されることになる。
その理由とは、伊は日本が航空機で大戦果を上げたことを聞いた瞬間に航空機の開発に力を入れ始めたからである。
一九三八年 七月五日 英領マラヤの攻略成功
七月七日には東洋のジブラルタルことシンガポールを攻略。破竹の勢いで進軍する日本軍に対して、英仏軍はただただ蹂躙されていった。
一九三八年 七月十六日 仏領インドシナ降伏
その後に、すぐさま英領ボルネオ島を降伏させ、連合国の資源地帯の奪取に成功した。
これはかなり連合国にとってかなり厳しい状況になった。
さらに、日本軍はフィリピン以外の東南アジアへどんどん進出するであろう。
第五話 世界各地の激戦
一九三八年 一月十八日
「かなりマズイな」
「どうされたのですか?」
「どうしたもこうも、中国のことだよ」
中国は一九三八年の一月十五日に抗戦虚しく敗戦してしまったのだ。
「こんなに早く中国に勝つとは思っていなかったんだよ」
米軍の上層部は最低でも一九四〇年まで中国は耐えると考えられていた。
しかし実際は約半年で降伏してしまった。
理由は色々あるとされているが、
まずひとつは士気の低下。
蒋介石や朱徳などの中国軍の指導者が殺害されたことを受けて士気が低下してしまったようだ。
次にソ連や独逸、伊太利亜の日本への支援が原因とも考えられる。
ソ連を通じて、同盟国の軍事支援やソ連の石油の輸出が日本の背中を押していたようだ。
特に独逸の支援が強く、技術協力や戦車の輸出がかなり有力だったようだ。
ちなみに伊太利亜の支援は食材がメインだったらしい。
前線の兵士からはパスタ美味しい!と好評だったが、パスタは水をかなり浪費するので現場の司令官からは嫌われていた。
史実のブラックジョークで「水が無い砂漠のど真ん中でもパスタを茹でるので、すぐ水不足になる」というブラックジョークもある。流石パスタの国。この世界でも水不足になっている部隊がいるとかいないとか、、、
さて、閑話休題だ。話を戻そう
「クソ!強すぎる!」
「しかし、こんな情報が諜報員から入手しました。どうやら日本軍は対潜の技術面に遅れがあるとのことです。」
「なら潜水艦を建造させるか、、、?」
「しかし問題が一つ」
「何だ」
「技術の遅れを熟練の兵士が賄っているという情報もあります。しかも、この日中戦争で譲渡した最新鋭潜水艦四隻が中国軍の技術不足もあるかもしれませんが全滅したとのことです」
「え?化け物すぎない?」
「しかしこれが事実です。」
「、、、、、、潜水艦の建造を少し減らせ」
「、、、了解しました。」
一九三八年 八月三十日 仏蘭西 降伏
この報道は日本まで驚愕させた。伊は仰天していた。
中国は半年の間耐えたが、仏は二ヶ月で降伏した。
これに関しては理由があり、
まず制空権での劣勢があった。どうやら新型機の開発に余裕がなかったようで独の新型戦闘機Messerschmitt Bf 109(メッサーシュミット Bf109)によって制空権を奪われていた。
それともう一つ、それは独軍の電撃戦の力だった。仏軍の予想を超える電撃戦のスピード、力に押されて敗走を続けていた。一方独軍はペルビチンという薬品を兵士に配給し文字通り不眠不休で進軍した。
一九三八年 九月二日 ロンドン
「仏が降伏してしまったな」
一人の男が紅茶をすすりながら言った。
「かなりマズイですね」
英は独に対して和平を申し出ていた。内容としては植民地の放棄や譲渡である。英はなんとかブリテン島を戦火から守ろうとしていたのである。
しかし、独はこの話に消極的であった。
「和平もあまり乗り気ではありませんし本当に危ないですよ」
「案ずるな。我々はドーバー海峡の制海権を持っている。これも偉大なる英国海軍のおかげだな。」
英国艦隊は確かに独にとっては強烈なほど強かった。
「しかし、日本にはやられましたね」
「あぁ、まさか空母を主力に攻撃してくるとは」
「あれからも東南アジアでは着実に撃沈されていってます」
英国海軍は英領を失ってからはオランダ領から出撃していた。
「もう撤退なさっては?」
「いや、和蘭は海軍が強くない。だからこそ海軍を増強しなければならない。」
「左様ですか」
英国は知らなかった。後にこのことが戦線を拡大させることになると。
一九三八年 九月九日 日本軍がオランダ領東インドへ宣戦布告
開戦理由が蘭領東インドに英国海軍が停泊しているからであった。
九月十日には独伊もオランダへ宣戦布告。
このことを受けて英蘭連合艦隊が出動した。
一九三八年 九月十三日 フィリピンの米軍が南沙群島沖で日本艦隊を発見し英蘭へ報告し海戦が勃発
日本 戦艦三隻 航空母艦四隻 軽空母二隻 巡洋艦三隻 駆逐艦十二隻 輸送船二十七隻
英蘭 戦艦五隻 航空母艦二隻 軽空母一隻 巡洋艦七隻 駆逐艦十六隻
「日本海軍の偵察機を発見!」
「なんとしてでも撃墜するんだ!先制攻撃ができなければ我々の敗北は必至だ!」
「了解!全艦に告ぐ!あの偵察機を撃墜しろ!急げ!」
大日本帝国海軍 旗艦「赤城」にて
「司令、偵察機が敵艦隊を発見をしました」
「、、、、第一次攻撃隊発艦用意。そして、あれを十機攻撃隊に加えろ」
「了解しました。あれですね。」
「、、、、、、、あぁ」
すると隣の男が伝声管に、張り詰めた声で
「第一次攻撃隊発艦用意!繰り返す、第一次攻撃隊発艦用意!更に、新型機である零式艦上戦闘機を十機発艦用意!」
零式艦上戦闘機 これは、速力、上昇力、航続力がとても優れている戦闘機である。
史実では運用開始は一九四〇年の四月だが、戦時下であるため、軍事費が大量に投入され、開発が前倒しになり開発に成功した。
だが、まだ量産体制には入れていないのが課題である。
日本時間 十五時五十七分
「日本の艦上機が来ました!」
「迎撃だ!全機発艦させろ!対空砲火もだ!」
「了解!全艦にに次ぐ!対空砲火!そして全機発艦せよ!」
ここで合計二百機近い航空機が入り乱れる大激戦が繰り広げられた。
「お、、、おい!なんだよあの戦闘機!足がねえぞ!」
「何いってんだそんなのある訳ないだろ?」
「でも、、、ほら!あれだよ!あの白くて一番速いやつ!」
「、、、嘘だろ!!おそらく日本の新型機だ!!早く艦長に言うんだ!」
この航空戦で日本海軍は戦艦一隻、軽空母一隻そして巡洋艦二隻と駆逐艦五隻撃沈することに成功した。
しかし、戦艦一隻中破、軽空母一隻大破、巡洋艦一隻撃沈、二隻小破、駆逐艦二隻撃沈、輸送船二隻撃沈されたが航空戦は日本海軍が勝利を収めた。
この航空戦では「蒼龍」の艦爆隊の爆撃の命中率が八割七分という驚異的な数字を叩き出した。
砲撃戦は、航空機が入り乱れる中で発生した。
「長門」や「陸奥」から繰り出される九一式徹甲弾が敵戦艦に命中し真っ二つに折れて轟沈した。
激しい海戦の末勝負がついたのは二十三時五分だった。
日本軍 損害 戦艦一隻大破、二隻中破、航空母艦一隻大破、二隻中破、軽空母「鳳翔」撃沈、巡洋艦二隻撃沈、一隻中破、駆逐艦六隻撃沈、中破二隻、大破三隻、輸送船四隻撃沈
英蘭軍 損害 戦艦三隻撃沈、一隻大破、航空母艦二隻撃沈、軽空母一隻撃沈、巡洋艦五隻撃沈、一隻中破、駆逐艦十一隻撃沈、二隻小破
結果は大日本帝国海軍の勝利で終わり、連合国の制海権と海上の制空権は崩壊した。
しかし、日本側も甚大な被害を受けており、大破した「霧島」は自沈した。
この海戦以降、英蘭の艦隊を見ることはほとんど無かった。
一九三八年 九月十四日 スマトラ島 ジャワ島に上陸作戦決行 ボルネオ島侵攻作戦
この上陸作戦は意外と戦闘は熾烈化しなかった。
ましてやスマトラ島のパレンバンは無血開城だった。
そして日本軍はどんどん進軍していき、
十一月一日には、スマトラ島とジャワ島の占領に成功し。十一月十四日にはボルネオ島の占領に成功した。
一方、欧州では独の快進撃が続いていた。
独軍は破竹の勢いで和蘭を十月二十七日に降伏した。
しかし、蘭侵攻の際に英の全面支援と米の支援により大激戦が発生した。
互いの損害は、
連合国軍 歩兵十四万人 戦車二千百二十両 航空機七百四十六機
独伊軍 歩兵千三百二十八人 戦車三百二十六両 航空機四百二十三機
かなりの激戦だったことがうかがえる。
連合軍は徹底抗戦を敢行したが、やはり独軍の勢いに飲まれていった。
コチラをあげると言っときながらマッタク出していませんでした、、、、
申し訳ないです、、、、、