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120瓶 あれ これ

拠点にて、クッキーを焼いてみたり・・

 書庫の内容を確認してたら‥お腹が空いてきた。


午後は‥何をしようかな・・・

 リビング‥というより キッチンで、錬成で料理しながら・・。

食器とかも‥ある程度は用意した方が‥良いのかな?と思っていた。


・・ただ、自分は 家を空ける事も 多くなるだろうから…ここには、そこまで必要 無いかもなぁとも思う。


 それに、ここに寝泊まりする訳じゃない。今の所は・・。


夕方だけは、みんなで食事‥という決まり事が あるものね。

・・食事したら、一旦‥ロムメットの依頼、確認に行こうかな。


食事をして・・片付けて、セーカで乾かし仕舞い・・・。


 玄関に 行くと‥玄関先に何枚か、手紙が届いてた。


・・・手紙 届いたら‥音が鳴るようにした方が‥良いかな‥。

気をつけて見るようにしないと、忘れそう。


 3枚は、それぞれ‥アルドル商館と、エキャルラット州軍‥から、それと・・実家から・・って、え?!


封筒の存在・・忘れてる…訳じゃない と は 思うけど・・。


リビングで ソファに座り‥。うん・・座り心地 良し。

・・家からは‥あ~・・なるほど。


父からの手紙で、リモンに宛てた手紙だった。

・・形式的なテンプレ文言で、生活に不便を感じてないか?などが 書かれてる。


広 過ぎて‥逆に戸惑ってますよ‥って、返事を書いた方が 良いのかしらね?

 帰ったら、確認しておかないと。


エキャルラット州軍は・・何よ・・。



 ふむ・・はい・・えー…まぁ・・はい。

また、厄介事に 巻き込まれそうな予感のする 文言ね・・・。


『 近々、貴殿に協力を 正式に要請する運びとなった‥』


何よ・・もう。また、変な無茶振りじゃ・・ありませんように!



・・アルドルの商館は? 

あー‥私・リモン宛の荷物や、手紙は‥どこに送れば‥って。


 ここに、送って貰おう。手紙は‥ポストに近づけたら 勝手に届くのに。

アルドル商館 宛てに‥急ぎ、手紙を出す事になった。


 この玄関に、小さな机 と 椅子が欲しいかも・・。


それよりも、執務室‥的な場所が欲しいかも。あの研究室とか・・どうかな?


 うーん・・どうだろ?…それよりも、子供部屋の場所に‥家具・・。

エキャルラット州だと、どこで注文するんだろ?


 知らない事が、多過ぎるよ・・。


引き出し付きの机が理想的。椅子は‥背もたれがあると、良いよね‥。

・・ちょっと、両親に相談・・・かな。


ポストの荷物 運び用のも・・欲しいけど・・。

『それには、カラコゥの殻のように、内包 出来る素材が 必要です』


・・しかも、カラコゥよりも、沢山 入る。知らないなぁ・・そんな素材。

書庫の本の中に、ヒントが在るかな?


 そうだ・・封筒に、質問を書いて 送ってみよう。


よし・・書けた。

お客様へ の 対応の仕方や、お茶について‥から、始まり‥。

 書庫の本について、父へ の 手紙に関して‥それと、家具についても。


帰ってから、教えてくれても良いし‥。


 スッ  パサッ


ぁ・・また、手紙。今度は、封筒に入って無いけど‥アルドルのギルド長から。

「荷物は、明日 届く」‥はい。 これに、返事は要らない‥と。



 さて、ロムメットへ 行こう。

玄関から・・普通に出て進むと、わりと近くに在る。


・・近くなって楽になった。まぁ・・この階段‥登るのは…変わらないけど。

ふぅ ホント、大変。せめて・・手すり‥付けて下さい…。


依頼のボードを見ると、やはり‥飲薬の納品 や ムニの納品 依頼が、多い印象。

・・しかも 何‥? 指定に‥『即効性』が あるもの‥。


 それ、どうやって確認するつもりなのかな…?

別に・・私のすら『即効性あります』なんて、書いてないのに。


砂糖・・じゃなかった、えっと・・スッケルも、金額が書かれてるけど‥。

 その安値じゃ、誰も 持って来ない と 思うよ・・・。


ツクルを精製するには、キトゥリノ州で‥依頼を出さないとね。


『ツクルス』が 大 量 に、欲しいけど。

この袋に入れて下さい・・みたいなのが在れば‥量を 一定に 出来ると思う。


大袋だと‥重くなり過ぎたのよね・・。中袋と大袋の間くらいが・・欲しい。

・・そうだ。パンジーさんに、依頼を出せないかな?


指名‥とかって、出来た気がする。

…うん。冊子に書いてある。追加料金 かかるけど。


 でも・・何枚 必要か・・でも、金額 変わってきそうね。


何枚・・・。どうだろ? 多めに10袋くらいにしておこうかな。

鮮魚袋と‥紙を 再利用した紙袋に、出来た ツクルを入れたい。


・・さすがに、乾燥剤は・・無いなぁ。

麦粉すら・・普通の袋に入ってたもの。メ が 細かいから‥零れて無かった。


 袋は、基本 無地で 何も書かれてない。だから、鍛冶屋さんで作って貰った‥ハンコを中央に押す予定。まだ、1回も使って無いのよね・・。


 早く・・使いたい。


私が持てる重さでないと・・手渡せないし。荷台‥欲しいかも。

・・欲しい物も多くなるなぁ。


 でも‥想像するのは、現代で 使い勝手の良い道具たちばかりで・・。

はぁ。…ここには・・無い物が ほ と ん ど ・・なのよね。残念。


鍛冶屋さんで、ある程度は作って貰えるけど・・。

 それにも・・限界あるし、私の専属でも無いから‥優先度は低い‥。


子供の注文を受けてくれる店ばかりでも 無いから‥ね。

 嘆いても凹んでても‥解決しないんだから、在るもので考えよう。


  ひとまず、飲薬 と ムニの納品をしておく。


これは宿ではなく‥このカウンターでの やり取りで終わるし、さくっ‥と終了。



 そういえば、リモンとして稼いできた お金について・・両親に相談した。

家の資金に‥出した方が良いかと・・。


「それは、あなたのものよ。家には 入れなくて良いわ」

「今後、突然‥大金が必要になったら、どうするんだ・・仕舞っておけ」


 そう…言われた。治癒術師の家なので、給料が高いらしい。

だから・・まぁ、『 貴 族 』なのだろうけど。


なので、相変わらずの‥大金(たいきん)持ち‥って事は、ナイショで。


「なぁ!頼むよっ!」ん? 何だろ?


 依頼カウンターの右隅で、白い服にエプロンを付けた おじさんが、カウンターの お兄さんに何か、お願いしてるみたいだけど・・。


「どうしたのでしょうか・・」

「スッケルを、格安で入手 出来ないかと相談されててね・・」あー‥。


さっきの依頼が、あの‥おじさんの依頼だった・・って訳か。

「でも…あの値段では、今は・・誰も取引したくても‥出来ないでしょうね」


だって、どんなに高くしても、買う人は居るだろうから。


「もう、時間が無いんだよっ!」急ぎ・・かな。

ツクル‥まだ、中袋に少し・・残ってる。


「あの・・お話中、すみません」

「‥あ? 何だ‥こっちは、忙しいんだっ」うん。分かってる。


「スッケルは、無いのですが・・代わりに『ツクル』は、どうですか?」

値段 決まってないけど・・。


「‥何だって? ツクルって何だ?」

スッケルと同じように『甘いもの』だと、説明し…少し‥舐めてもらう。


‥味が分からないものは、使いたくないだろうからね。


「!?」

「量は、少ないですが・・良ければ‥売りますよ?」


「‥どのくらい ある?」

中袋の半分。小袋では3袋くらいの量。


「‥けっこう‥あるな・・。よし!買うぞ!‥いくらだ?」

「今は、言い値で構いません」


 そうして、あの依頼の紙を取り下げ・・。


その報酬として預けてた金額・・・大穴銀貨2枚を受け取り、袋を渡した。

「ありがとうな!坊主!」と、袋 片手に・・走って‥出て行った・・・。


「あの金額で…よろしかったのですか?」え?

「実は‥決めて無かったので‥良いんです。今回は」


今 コレ・・需要… 無 い からね。


「需要は、ありそうですが‥」心配してくれてる お兄さん‥優しい!

「でも、精製には‥大変な苦労が伴うので・・」


・・うん・・ ふ つ う に、作ったら・・ね。私は、問題 無いけど。


なんか、納得されてる。

 さてと・・ちょっと、注目を集めてるようだから・・退散しようか。


 アルドルの商館に飛び‥パンジーさんに会うには、どうすれば良いのか‥聞いてみた。旦那さんは・・何故か、居なかったから。


「布 工房に、行けば良いだろ」どこですか?それ・・。


地図を出して・・・・ん? そんな所に? へぇ

「行ってみます!」


 どうやら、町中の・・見てない通りの途中に‥在るみたい。

子供でも・・請け負ってくれると良いけど‥。


地図は在るので、問題 無く・・いや・・少し、迷ったけど。

・・曲がる道…間違えて・・。あはは・・はぁ~


「すみません‥」

「はーい」


入口は、布 や 布製品が並べられてる‥お店みたいになってた。

・・カウンターに居た人に、袋作りを頼みたいと伝えた。


すると、奥から別の女性が出て来た。おばさんだ。凛々しい お顔だな・・。

「あんたかい? パンジーに頼みたいってのは」はい。


「パンジーは、今‥子供が産まれる時期だから、仕事してないのさ。どうする?」

え!? そうなの・・。だから、旦那さんの方も居なかったのか・・。


「えっと、作ってくれるなら‥誰でも構いません」

注文書に・・大きさ・枚数・使ってほしい素材?


「魚(ぺス)入れたりする・・あの袋を内側にして、中袋に・・こう‥」縫い合わせれたり‥するのかな?


「ぺスを入れる…あぁ『ストマック』の事だね」

え?‥そんな名前が付いてるの?


「縫いつけるんじゃなく、貼り付けるのさ・・。分かった。作ってやるよっ」

「ありがとうございます!お願いします」


「出来たら‥どこに届ける?」

借りてる家を言うと・・ダメって 言われる‥。貴族街には 行きたくないみたい。


「では、商館から僕に‥メモ程度で良いので『出来た』と、送って下さい。そしたら、受け取りに来ます」

「ふぅん・・。わかった。そうしよう」代金は・・後払いみたい。


「ところで、この袋は‥何の為に使うんだい?」

「ツクルスを、入れて貰う為の‥袋になります」


「‥ツクルス?」知らないのか・・。

「キトゥリノ州の鉱山に在る‥鉱物で…」


・・・興味・・無さそうな顔。


「鉱物 資源って事だね」まぁ・・はい。

受け渡しの際に必要‥という紙を渡され‥お辞儀してから去った。



よし・・これで、袋が出来たら‥キトゥリノ州で、依頼を出して…。

 せっ せっ と、ツクル 作って・・売ってみよう。



・・もう夕暮れだ。帰らないと。



人の居ない所で・・一応・・隠蓑(タイヌイ)使って、隠れてから『転移』。

・・自室の お風呂に入って・・着替え・・は、手伝って貰う。


エナに、今日 作ったクッキーを渡す。型を注文して、届けてくれたからと。

「勿体ないです‥」食べてね。感想も、よろしく。


 帰宅を母に知らせると、明日から・・あの・・明日は、荷物が届くそうなので‥はい・・。明後日は、花嫁修業・・自宅にて行う…と、言われてしまう。


‥はい。よろしく お願いします。


 本に関しては、父の物だからと・・父 帰宅後に、改めて聞く事になった。



帰って来た父は、2人の若者を連れて来た。見た事ある人達だ。

「お帰りなさいませ、お父様。いらっしゃいませ‥」えっと・・。


「ただいま戻った。‥ツァールトは、ミュゲの旦那で‥ディレットは、カミリアの婚約者だ。覚えておきなさい」はい。


「ぉと‥お父様っ! それに、ディレット‥様・・」カミリア姉様‥慌ててる。

「カミリア、婚約者に対して‥それは酷いと思うぞ‥」


父の お小言・・カミリア姉様に降り注いでる間に、ミュゲ姉様を呼びに行った。


「まぁ。ツァールト様が?‥分かったわ。カミリアを助けて‥こちらに、案内しましょう」


お姉様の機転で‥カミリア姉様と 一緒に・・リビングのソファに案内した。


 いつもの和やかな雰囲気の中に、緊張し合ってる‥お二人と‥。

居場所を求めて‥私の所に来た、アチェロ。


 食事の用意が 出来たと、知らされ‥食堂へ。


食事の前に、2人の客人が 挨拶して下さった。うん・・実は、知ってます。


 リモンの時に会ったよ。石碑を運び出してた…紺のマントの方が、ツァールトさんで、もう一人も・・居たね。


日頃の生活と、兵士としての仕事に関して・・父が、何か言いたげ。


 そういうのは、食事の後に‥って、お母様が言ったから‥すぐに、食事を始めれた。いつもは、目の前に座ってるアチェロ‥。今日は、隣ね。


 食後‥父から「書庫の本は 家の中なら、どこで読んでも構わない」だけど、家からは出すな・・と言われた。


 誰かに、持ち出されないようには なってる けど・・。

気を つけるようにしたい。


「読みたい本は、あったか?」はい。

「素材や、国の話に興味が あります」


お話も‥早々に‥リビングで、大人達だけの・・いえ。

・・カミリア姉様と、その婚約者も混ざっての・・・寛(くつろ)ぎタイムかな。


私とアチェロは、早々に・・自室に戻るようにと言われ‥戻るのだった。


・・明日は、商館からの荷物を確認しないとね。

※カラコゥの殻 = 魔物素材で 素材 自体に 物が 5~10程度 入る特性がある。


【封筒(コベルタ)】(ポーランド語・封筒)

封筒型の『ポスト』と同様の物。ただし 使える者が 限定 している。


※パンジー = リモンとして アルドルの町を旅立つ際に 寝袋を 作ってくれてた 袋 職人。


【ストマック】(ルーマニア語・胃)

港など 海で捕れた 魚介類を入れる際に 使われる袋。海に多く居る 魔獣の胃袋。基本は『魚(ぺス)入れ袋』と 呼ばれるが 港から離れた地方では『ストマック』と 呼んでいる事が多い。どちらでも通じる。


【ツァールト】(ドイツ語・優しい)

リモーネの姉・ミュゲの旦那。エキャルラット州軍 所属。優しい物腰だが 意見を ハッキリ 言うタイプ。上官の命令でも 間違っていると思えば 反論する事も ある とか ( ミュゲ談 )。男 / 24歳 / 既婚者 / 紺 / 長剣 / 165cm / 赤い髪 / 緑の瞳 / 実力は申し分 無いが 貴族では無い。仕事とはいえ ミュゲと過ごす時間が 少ない事に 心を痛めている。ツァールト班は『小人班』と 呼ばれているらしい。


【ディレット】(イタリア語・楽しさ)

リモーネの姉・カミリアの婚約者。エキャルラット州軍 ツァールト班 所属。班の中では ムードメーカーのような存在だが 女性に 苦手 意識が あり‥中々 カミリアと 打ち解けない。男 / 18歳 / 162cm / 赤い髪 / 赤い瞳 / 槍 / 青。背が 低い事を 気にしてる。


次回は、荷物 と 手紙を 確認して・・・

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