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リンツ伝  作者: レベル低下中
第一章 領地改革編
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新発明と新産業の企画

 一通り決めるべき規則や工場建設、土木工事が動き始めたことで、今月に入ったあたりから少し余裕が出てきたので、いろんなことを考えてみる。


「ほほう、遊具に続いてまた新しいことを考えておりますね。」

「うん。これはアロマオイルの作り方だよ。ほかにもキャンドルも作ろうと考えてる。」

「これは花の香り、ですか・・・」

「やっぱりお金を握っているのは貴族でも庶民でも女性だよ。彼女らの財布からいかにお金を引き出すかが、お金を稼ぐ基本だと思う。」


「よいお考えです。また貴族から搾取するのですな。」

「そう。しかもただ売るだけじゃないんだ。これを扱う専門技術者を育てて店を経営し、客を呼び込む。そうすれば女性の雇用にもつながる。金持ち相手だから相当儲けるよ。」

「ほほほ、私も最近ブラックというのが理解できてきましたぞ!」

 そんな酷い顔してた?

 ブラックって発明じゃないよね?


「ほかには帝都あたりから優秀な針子さんを招きたいな。」

「縫製工場を建設する件と関係しますかな?」


「そうだね。せっかく綿や絹の生産を奨励するんだから、斬新なドレスや庶民用の服とかを生産・販売できるような産業を興したい。そのために優秀なデザイナーが必要なんだ。」

「今度はでざいなあ、ですか。色々難しい言葉があるのですね。先日の楽器職人の件もそうですが、募集はどのようになさいますか?」

「うん。いつものロスリー商会だね。でも、工場稼働の目処が立ってからでいいから、今すぐ急がないといけない話でもないよ。」

「商会には話をしておきましょう。」


 また、別の日・・・

「あと、網の改良もしたいな。」

「今度は網ですか?」

「今の漁業用の網は目が粗い。小型の魚が逃げられるのは良い所だけど、もっと目の細かい物も欲しい。」

「漁業用ですな。」

「魚を網の中で育てると効率良く魚が手に入るし、試験場で育てるにしても今の網だと逃げられてしまう。」


「網の中で魚を育てるのですか。」

「水槽もいいけど、常に水をかき混ぜ続けないと魚が死んでしまうでしょう?網なら海の中で飼育できるし。」

「まあ、水産試験場のよい仕事にはなりましょう。網の開発は指示しておきます。」


 とにかく何でもやって金に繋げるのだ。


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