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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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18年6月3日号『額面通りの…』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



逸般人、38歳デビューが(つつが)なく終わりを迎えようとしています。


初日としましては、町内会の溝掃除兼除草作業に参加していました。


一種の善行からの立ち上がりですから、悪くはないでしょう。


これは昨年も申し上げたのですが、若々しさだけを絶対視して、


年齢を重ねることそのものを悪と断じるのは暴論でしかないと思っています。


過ぎた時を振り返って「あの頃の若々しい頃が良かった」とボヤかれますが、


それはその人の半生への否定へと繋がります。


そう思うのは食ってしまった飯を返そうと躍起になっているのと同じです。


それならその年の自分を楽しく謳歌できるように意識を傾ける方が、


余程建設的な考えだと思うのです。


38歳の逸般人に起こる出来事が、ポジティヴサイクルであるような体制を整えなければなりませんね。


閑話休題(それはさておき)


今回はサラッと流し読みをしているうちに、


「ん?」と引っ掛かる所があったお話をお届けします。


少々シリアス路線に針が振れると思いますが、お付き合いいただければ幸いです。



技術の日進月歩は、益々その速度を上げていく一方です。


つい数年前に登場したばかりのドローンやAIもすっかり市井に溶け込み、


頃合いを見ては【AIによって奪われる職業とは?】といった、


従事者の方々の焦燥感を煽り立てるような記事が良く見られます。


ですが、進歩は何も機械的な部分に限定されている事ではありません。


数年来から指摘されるようになったのが【美しい日本語】といったフレーズ。


確かに初めて【り=了解】という意味だと知らされた時は、


流石に眉を顰めてしまうのは否めませんでした。


そこにとある高校生が警鐘を鳴らしたという記事の内容です。


確かに心掛けは立派に映りますが、こう言ったモノの土台はTPO。


同世代に対して丁寧さを重視してしまうと、敬遠されがちになってしまうのです。


その中で取り上げられていたのは【速読術】。


数多くの書籍を読み漁っているうちに自ずとその技術が磨かれ、


1日3冊借りて全て読み終え、翌日新たな本を借りているのだとか。


極めつけには1冊の新書を僅か45分で読み終えるという、


数多くの書籍を読みたいと思われている方にとっては、羨む技術力で、


確かに個人的にも凄いモノなんでしょう。


ですが、本の本質としてはどうなんだろうと思うワケです。


その文章・その表現・その語彙・その台詞。


似たようなモノがあろうとも、作者の色やオリジナリティーが表れますし、


その一行のためにどれほどの時間がかかったのかも定かではありません。


それをパッと見ただけで「読んだ」では、


熟読を重ねるごとに表れる味わいや面白さを噛み締めることができるのか


印象に残った部分を明確に言い表すことができるのかに疑問符を打つのです。

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