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リンツ伝  作者: レベル低下中
第一章 領地改革編
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確かに言いました!

 お金さえあれば、あれもこれも何でもできるのに。

 ええ、確かに言いました。言いましたよ!


 私の仕事は増えずにみんなが勝手にやってくれる。

 ええ、た・し・か・に・い・い・ま・し・た!

 悪かったですよ。申し訳ありませんでした。

 でも、一度にやるとは言ってないですよね、セバスぅ。


「では、政庁の二次募集をかけてくれ・・・」

「しかし坊ちゃま、肝心の人材が、これ以上確保できるとも思えませんが・・・」

「でも、これではとても持ちこたえられない・・・」

「分かりました。では募集だけはかけてみます。面接の際はよろしくお願いします。」


「それとこれを送っておいて欲しい。」

「紹介状か何かですか?」

「いや、依頼状だ。子供用の教科書を作成してもらうんだ。」

「どなたかお心当たりでも?」

「家庭教師として名高い、アインツホーフェン子爵夫人だよ。私でもその名を知る有名人だよ。」


「そのような方が引き受けてくれるでしょうか?」

「分からないけど他に知らないし、少なくとも誰かを紹介してくれるだけでありがたい。」

「承知しました。しかし、何だかお疲れのようですが・・・」

 そのとおりですよ!


「午後からは商店街で説明会があります。それまで少しの間ですが、お休みになられては?」

「明日はゆっくりできるかなあ。」

「明日は土木商会の発足式です。」

「明後日はゆっくり」

「明後日は鉱山視察でゴホークに向かう予定です。これに往復2日かかり、更にその次は工業団地建設予定地の現地確認がございます。」


「私に安息日は無いのね・・・」

「申し訳ございません。私もご一緒いたしますので、何卒。」

「うん、分かってるよ。少し休む。」


 黒より黒い色があるならこれだ!


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