確かに言いました!
お金さえあれば、あれもこれも何でもできるのに。
ええ、確かに言いました。言いましたよ!
私の仕事は増えずにみんなが勝手にやってくれる。
ええ、た・し・か・に・い・い・ま・し・た!
悪かったですよ。申し訳ありませんでした。
でも、一度にやるとは言ってないですよね、セバスぅ。
「では、政庁の二次募集をかけてくれ・・・」
「しかし坊ちゃま、肝心の人材が、これ以上確保できるとも思えませんが・・・」
「でも、これではとても持ちこたえられない・・・」
「分かりました。では募集だけはかけてみます。面接の際はよろしくお願いします。」
「それとこれを送っておいて欲しい。」
「紹介状か何かですか?」
「いや、依頼状だ。子供用の教科書を作成してもらうんだ。」
「どなたかお心当たりでも?」
「家庭教師として名高い、アインツホーフェン子爵夫人だよ。私でもその名を知る有名人だよ。」
「そのような方が引き受けてくれるでしょうか?」
「分からないけど他に知らないし、少なくとも誰かを紹介してくれるだけでありがたい。」
「承知しました。しかし、何だかお疲れのようですが・・・」
そのとおりですよ!
「午後からは商店街で説明会があります。それまで少しの間ですが、お休みになられては?」
「明日はゆっくりできるかなあ。」
「明日は土木商会の発足式です。」
「明後日はゆっくり」
「明後日は鉱山視察でゴホークに向かう予定です。これに往復2日かかり、更にその次は工業団地建設予定地の現地確認がございます。」
「私に安息日は無いのね・・・」
「申し訳ございません。私もご一緒いたしますので、何卒。」
「うん、分かってるよ。少し休む。」
黒より黒い色があるならこれだ!




