表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
囚われのアリシア~私にだって意地がある!~  作者: ホマージュ
第二章 遊戯大国クムルンランド  中編
15/51

自由連合について

ほぼ説明文です

遊戯大国クムルンランド

ここはクムルンというキャラクターを全面に押し出し、各国の要人から貴族、一般市民までもが訪れる、戦争や国同士のいざこざやしがらみに囚われない国である。


夢や希望とギャンブルに酒、女、あらゆる娯楽がここにはある。

他国がにらみ合いを利かし、不可侵を結ぶ。

国が戦力を持たないからこそ、維持できている国ともいえる。


ただそんな国が今、力を求め各国にまで手を伸ばし始めた。

しかし各国の軍は既に竜に対し疲弊し、頼れない。

一番の頼りは自由連合、所謂冒険者ギルドである。


自由連合は基本的に中立的な立場である。

そうであれ、と設立したのが七高と呼ばれる英雄ミュールである。

七高というのはかつてこの大陸にいた魔王を封じた七人で、それぞれ七種の武器を持ち限界を超えて武器を使いこなす勇者達である。

およそ130年前に設立された自由連合は

杖のミュールを筆頭に弓のハウゼ、斧のバウエルがメインとなって組織をした。


どの国に対しても中立で、各国に支部を置くが支部はあくまでも本部の所属であり、国の所属では無い。

報酬金さえ積めば、他国の支部に所属している冒険者も呼ぶことが出来る。

どの国においてもその法外な組織はギルド自体が一つの国として認知されつつあった。

所属の仕方は簡単である。

ギルド所定の筆記、人格、及び能力テストを通過すれば晴れて正式にギルド所属の冒険者として身分証が発行される。


身分証が複数あった場合は、ギルドの身分証が優先される。

その為、自国の民でありながらもギルドの身分証を持つ者には国の独断で徴兵することは出来ず、所定の手続きを踏み、規定の報酬を用意しなければならない。

各国共通であからさまにギルド所属の冒険者が優遇されている。

というのも、130年程経った今もミュール、ハウゼ、バウエルは健在でギルド運営の一端を手掛けている為、どの国もいざというときの為にその莫大な戦力を持つギルドと関係を切るに切れないのである。



そしてギルドは明らかに資金と労力と犠牲を要する竜討伐には今まで一度も乗り出さなかった。

その為、ギルド内の戦力は常に潤っているのである。

ギルドが竜討伐に手を出さないのは、

未だに竜自ら国や村を襲撃した、という情報がなかったことに加え、それに見合うだけの報酬を用意出来なかったからである。

それが今、クムルンランドが出資し

竜の討伐依頼を冒険者ギルドに出した。

必要な人員と装備、戦力が集まり次第即刻出撃することとなった。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




「これ、いいわね!」

馬車は変わらず街道を走っている。

そんな中でアリシアが放った言葉だ。

ルシリアは御者台から幌内の様子を見ると

アリシアが布団をバフバフ叩いている。

「小さい頃に乗った馬車よりも揺れが全然無くて気持ち悪くならないし、寝れるし」

そうである。

アリシアはつい先程まで寝ていたのだ。

寝ていたからこそ

何ら問題なく移り行く景色を堪能していた…のに。


ふぅ、とため息1つ。

後ろではしゃぎ回るアリシアを見て軽く微笑む。

「これはこれで…平和ってことかな」

騒がしい後ろを気にせず馬車をゆっくりと走らせる。


街道には魔除けの札も等間隔に設置されており、治安が行き届いている事が伺える。


ルシリアはカブから預かった手紙を確認し、手綱を握りしめた

短いです。

今さらながら時系列を整理しつつ、どうかこうか思案中です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ