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荒野につがれる物語  作者: |||&_.
光の章
33/33

33

ガタガタと騒がしい音の間に、誰かの声が聞こえてきた。


なんだろう、よく解らないけど、何故だかとても嬉しい。


少し経って、大きな音と一緒に躰が大きく揺さぶられた。狭い箱の中にいるから、躰のあちこちがぶつかって、ちょっと落ち着かない。


痛いなぁ。早く箱から出して欲しい。

そうすれば、僕はなんだってやるよ。

唄も、たくさん歌いたい。

早く外に出たいなぁ。


そうしているうちに、箱の僅かな隙間から、僕に一条の光が与えられた――――。



髪の毛や頬っぺたを、ペチペチと叩かれる。

違う。惜しい。そこじゃないんです。


「起動スイッチって、どれかしら」


声が聞こえた。とても暖かくて、優しい声だ。


「両方の瞼を――――」


わくわくする予感。これから楽しいことが、いっぱいあるんだ。


「これか――――」


そして思いっきり両眸を突かれて、押しつぶされた。


…………痛い。


ちょっと、ひどくない?


どうせなら、もっと優しく起こしてもらいたかった。

躰が起動する。


僕を見ている、二つの眸。


光の中に、僕はいた。



マスタ。


これからずっと、どうぞよろしく。




了。

ありがとうございました。


続編構想中です。

有言不実行型ですのでご注意下さい。


--2013/1/22追記------------------------

読み直してみたら余りにも誤字脱字不可解な文章の重複が多かったので校正し直しました。

ストーリーに変更はありませんが、一部言い回しや話数、話の区切り位置等に変更がありますのでご了承下さい。

お目汚しすみませんでした。反省します。


--参考文献(多分)---------------------------------

・沙漠の事典 日本沙漠学会編 丸善

・沙漠化とその対策 乾燥地帯の環境問題 赤木祥彦著 東京大学出版会

・沙漠と闘う人々 甲斐静馬著 岩波書店

・沙漠緑化に命をかけて 遠山正瑛著 TBSブリタニカ

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