第二話 日中戦争
一九三七年 八月二日 日中戦争勃発
それからというもの日本陸軍は勇ましく戦った。
日本はすぐさま北京を陥落させ、陥落を確認した後、山東半島へ上陸作戦を決行。
結果としては成功し、この時点で互いの被害は、中国軍三万人に対して日本陸軍は六千人程度であった。
一九三七年 八月二八日 北京を攻略した関東軍第十二師団と山東半島を攻略した支那派遣軍第三十六師団が合流に成功した。
一九三七年 九月三日 北からの関東軍第九師団と上陸してきた支那派遣軍三十七師団によって上海陥落。
一九三七年 九月十四日 戦車第十二連隊と関東軍第十四師団が南京陥落。
このように日本軍は中国戦線で、圧倒的に優勢であることを知らしめた。
都市部を攻略するのに大きな力になったのは、「九五式戦闘機」と「九五式軽戦車」だった。
中国軍は部隊の機械化が揃っていない中、日本陸軍は航空機や戦車を利用した電撃戦を発動した。
一方、米国にて
「クソ!ジャップは何故あそこまで強いのだ!」
米国はフランス領インドシナから中国軍を支援していた。具体的には銃火器や戦車、航空機などを譲渡していた。
「おそらく士気の違いだと考えられます。」
というのも日本の最終の戦争の目的は「欧米からの亜細亜開放」なので日本軍は躍起になっている。
しかし派遣された米軍たちは自国から遠い国で命を懸けないといけないのか、という考えがあったため、脱走や敵前逃亡は当たり前になっていた。
「しかしこれ以上の支援をしたら日本にバレてしまうかもしれません。」
「しかし、中国を見捨てるわけには、、、」
『伝令!香港陥落!繰り返す!香港陥落!』
「マズイな、、、支援ルートにもう気づかれたか、、、?」
結果から言うと日本軍は気づいてはいなかった。日本軍は中国南部と東部の前線を二分化しようとしたのである。この行動が功を奏して支援が少し収まる。
「しかしあいつらは石油などの資源はどうしているんだ?禁輸政策で石油は底をつきそうなはずなのだが」
「日本はソ連から輸入しているのだと考えられています」
「日本が?あそこは共産主義が否定されているのではないか?」
「おそらく石油は流石にやせ我慢できなかったのでしょう」
「しかしソ連は何を考えているのかまるでわからない、、、」
一九三七年 十月一日 第二次黄海開戦勃発
交戦戦力は、日本軍 戦艦一隻 空母一隻 巡洋艦三隻 駆逐艦六隻 補給艦十二隻
中国軍 巡洋艦五隻 駆逐艦七隻
大日本帝国海軍が補給艦を護衛していたら空母「龍驤」の「九六式艦上戦闘機」から「敵艦隊ヲ発見ス。」という電文が来たことで敵艦隊を発見した。
すぐさま戦闘態勢に入った。
最初は「龍驤」から繰り出される航空戦だった。
「九六式艦上爆撃機」と「九六式艦上攻撃機」合計十機が敵艦隊を攻撃した。
第一次、第二次攻撃とで巡洋艦一隻と駆逐艦二隻の撃沈に成功し甲板では拍手喝采だった。
敵艦隊が撤退しようとすると、戦艦「金剛」と駆逐艦六隻が砲撃戦を展開した。
黄海に砲撃音が轟く、その音は山東半島まで聞こえたという。
結果は巡洋艦六隻撃沈、駆逐艦五隻撃沈、残り二隻は大破。
損害は艦上機二機、補給艦二隻撃沈、駆逐艦一隻が中破、駆逐艦一隻小破。
この海戦は日本海軍の勝利で幕を閉じた。
一方、陸軍はというと、順調に進軍できているが、首都を移されるばかりで暖簾に腕押しの状態だった。
しかし、確実に敵戦力を削ることに成功していた。その例としてこの戦争での死傷者は日本軍は十六万人の死傷者に対して中国軍の死傷者は七十六万人まで膨れ上がっていた。
海軍に関しては日本海軍は健在だが、中国海軍は第二次黄海海戦やその他の海戦で壊滅。そして海に面しているほとんどの領土を占領することに成功し、中国海軍は解体された。
そして、支那派遣軍第三十七師団、第二十六師団が西安になだれ込み
一九三七年十一月十七日 西安 陥落
そして、中国は首都を重慶に移した三日後
一九三七年十一月十日に重慶での激戦が繰り広げられた。
日本軍は歩兵十二万人、騎兵三百二十人、戦車百七両、航空機八十六機
中国軍は歩兵十六万人、戦車七十四両、航空機五十八機で迎え撃った。
中国軍はゲリラ戦法で善戦するが、それを航空隊が蹂躙。
参戦兵力はこの二国だけでなく、中国軍には残存米軍が日本軍には独伊の義勇軍が奔走していた。
三十八時間の大激戦の末、歩兵三万二千五百六十一人、騎兵百二十七人、戦車七十六両、航空機六機の多大な損害を負ったがこの戦闘に勝利した。
一九三八年一月十五日 中華民国 降伏
大日本帝国は半年で日中戦争に勝利した。
戦後、中国は日本の同盟国として、中華帝国として独立を果たした。しかし同盟国とあるが実際は傀儡政権のようなものになっている。
次に日本が牙を向くのはどこになるだろうか?




