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29瓶 商人の才覚 無し?

唯一の手掛かりの‥湖の小屋に行ったけど、怖い思いしただけで終わった。


傷薬アメを売りだしたり、ワングさんの ご指名で、お仕事もしないとね・・。

 朝 風呂は、なんだか贅沢だなぁ・・・。


‥サポーネで 全部 洗えるけど、だいぶ薄っぺらくなってきた。

新しいのが・・欲しい。


 サボ石が有るから、作れなくはない。だけど、香りになる草が無くて。

今日、雑貨屋で いくつか買っておきたい。


‥それから、手帳とか‥あとは、何を買いたいんだったかな?


 食材は欲しいけど・・・。


 そうそう。ワングさんのお店に、納品も‥忘れないようにしないとね。

飲薬のみぐすりは‥一応‥傷薬 50程度のを、10本にした。


…うん・・ちょっと、高い効果のしか無かったから、薄めた。

‥やっぱ何か‥罪悪感‥。


 細身のガラス瓶に分けて入れて‥精製水を入れて、調節したんだよね。

お湯が冷めてなくても‥精製水になったし。


 精製水になった時点で、勝手に冷めてた…謎。熱は、どこへ追いやられたの?


よし・・。準備よし。今日は町中まちなかだろうから、緑の長袖を久しぶりに 着た。

‥港町には、服屋・・在るかな?


部屋の鍵は、閉めてから行く。朝食は、パンを食べてました。


‥そういや、スルクロ豆 持ってるけど・・。

お椀で飲むのは・・なんか、嫌なの。コーヒーカップが欲しい。


 せめて、取っ手付きの。あとは、急須みたいな‥えーと、ポット?も欲しい。でないと、飲めないよ・・勿体なくって。あと、分量が分からない。


‥分量は、聞いたら分かる・・とは思うけど。その為に、わざわざ‥アルドル商館に手紙 書くのもなー‥って。


 当分・・飲 め な い って訳で。



あ・・ここだ。


 ホテルから門まで来て、左へ ぐるっと裏の道を通って‥ギルドのある、大通りに出たら、右側に在る・・雑貨屋さん‥到着です。


カランッ カランッ 「いらっしゃい‥ませ‥」


 おぉ! 大きな店とは思ったけど、中も かなり広くて‥いろんな雑貨が、照明の光で、キラキラしてる!


 わぁぁ・・・見てるだけでも 楽 し い !

‥いや、欲しいのを探そう。えーと・・・。



 お? 手帳を見つけた。大きさ、けっこう色々ある。

表紙は‥何も書かれてない無地が、基本なのかも。


 現代の 100 均みたいに、動物やらキャラやら、植物などの絵柄が入った物は…無いみたい。シンプルで、良いと思うけどね。これ は これ で。


 どれにしようかな? あ‥オレンジ色か・・。

うーん‥こっちの深緑の色、凄く綺麗。これに し よ う かな。


‥色が、いろいろ・・って、ダジャレになっちゃうや・・。

うん。この深緑の‥今と同じくらいの大きさで。



 店内を、うろうろしてる内に、お客さんが多く訪れてたみたいで、いつの間にか‥けっこうな賑わいになっていた事に、驚いた。


 買いたい物‥買って、とっとと‥次へ行こう。


「‥あぁ買うのか‥」

ん? 買ったらダメとか言うの?と首を傾げてたけど・・。


 店員さんは、ささっと計算して「660Rだ。払‥」と金額言った時には、用意してたお金を出す。


「まいど‥」


ぺこっ と頭だけのお辞儀して、お店から出た。


‥なんか、払え‥って言葉が、続きそうな気がしたから。

大きなお店なのに、あれじゃあ‥ね。しばらく来ないかな・・ここ。


 じゃ、大通りを戻って・・・ギルドを通り越して‥。

武具屋の建物を、左折した先に…ワング商店が 在る。


「こんにちは~」と声をかけて入る。‥あ・・少し、商品入ってる。

以前 来た時は、棚しか・・・無かったけどね。


「‥おぉ‥来てくれたか。持って来たか?」

返事をしながら、カウンターへ‥紙3枚と、傷薬を出した辺りで‥。


「傷薬は、この棚の‥この段に置いてくれ」

そう言われたので、そこに‥傷薬を置いていく。


「回復薬は、同じ棚の隣の‥ここに、置いてくれ」

・・言われるまま、品出し状態で、置いていく。


「飲薬、この高さですけど・・どうしましょうか?」

そう聞くと、少し考えて‥。


「カウンター横のコレに、入れてくれ。ここなら‥入るじゃろ」と‥言われたので、しゃがんで、ガラスの扉を開ける。なんかコレ・・。


銭湯とかの、コーヒー牛乳とか入ってる…冷蔵庫みたい。

 ひ ん や り …すら‥してないけど。


でも、すんなり入った。飲薬は‥この高さまで‥って事で、決定しよう。

「よしよし。じゃあ、魔石を起動するかの・・」 ん? 


 ハンコ待ちしてたら、ワングさん‥四角いガラス扉の・・付いてる箱の‥下辺りを、何かやってる。


すると ブォォォォンという音と共に、ガラスの箱は光り‥結露が出来た。


「‥もしかして、冷えてるのですか?」と聞いたら‥そうみたい。


ちょっと鑑定した。


【 パフニ箱 】

パフニットドットフロルという魔花まかの魔石で、冷気を発生させ‥箱の中を、冷やし続ける。


魔花‥だってさ。長い名前だから、覚えて無さそう‥遭遇しても。


 ハンコ押された紙を渡されながら「代金は、ギルドで受け取ってくれ」と言う。頷いて、挨拶してから出る。



・・・次の雑貨屋、行ったら‥宿の前に、ギルドか。



 大通りに戻って来て、あ‥ギルドの方を先にしよう。ギルドのある交差してる大通りの角に、もう1つの雑貨屋が在るから。


 ギルドで、お金を受け取る。・・・なんか、多くない?


「飲薬の値段が分からないそうで、多めに預かってました」と受付。

・・・・はっ! そうでした。値段 決めてない!


…また、お店に行くか?と、悩んでたけど‥受付が「1つ 350Rで、売るそうです」と言うから‥えぇ?! 高くて売れないのでは?と‥思ったんだよ。


 でも・・『新しい物だから、高くて当然』という認識らしく、これでも安いと言ってる。まぁ原価計算すると‥同じくらい。


 ただ、納品したのは‥それを50回復分に分けたものなんだよ⁉

良いのかなー・・・。


今はお任せしよう。作る量を増やせる‥とかなら、安くする‥って方向で。

 じゃ、お店に戻らずに済んだなら‥2つめの雑貨屋へ 行こう。


カランッ コロンッ …ころん??

「やぁ、いらっしゃい」


音に、首をかしげながら‥入った私に、店主が声をかけてきた。

 会釈して、お店に入る。


 先程の大きなお店に比べれば‥狭いけど、そこそこ広いと思う。


 さっきのお店は、客の姿に一喜一憂してたけど・・あの店員。

あれが店主だったら、店潰れてるよ・・私の予想なら。


 さっきは広すぎて‥どこに何が在るのかを…気軽に、聞ける感じしなかったんだよね。それに、ずっと『じぃぃぃぃーーー』ってな感じで、不審者 見る みたいに、見て来てたから。なんせ、店員から 死角になるような所 に居た時は、わざわざ‥近くまで来て・・見てたくらいだから。


‥どこぞの古本屋で、なんか目‥付けられてて、私にだけ‥注意してきた店員みたいな、嫌な感じだったし。わざわざ、私だけ注意してくるから、その後 行って無い‥。怪しい行動‥した覚えないんだけどねぇ・・。



サポーネ見っけ。 今度は、別の色にしようかな?


‥緑と、赤・・。クリスマスカラーかっ! 心の中で、ツッコミしちゃった。


 小袋は、在るだけ買う。10袋。1袋15Rだから、150Rだね。

あとは、サポーネは、2個‥60Rか。ガラス瓶も、細身の瓶を5本‥これは、少し高めで、1つ50Rだから、250Rだ。


‥うん。まぁこれで良いか。計 460Rだね。


 カウンターに持って行って、お金を払うと「どうも、ありがとう」と、お礼を言われた。いえ…こちらこそ‥と、また会釈して出る。



・・どっちかと言うと、こっちの方が‥良いな。なんというか、雰囲気が。


あと、客が少ない所・・かな。今は、居ないだけかもだし。

 さてと‥買いたい物は、あらかた買った・・・と思う。


・・・しかし、食材が無いぞ。やっぱ、港まで行くしか‥無いのかなぁ?

うーーん‥なんて、唸りながら宿まで・・・戻って来たんだけど・・。



   何 こ れ ??





え? 何? この行列・・・。何事?? 並んでる人に、聞いてみた。


すると・・私にとっては、予想外な話で・・。

‥並んでる人達・・。それぞれ、冒険者や旅人らしい。






そんで、宿に並んでる理由は、傷薬のアメが…欲しいそうな。

‥限定‥30袋まで…ですよ。



 え・・あの・・それよりも大変です! 宿屋の中に戻れません!

通して欲しいだけなのに「割り込むな!」って言われる。しくしく。


・・店員さんとか‥だ‥‥大丈夫かな?



…値段‥吊り上げとけば‥良かった?とか、今更 思った。

でも、安い回復量だし、気軽に使って欲しいから‥。


・・そこまで、高く出来ないんだよ。というより、したくない?かな。

…私、正直・・商売人に 向 い て な い 気がする。今更だけど。



・・・そうですか‥入れませんか。お腹空いたんですけど・・・。

ん? そういえば、酒場が在るとか言わなかった??


その酒場に行こうかと思ったけど、やめて‥門の外・・森で食べよう。



門へ着くと、なぜか ニヤ ニヤ される。

「何ですか?」と聞いたら「あの‥あめ‥とやら、人気だな」

「限定30袋しか無いですけどね・・」


「⁉ そうなのか?!」と何故か驚いている。

「そうですよ」と肩を竦めた。それじゃあ‥と、門から出る。


 もう何度も行き来していて、前後の兵士に‥顔を覚えられたみたいで、もう何か渡さなくても‥出入り出来るようになった。


‥今日は、森までにしよう。明日、朝早くに港へ向かってみよう。



 バラダーは、私に攻撃が‥通じなくなってると 気づいたのか、私のレベルが上がったのか・・出なくなった。代わりに‥初?空飛んでる鳥みたいな魔物に、襲われるようになった!


【 フォレポンバ 】低級/小型/空中 全域・日中

人を見つけると、近づいて襲う。小型の空飛ぶ魔物。ハト豆を発射してきたり、風起こし ( 普段は微風 / 強風中は、強風になるので注意 ) 、くちばしで、突き攻撃する。 素材*羽 / 嘴 / 魔石の欠片 / ハト豆 ( 食用 )


…え? 魔物の口から出た物・・・食べるの??・・うーん?


 あと、この‥『魔石の欠片』は、そのままじゃゴミみたい。でも‥ある程度、数が有れば・・錬成したら、何かの魔石になるかな?って思ってる。



前に‥池の水を錬成した時に出来た、純正石みたいに‥さ。


 まぁ、まだまだ‥錬成のレベル上げないと、魔石とか魔鉱石は、どうにも出来ないだろうね。魔鉱石は 錬成 出来るの、早いような気がする。


 魔石は、アイテムにしろ・・みたいな感じだし。


 森の大穴の近くの‥木に寄りかかって、いつも食べてる。静かで良い。

ここなら・・野宿・・・出来るかも…とか思ったけど、夜も‥居ないのかな?


 コロカジールの洞窟には、夜は魔虫‥超ちっさいのが、出る って聞いたんだよね。だから、今は居なくても‥夜は出るとかいうと困る。


 夜・・森には、出ないかも知れない。でも、道中には出るし‥きっと。

しかも閉まるし門。そう思うと、まだまだ‥外では眠れないよー・・。


 魔物から、すぐ逃げれるような‥そうだな・・煙玉を、作れればねぇ。

一瞬で、町に戻れるアイテム!とか・・。無いと厳しいと思うんだよね。


 港に行ったら、食材の買い込みと…エシェックさんの情報集め‥。



 それから?うーーんと。まぁ港町って言うから、一泊はしたいね。


と、フォレポンバと戦いつつ…門へ戻る。門から宿を見ると、人が居なくなってた。もう夕方だし、みなさん食事へ行ったんだろう‥と思ってた私に…。


「30袋は‥少なかったようだぞ」兵士に‥また、言われる。


‥‥でも、もう無いもんね。作ってないし。


店員さん達、大丈夫かな? 飲み薬、渡した方が良い?


宿へ入ると、疲れた表情のシュルークさんが‥見えた。

「おかえりなさい」と言ってくれるのが、心地良い。


「‥お疲れ様です」案の定…売り切れだそうです。




  予 想 外 ! な ん だ よ ! こっちは!!


「100Rで30袋だから‥」と、大穴銀貨3枚‥受け取る。

本当に、お疲れ様でした。深々と お辞儀する。申し訳なくて。


「頭を上げて下さいっ‥」と困り顔のシュルークさん。

その顔 見たので、止めたけど。


「凄い長蛇の列でしたよ・・お昼頃…」

「あぁ‥あの時間帯は、大変でしたね‥」


「何の話をしてるんですか?」声をかけてきたのは、ヤウムさんだ。


 傷薬アメの‥販売の話を‥って辺りで、察してくれた。同じように、やや遠い目になってるヤウムさん・・・。きっと、手伝ったんでしょうね。


 なんだか、ホント‥申し訳ない気分で 一杯です。


「凄い人気でしたよ。同じ人には、売らないようにしたけど‥」

どうやら、一度 買って‥また列に並んで、買おうとした人が…居たとか。


…まぁ1人1袋まで‥とも言って無いし、整理券も渡して無いし・・。

仕方ないね。今後は、もう少し考えて‥置かせてもらう事にする。


…今後は‥宿に迷惑になるから、アイテム屋とかに卸す形の方が、良いかもね。仕事外な‥お仕事させるのが、申し訳無い気分に‥繋がってる気がする。


宿でご飯を食べる事にして、お兄さん方との話を終えて‥食堂へ。

【リモン飲薬】

体力 50 回復用 ( イナブ味 ) 。1本@350Rで、ワング商店で、売出し開始。原価計算して350Rなので、プラスマイナス0です。ただ売る際は、もう少し安くするつもりだったから、赤字の予定でした。


※手帳は2冊買いました。@330R×2で、660Rでした。


【パフニットドットフロル】

( パフニ=森/ドット=水玉/フロル=花 ) 魔花(まか)。相手を凍らせて、完全に凍ると食べる魔物。冷気による魔法攻撃が主。キラザ国に生息。


※この世界にアメは無いのか、あめ ( 雨 )の発音で言ってる。


【ハト豆】

フォレポンバの攻撃で発射される豆。どこで作られてるのかも謎。食べても問題無い…らしい。


次回は、宿を去って‥港町へ向かいます・・。情報集めに・・・

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