19話/システム
〜翌日〜
元「よし、準備も出来たし…」
レン「そろそろ、行くか?元」
元「あぁ、ここにある情報は、もう知ったからな。もう無い。いつでも出れるぞ」
レン「そうか、じゃあ、リンを呼んで来るぞ」
〜
ソラ「じゃあ、行くのか?」
リン「短い間だけど助かったわ」
ソラ「構わん。いつでも来てくれ」
元「機会があればな。」
ソラ「こちらはいつでも暇だ。じゃあ、頑張って来いよ」
元「あぁ」
そう言って、俺らは村を後にした…
ヴァルキリー「さてと、この村は用済みだ。消すか」
ヴァルキリー「魔術完⬜⬜⬜…」
ヴァルキリー「さてと、これで村も破壊できた。俺も次の場所に行くか」
レン「で、街に行くのか?」
元「いや、一つ行きたい場所があってな」
リン「それにしても便利ね。切断」
元「実用性は結構高いからな」
レン「で、ここか。」
俺達が、ついたのはデカイ要塞だ
元「思ってたよりデカいな」
レン「ここって、魔術連盟が作った世界最大級の要塞だろ?」
元「そうだ」
リン「ここに用があるの?」
元「あぁ、魔力の質が変化しているんだ、この世界のな。ただ、ここだけは何故か変わっていなかったんだ」
レン「何か、あると…」
元「予想ではな」
リン「とりあえず入りましょう」
ここは、数年前に廃墟になっている要塞だが、中は大分綺麗だ
レン「思ったより、綺麗だな」
リン「これは何かしら…」
リンが取ったのは古代文字の解読書だった
元「この筆記体、もしや…」
俺はそう言い、だいぶ前最初の村で借りた古代本を取り出した…
元「一致するな…これ」
レン「とりあえず読んで行こうぜ」
本の内容「〜時間軸〜
世界には2パターンある。科学進行系と魔術進行系。これらは絶対に混じり合うことの無い、世界線。だが、数年に一度、繋がる日がある。これらは絶対に変わらない。だが、我々は知らない。このとき、科学進行系の世界から魔術進行系の世界に、「外部者」という。この者が12集まった時に、世界の時間軸が狂う。狂えば、世界から一つのデータが消える。「生命体」これらが消える。そうなれば、この世界は終わり終焉を迎える。そのために、この世界は「責任者」が居る。そして、選ばれた人間に、「セキュリティ」「セーブ」「バク」「コピー」「リセット」「エラー」「シャットダウン」「ログアウト」「バックアップ」「ロード」「プログラム」「クリア」が与えられる。そして、これらは、すべて世界に干渉出来、なおかつ、自身に使う事も出来る。これらの能力者は「責任者」の「システム」によって支配されている。主にこれらの用途は世界で自身が死んでもやり直す事のできるという救済措置だ。安易に稼働させないように…」
この先は別の古代文字で書かれている…
三人はこれを見て、青ざめた…