くすぐりサンタのお姉さん その2
「ふっふっふ~。まだまだだよ。くすぐりプレゼントの本番はこれから。上半身、いっちゃおうか!」
リリアはエマの体に寄り添い、一方の手で脇の下を、もう一方で首をくすぐる。指が素早く動き、くすぐりの波が襲う。
「こちょこちょこちょ~! 笑え、笑え!」
帽子で目隠しされているので、どこをくすぐられるのか予測できない。加えて、脇の下はとても弱いのだ。エマは耐えきれず、大爆笑してしまう。
「わはははは! あっはっはっは!もう、だめぇ! 降参!」
「降参? でも、サンタのプレゼントは最後まで受け取らないとね。」
「せめてもうちょっと優しくしてぇ!」
「ふふふ、じゃあ、優しくしてあげようかしら。くすぐり羽根を使ってみましょうか。」
彼女はどこからか、柔らかな羽根を取り出し、エマの体全体を、羽根で撫で始める。お腹、脇、首、足……あらゆる弱点を。羽根の軽い触感が、くすぐったさを増幅する。
「いひひひっ!無理無理!こっちの方がくすぐったい!あははははっ!」
「あらあら、優しくしてって言ったのはエマの方じゃない。そんなに体をくねらせちゃって。耐えられないの?」
エマは笑いが止まらない。目隠しが外れそうになるが、リリアが押さえる。
「だ~め。まだよ。もっと楽しんで!こちょこちょこちょ~!」
「あはははは!ははっははは!羽根、くすぐったすぎるの!ひひひひ!」
「しょうがないわね~。じゃあ、羽根『は』やめてあげるわ~。」
エマがほっとしたのも束の間、リリアの指がエマの脇腹を狙う。
「こちょこちょこちょっ!」
「ひゃあ!あははっはははっは!やめてくれるんじゃないの?!いひひひひっ!」
「羽根はやめてあげるって言ったけど、こちょこちょをやめるなんて、一言も言ってないわよ~。こちょこちょこちょ~!」
「いひひひっ!意地悪!あっはははは!」
今度はリリアが指をゆっくりと上下に滑らせる。肌の表面を、羽のように軽く。エマは体をくねらせ、無意識に笑いが漏れる。
「ふふ……くっ……!」
「さわさわされると、ゾクゾクしちゃうわよね~。でも、やっぱりこういうこちょこちょの方がいいかしら?」
「あはははは!激しくしちゃダメ!いひひひひ!」
リリアの指が踊るように動き、お腹の曲線をわしゃわしゃとなぞる。エマは耐えきれず、体を丸める。
「あらあら、体を丸めちゃって~。でも脇腹は守れないわよ~。こちょこちょ~。」
リリアの両手がお腹から脇ばわに戻り、指をくねらせる。指十本が、脇腹のツボに襲いかかる。エマはもう大爆笑だ。
「あははは! 脇腹、弱いよぉ!」
「弱いって知ってるわ。もっとジタバタしていいのよ~。こちょこちょこちょ~!」
くすぐりはさらにエスカレートしていく。
「さあ、エマ。両手をあげて!」
「いや!こちょこちょするつもりでしょ!」
「まあそうだけど~。言うことを聞いてくれないなら、激しいこちょこちょでも文句は言えないわよね~。」
リリアはいきなりエマの脇の下に両手を突っ込み、窪みのツボをモミモミと刺激する。あまりのくすぐったさに、エマはぎゅっと脇を閉じてしまう。
「あら、脇を閉じちゃうなんて、残念だわ~。言うことを聞いてくれない悪い子は、こちょこちょの刑!」
「あはははは!無理!いひひひひっ!強くしないで!ひゃああああ!」
「両手を上げるだけなのに、素直じゃないんだから~。こちょこちょ!」
「あははは!わかった!はははははっ!あげます!はははは!あげるから許してぇ!」
エマは息も絶え絶えになりながら、腕を上げる。リリアはいたずらっぽく微笑むと、脇の下を集中攻撃する。爪を軽く立て、素早く動かす。ガラ空きの脇の下を責められ、エマは体をよじり、笑いが止まらない。
「ひゃははは! だめぇ! 許して!あっっははははっは!」
「こちょこちょこちょ!こちょこちょこちょ~!」
「ひぃいいいい!あはははははは!」
脇の下を数分間くすぐり続けられただろうか。ようやく、くすぐりが終わる。エマは息を切らし、ベッドに倒れ込んだ。
「どうだった? くすぐりサンタのプレゼント。楽しかったでしょ? メリークリスマス、エマ。また来年ね。」
リリアは満足げに微笑むと彼女は窓から去り、部屋に静けさが戻る。エマはくすぐったさの余韻に浸り、眠りにつく。きっと夢の中でも、サンタにくすぐられるのだろう。




