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第16話 反逆の鉄槌

俺がくらったのは俗にいうところの背負い投げだった。俺がとっさに突き出した腕を掴んでの背負い投げが決まり俺の体は森の地面に叩きつけられた。

「ぐぉっ」

そのまま地面に縫い付けられるように背中で腕を固められてしまう。片腕は無事だが、これでは起き上がることさえできない。

「若造、俺が襲い掛かったときに反応が遅せぇよ。俺が声かける前に反応すべきだった。俺の時代にはそれができるやつが山ほどいたぜ。じゃあな」

そういうと腰から長剣を一本引き抜き俺の首筋に当てた。首に何度か刃を当てて、一気に振りかぶった。

俺の頭の中には、仮想空間であるというのに今までの人生が走馬灯のように走った。幼いころから一緒だったガルグイユには、あの日から一度もあっていなかった。

だから、

「死んで、堪るかよォォォォォォォォォッッッッ!!」

左腕のガントレットブレードを展開し、固められていた右腕に突き刺した。半ばまで埋まったガントレットブレードを刺したまま体を大きく動かした。すると右腕が体から切り離された。体力が3割ほど一気に減るが、構わずに横に転がる。すると一瞬前まで首のあった場所を長剣が通り過ぎて行った。

「おいおい、冗談、顔だけにしろよ。俺の時代はそこまでするヤツいなかったぜ?お前正気かよ」

「ここまでしないとお前に勝てないと思ったんだよクソが!ラグナだ、テメーは誰だオッサン?」

「オッサン扱いすんな!エドワード・ウェイン、反逆皇とか呼ばれるがエドでいい。お互いにこれで自己紹介はすんだな?それじゃ…」

そういうと長剣や投げナイフの付いたベルトを全て取り外して、拳法のような構えで俺に向き直った。

「本気の戦場を見せてやるよ」

そう言って、その場でジャブのようなことをすると、

いきなり衝撃が来た。

「ぐっ」

「面白いだろう。東方から来た武術家に習ったもんでな。「ハッケイ」とか言うらしい。コイツで」

「効かねぇよ」

「!?」

「「異界の狩人」×「アイアンファング」!」

「異界の狩人」を発動させるとともに「捕食」スキルのアイアンファングを発動させ、喉笛に噛みついた。一気にエドの体力を削る。

「グハァッ!」

「とどめだぜ。螺旋拳!」

「グムゥ!」

俺の渾身の突きが腹に決まる。その瞬間エドの体力が0になる。

「あ~あ。せっかく、あの世から甦ったってのに帝国は消えてるし、墓は苔むしてるし、こんな若造に負けちまうし、俺は死んでもついてなかったな。おい、若造」

「なんだオッサン。遺言なんか聞かねぇぞ」

「既に一回死んでんのにか?ちげーよ。こいつをくれてやるよ。精々大切に使え」

そういって自分の籠手を外し俺に投げて渡す。

「ありがとよ、エド」

「やっと呼んだな、ラグナ」

そういって消えるエド。俺の目の前にはクエストクリアを示す「クエストクリア」の文字が躍っていた。

戦闘描写は難しいですね

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