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12SOUL 終結  作者: ENJOY勢
1SOUL4節〜魔術選別篇〜
100/258

100話/速度Ⅰ

〜Aブロック最終戦〜

エア「よし…やるか」


レン「よぉ、あんたが軌道の術師か」


エア「そうだな、では。」

銃声が鳴り響く

レン「!!ったく…速いな」

  (目測で時速5000は超えてるな。ありゃ、火薬なんて使ってねぇ。魔力と魔術の組み合わせだな)


エア「知ってるか?普通の銃弾では空気抵抗を受ける。しかし、俺の銃弾は魔力結晶。空気抵抗なんて余計な物は誤魔化せる位の力はあるんだよ」

鳴る

レン「っち…こいつ…好き放題撃ちやがって…」

  (しかし限界は魔力切れか…その手は使わない方がいいな、余力がいくらか分からねぇからな)


エア「では、軌道『加速』」


レン「!?」

  (軽く10万㌔超えてんぞ…ありゃ…なるほど、魔力結晶に物理法則は通じねぇと。魔術法則ぐらいか。通じるのは)


エア(っち…匂うな…硫黄使ってなくても、魔力の匂いってのは、気になるものだ。あの、アルコール燃やした後みたいな)


レン「さて、好き放題撃ちまくったが、反撃させてもらうぜ!絶炎〘龍王化〙」」

  

エア「なるほど、厄介な奴だな」


レン「さてと、此処からは俺の土俵だ…好き勝手はさせねぇぜ?絶炎〘龍炎〙」


エア「…軌道『熱量軌道理解』『速度低下』『時間速度低下』『反転』」


レン「!?」

  (ものすごい勢いで返ってきたぞ!?何だありゃ…って、)


エア「いつまでのんびりしてやがる。軌道『力速度加速』」


レン「っ…!」

ボコッ

レン(モロに受けたな…こりゃ、なら)


エア「軌道『銃弾速度加速』」


レン「速っ…!」

鳴り響く

2

3

4

レン「絶炎〘負傷焼却〙」

  (駄目だな…モロに全て受けてる…こりゃ、)


エア「思考速度凌駕」


レン「光速詠唱か…しかも、速度魔術もあるな。」


エア「正解。では」


レン「野郎っ…!」


エア「終わりだ」


レン「絶炎〘弾丸燃焼〙」


エア「…」

鳴る

燃えるの繰り返し

幾度続いたか

しかし一向に終わらない

レン「はぁ…はぁ…絶炎〘焼却〙」


エア「…」

また…

鳴る

無慈悲に

疲れなんて無い

永遠に鳴る

その音は

レン「っち…終わらねぇな。熱量〘最低温度1000℃〙」


エア「ほぅ?しかし熱なぞ効かんぞ?」 


レン「あぁ、そうだな。でも、これでいい」

グサッ 

エア「!?」


レン「この熱量なら視界も見えねぇだろ。」


エア「ほぅ?心眼は頭に入れなかったのかな?この馬鹿は」


レン「入れたさ、その上の決断だ」


エア「なら」


レン「贋作だろ。それ。精神がある者にはいいが、お前程度じゃそこまで使いこなせない。残念だな」


エア「そうか、なら」


『低下』

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