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1.世の理(ことわり)
この小説は99%の真面目な話と1%のギャグからできております
もしもこの世に神という存在があるのなら、それは残酷なで嘘つきなやつだろう。
何故なら、神という存在が全ての人間に平等に時間を与えているという事が、全くのデタラメだからだ。
考えてみれば、与えている時間が平等ならば、死ぬ時間、つまりは寿命さえも平等のはずだ。百歳近くまで生きる奴がいれば、この世に生まれてすぐに、死んでしまう奴もいる。ずっと病気にならず楽しく生きていく奴がいれば、重い病にかかって苦しみながら生涯を終える奴もいる。毎日を平和に過ごす奴がいれば、突発的な犯罪に巻き込まれ、不幸な死を遂げる奴も、いる。
今の世の中は常に不平等で、歪んでいて、不完全だ。
僕は、彼女が死んでしまった時、その事実を痛いほど思い知らされた。




