OSHO禅タロットカード~~ 旅館にて 2
前世での複雑に絡んだ関り、そして空回りするそれぞれの思い。
それの全てを変える事は出来ないが、ありのままを受け入れ、絡んだ糸を少しずつ解していけば、きっと何かが変わる筈と、そう信じながら~カードの意味をかみしめる。
するとやはり、、どうしても後半に出たカードが気になって仕方がない。罪悪感が強すぎて、このままでは自分を責め続け、その結果心を病んでしまうとの意であるが、、一体誰がどのようにその人自身を責め病んでしまうのか?カードだけでは知り得ない事も多い。
出来れば女将さんと直接話がしたいのだけれど、それは何かきっかけが無いと難しい。どうすれば?隆哉さんに頼んでみようか?でもそれでは、、っと頭の中で考えがぐるぐる回ってしまうだけで、先に進めない。
少し気分を変えてみようと、せっかくなので温泉に入ることにした。
部屋を出て風呂場へと向かう。時間が早いせいか館内は静かである。
温泉は内湯のみ男女別にひとつずつあった。中には誰もいない様である。
脱衣所もそれ程広くはない。棚に籠が5、6個積んである。確かにこの広さだと6人も入れば一杯であろう。そして此処も部屋と同じく隅々まで掃除が行き届いていて、とても清潔で気持ちが良い。
中へ入ると、左手に湯舟、右手に洗い場がある。カランは3つ程あった。
さっと体を洗い温泉に入ると、身体だけでなく頭までほぐれる様な気がした。やはり凛子さんの話を聞いて以来、カードがずっと頭から離れず、それが気になっていたのであろう。どうしても何とかしないと、と気負っているのだ。今はたとえ束の間でもゆったりと寛ぎたいと思った。
30分位で部屋に戻った。すると、温泉で暫しゆっくりした筈なのに、何だか逆に体が重たく感じられた。疲れが出たのか、少し熱っぽい気もする。そこで私は取りあえずバッグから風邪薬を取り出して飲んだ。少し休んだ方が良いだろう、そう思いながら横になった。
そしてそのまま眠りに入り夢を見た。
此処は? 急に何故か、突然知らない世界が目の前に展開されていた。時代は何時頃なのだろう? 随分と昔の様に思えた。
そこで、2人の老人が言い争いをしている。二人とも男性の様だ。
「俺の土地を返せ!」
「また言い掛り付ける気か?ふざけるな。」
「家の先祖代々の土地を乗っ取りやがって!」
「何言いやがる、こっちには証文があるんだ、今はこっちの物だ!」
良く分からないが、土地を巡る争いの様だ。
すると今度は、何処かの家の中の場面になった。こちらも女性2人が何やら揉めている。ひとりは中年で、もうひとりは老齢に見える。
「何だい、この仕事は、、ちゃんとやってんのかい?全く、。やっぱりあんたは元々この家には合わないんだよ。」
「本当に申し訳ありません。今後気を付けますので許してください。」
どうやら嫁、姑の会話の様だ。
一体何なのだろう?と思ったその時に、コンコンと軽く何かを叩く様な音が聞こえた。何処から聞こえてくるのだろう?と思った時、今度は、はっきりと声を聞いた。「お食事の用意が出来ました。食堂の方へどうぞ。」
そこで目が覚めた。そして起き上がってみると頭の芯がずきずきと痛んだ。体も眠る前と変わらずに熱っぽいが、私は食堂へ行かなくてはと思った。
そしてその後、その夜から悪夢に魘される事になるとは、、この時は露程にも思わなかった。
3へ続く




