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OSHO禅タロットカード~~ 旅館にて 1

車から降りながら、何となく旅館を眺めた。するとそれを包んでいる不思議なオーラの様な物を感じた。多分代々引き継いできた伝統とそれを守ってきた人々から発せられる力なのであろう。

彼に促され玄関へと向かう。近づくにつれ、そのオーラエネルギーが段々と強く感じられる。


中に入っていくと、「ようこそおいで下さいました。」彼の母親である女将さん

が迎えてくれる。品のあるとても素敵な女性だった。

「隆哉がお世話になってます。」そう挨拶され私が返事に困っていると、彼がすぐに「母さん、彼女は巧の友人なんだよ。俺も今日初めて会ったんだ。」そう説明をしてくれた。

「あら、そうなの、巧ちゃんの彼女なのね!」今度はそう言われてしまい、「あ、いえ、ただの友人です。」と慌てて訂正する。「はいはい、そういう事にしておきましょう。」女将さんはそう言ってクスクスと笑う。

その時何故だろう?私の心臓がドックンと鳴った。全く知らない【巧さん】の彼女と言われただけなのに、とても不思議な気持ちになる。自分でも良く分からないのだが、栞には時々こんな風に未知の人の名前を聞いただけで、自分の中に入ってくる鋭い感覚がある。果たしてそれが未来で関わる事の予知なのか、或いは過去生においての、すでに終了した関りだったのか、それの判断はつかない。


「お疲れでしょう~お部屋に案内しますね!」彼の手から私の荷物を取ると、先に立って廊下を真っすぐ歩きだす。どうやら一番奥の部屋らしい。「どうぞこちらに。」部屋の引き戸には『 桔梗の間 』のプレートがあった。引き戸を開けると、10畳の部屋と窓際の板の間が見える。そこにはテーブルと椅子が2つ、標準的な日本間である。そして室内は掃除が行き届いていて、とても心地が良い。「何もないところですけれど、良い鉱泉が出るんです。どうぞゆっくりお過ごしくださいね!」女将さんはそう言って部屋を出て行った。


私は取りあえず座って一休みする事にした。不思議に本当に落ち着く。このままでは、ここに来た本来の目的を忘れてしまいそうだ。でも、、少し前に凛子さんが引いたカード、それらを思い出してみた。あの時私に伝えられた、憎しみが複雑に絡んだ前世の出来事などが、今は全く感じられない。どうして?

そこで私は今ここでもう一度、OSHO禅タロットカードからメッセージを受け取りたいと思った。直ぐにバッグからカードを取り出してシャッフルする。テーブルの上に円状に全てのカードを並べる。迷わず10枚のカードを選び出した。



 大アルカナ11 突破 (未来の為に古いパターンを壊す)


 

    水の7  投影  (やりとりをはっきり見抜く事)


   大アルカナ8 勇気 (自分が自分として咲くための勇気)


大アルカナ18 過去生 (人生におけるカルマ)


大アルカナ15 コンディショニング (自分の中に眠っている本来の姿に目覚める)


大アルカナ17 沈黙 (全体なるエネルギーが本来の姿を乗っ取っている)


    雲の8 罪悪感  


    雲の6 重荷


    雲の2 精神分裂症


    雲のクイーン 道徳 (覚醒が起こらない限り、今の道徳観は偽りとなる)



最初の5枚は彼女を占った時と同じカードが出ている。やはり、、そういう事なんだ。私は絡み合った人間関係と向い合わなくてはならないと思った。


                             2へと続く


これから少しづつ絡んだ人間関係が明らかになっていきます。


お楽しみに!

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