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お客様のなかに…!


運転手B「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!」


A「えぇ?」


運転手B「では、経営者様はいらっしゃいませんか!」


A「えぇ??」


運転手B「年収1000万円以上のかたは!金ぴか時計をつけているかたでも!」


A「・・・」


運転手B「なんてことだ!いないのか」


A「すみません」


運転手B「なんですか?」


A「なんでタクシーでそれやるんですか」


運転手B「いるかもしれないじゃないか!」


A「いまタクシーに乗っているの僕とあなただけですよ」


運転手B「あなたは医者ですか?」


A「最初からそう言えばいいのに。どうしましたか?具合でも悪いんですか?」


運転手B「いえいえ、お金持ちを探していましてね」


A「最初からそう言えよ。なぜ金持ちを探してるんですか」


運転手B「なんたって個人タクシーというのは、ぼろ儲けに適しているんでね。金持ちをいい気にさせていい思いしようってことですよ。」


A「なるほど、玉の輿を狙っているわけじゃないのか」


運転手B「一人ひとり探すのは埒が明かないですよ。それはパーティーとかでやるもんです」


A「話が合ってしまうことがなんとも悔しい」


運転手B「それはそうとしてあんた金を出しな!そして降りな!」


A「ふっふっふ(笑)お前さんいつから私が金を持っていると勘違いしていた!」


運転手B「なに!ここまで運んだんだぞ!金を払え!」


A「それでは乗り逃げさせていただくぜ!」


運転手B「あまりの急展開に呆然」

Aのほうが狂人だったということです。

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