魔法と魔導の基礎解説
『薔薇と鏡の王国』の舞台、魔導技術と神話が息づく異世界の王国、エルヴィオン。
このページでは、エルヴィオンにおける、魔法と魔導技術の仕組みをざっくり解説しています。
ちょっと固めの話もあるけど、本編はこれを読まなくても楽しめるのでご安心を!
「長いな〜」と思ったらそのまま[2章へGO!]しちゃってOK。
世界にどっぷり浸かりたい派のあなたは、ぜひこのまま読み進めてね!
Ⅰ. 魔力と魔法の基本構造
魔力素
→ 空気中や生物に存在する“魔法の源”。
術式によって集め・操作することで魔法が発動する。
術式
→ 魔法を制御する“言語+数式”の構造体。
古代語に近い言語体系で構築され、視覚化される際は魔導陣となる。
魔法
→ 魔力素を術式で操り、火・風・水・治癒などの現象を起こす力。
感覚や才能が大きく影響し、“個人技”の色が強い。
魔術
→ 魔法を論理化・体系化した理論体系や学問分野。
術式の構造分析や応用により、理論的に高度な魔法を再現する。
Ⅱ. 魔導とその応用技術
魔導
→ 魔法を“技術”として応用・発展させた体系。
術式を道具や装置に組み込むことで、誰でも使えるようになる。
魔導具
→ 術式を内蔵した道具。
魔導ランプ、冷却板、浮遊石など、日常に広く普及している。
※魔力を流すだけで動作する簡易型が多い。
魔導器
→ 高出力・多機能な上位魔導具。軍用・王族用などが該当し、術式の書き換えや遠隔操作も可能。
扱うには高度な知識と制御技術が求められる。
魔導端末
→ 携帯型の高機能魔導器。
術式の記録・解析・通信・座標制御が可能な希少装置。
※一般への流通はなく、王立魔導研究所などの研究者のみが所持する。
Ⅲ. 魔導職カテゴリ
魔道士(戦闘職)
→ 魔導式の装備や術式を使いこなす、戦場の実践職。
魔導研究員(理論職)
→ 魔術理論を用いて、魔導技術を設計・分析・開発する専門職。
魔導技師(開発職)
→魔導具や装置の設計・修理・強化を担う技術者。実用性と発想力が求められる。
結界術士(防御職)
→結界や防護術式を展開・維持する職。拠点防衛や戦闘支援に欠かせない存在。
魔導鍛冶(工匠職)
→魔力を込めた武器・道具を製作する職人。地位は高くないが、実力次第で一目置かれる。
術式設計士(設計職)
→術式そのものを構築・最適化する専門職。古代構文を扱える者はごく少数。
魔導通信士(通信職)
→術式を用いた通信・情報伝達の専門家。戦術連携や研究共有に不可欠な裏方。
補助術師(見習い)
→基礎術を扱う訓練生。経験を積み、上位職を目指す登竜門的存在。
◆ノアの立ち位置
ノアは「魔道士」と「魔導研究員」の両方に該当する希少な存在。
戦術と理論の両面に優れた高位職であり、
“青の魔導士” の異名を持つ。
Ⅳ. 聖魔法と霊的技術体系
聖魔法
→ 魔力素ではなく、魂の力である「霊素スフィア」を使用する別系統の力。
治癒・浄化・鎮魂・悪しき力の拒絶などに特化している。
聖術師
→ 聖教会に仕え、祈りや祝詞で聖魔法を発動する者。
術式よりも“精神性・信仰”に重きを置く。
聖女
→ 特異な霊的資質を持ち、奇跡を起こす存在。
現在は「不在の時代」とされ、伝説上の存在として語られる。
教皇
→ 聖教会の頂点に立つ人物。名も姿も公にされておらず、謎に包まれている。




