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110瓶 ポスト

商人ギルドで、薬師 探しの依頼を出した。


 情報提供の報酬と、有益と判断したものに 追加 報酬を設定した。


情報は 自宅に届くと言うけど‥魔石品で ポストを作ってみた。

 コビトに聞き返した理由は・・こちらから 送る として‥思った場所に、届くのかな?って‥少し疑問になってた。


『置いた場所の情報から、選ぶ事は可能かと』

あぁ、この転移の石みたいな感じか。なら、大丈夫かな。


じゃあ、ギルドに置かせてもらえるか、交渉しに行こう。

・・・でも、もう夕暮れだ。明日にしよう。


 コビトを仕舞い、ポストたちも仕舞っておく。


 終点の1つは・・勢い良く‥大量に来た時の事も考えて、空き部屋に‥木箱を置いて‥そこに入るように・・。上手く入ってくれれば良いけど‥どうだろ?


・・まぁ‥いいや。


パン屋の パンを食べ・・もぐ もぐ・・どれも、美味しい。


 カエルレウス州だと、チェントロの町と・・あれ?

ギルドに物を渡して‥設置してもらうのが‥‥良いの?


 個別に、行かないと・・ダメかな?

うーん。ギルドの人が 大変じゃない 方にしよう。


体が戻って・・女子の姿も・・・懐かしい‥に なってる。

 最近は、ウラトノ薬を途切れないように、飲んでたからね。


これ、毎日 飲むタイプじゃなくて・・本当に良かった。


 マズ過ぎて し ん ど い もの・・。


明日は、またロムメットに行かないと。

 ホントは、メドレグも‥行きたいけどね・・。


 情報の確認しないと。ハンコ・・自分の錬成で、作れないかな?


やってみよう・・・。




ふわぁぁ・・出来なかった。何か・・違うのにしか、成らない。

鍛冶屋さんに頼むしか無いか…。鍛冶屋って‥在るのかな? 


・・・うーん・・眠い。明日にしよう。


灯り‥消して、カーテン閉めて・・よし。おやすみ・・




 ・・・。むくり。朝・・?


カーテンを開けると、薄曇りだった。くもり・・か。


・・ライは、どうやって入手…出来るんだろう?

酒場とかで聞いた方が・・早いかな?


 パンは・・別に飽きてない。飽きてない・・けども・・・。

ライが、家で食べれたらなぁ・・・。


・・茶碗・・無いけど。



そんな話は横に除(よ)け、支度して薬 飲んでから‥ギルドへ 向かおう。


  今度は‥家から・・飛んだ。



 転移系の魔法だと、家の中からだと‥天井に ぶつかる‥とか、昔のゲームには あったけど・・。今は、ど こ で も 大丈夫みたい。


・・・これも、飛び上がる訳じゃないから・・平気。



もう、着いた。


 朝早いからか・・いつもの人が居なくて、夜の担当者さんが‥驚いた顔してた。

ごめんなさい・・。


「‥謝らなくて‥大丈夫です。話は 聞いています。担当者は決まってませんが、貼り出したばかりなので、まだ来てませんよ」


 催促だと思われてしまった…。違うのですよ・・。

「これを、置かせて頂きたいんです」と言って、始点ポストを出す。


「こちらは?」魔石品で‥と、機能を説明する。

ギルド側に置いておく事で、届けずとも・・私に届く‥という物だ。


「こちらが、有益な情報と判断した場合は、僕のサインを書いて‥逆に送ります」

「では、ここから‥出て来る場合も あるのですね」そうです。


「その場合は、赤く変わるので‥他の方にも、伝えて下さい」

「分かりました」


なお、紙の類(たぐい) 以外は・・受け付けない お守りを仕込んである。

「紙のような薄い物 以外は、反応しませんので‥注意してください」

「伝えておきます」


それから…こういうのは、個別に ギルドに届けた方が 良いのか?と 聞いてみた。


「今は、いくつ所持されてるのですか?」あんまり。

「この後ろの‥印に、指を当てて『複製』って思うだけで、出来ますよ」


これは、私 限定では 無 い って、コビトが言ってたから‥実践してもらう。


  ぽこんっ 出た!


「‥なるほど」

「あと、ギルドの人・・という限定で、作ってます」


 だから・・どこぞの商人とかが欲しがっても‥取り外す事は出来ないし、複製も出来ない。そして、使えない・・となれば、諦めてくれそうだからね。



複製して設置・・は、ギルドで請け負ってくれる事になったけど・・大丈夫?

「ギルド長に、相談 致しますので」そう? では、お願いします。


 これで、貼り紙と共に‥広がれば良いけど。



村は、どうしよう…。


「村は、行く者が限定されますから‥魔石品の設置は不要かと」

それに‥村で見かけた人なら、町に戻った時に‥ギルドに寄るだろうって。


・・お願いして・・あとは、待つしかないや。



 自分のハンコの為に・・鍛冶屋さんに向かう。

ここ・・チェントロの町には、町の北東 方面に‥ある?


 まぁ、行ってみよう。




朝 早かったから、濃度が濃い気がしたけど・・。それでも平気になってる。

・・慣れたみたい。良かった。最初は‥どうなる事かと・・あ・・あそこかな。


着いた頃には、日も昇って明るくなってる。曇りって事は、変わってないけど。


「すみません‥」

「いらっしゃいませ」糸目で金髪な、お兄さんだ。


「あの、こういったハンコを‥作って貰いたいのですが‥」いくらだろう?

「は ん こ・・?」あれ?


「えっと、サインを書く代わりに押す物で‥」

「あぁ。ペチャットの事か」は?…それ、押し付ける時の擬音語じゃ・・。


「作れるよ。絵柄か文字か、どっちだい?」

リモン顔の簡単絵にした。ハンコで押すけど・・インクは?


「ペンと同じ構造になるから、後で買う必要は無いよ」

そうなんですか・・へぇ。


 ペンみたいに細いのは、この州では‥あまり使われないけど、ハンコ‥の方は、あまり影響が無いから‥使えてるみたい。


「いつまでに‥とか、あるかい?」なるべく早くが、良いです‥。


「じゃ、絵柄は預かるね」はい。

お兄さんは、カウンター下から依頼書を出し‥ササッと書いてる。


「君の名前は・・」商人のリモンです。また、書いてる‥。


「絵柄が簡単だから、3日後に‥もう 一度 来てくれ」はい。

控えのレシートみたいに、細長いのを受け取る。何かの皮っぽい。


後日、出来を確認して‥良ければ支払い。よし・・メモした。


 じゃ、次は・・どこへ 行こう。




「リモンか?」…はい? 誰??


 人込みに入ったせいで、どこに‥その声の主が居るか・・見えない。

「やはり、リモンだったな・・」あ・・団長さん。こんにちは。


アリスモスの団長・カセィールさんと、再会した。

「‥何してんだ?こんな所で‥」おまえなら、武器も作れるだろ‥と。

「自分用の‥えっと、ペチャット‥」言いにくいなー‥。


「へぇ? 店でも建てるのか?」違います。

「人探しで、毎回サインを書くのは、大変だ と思って‥」



今は、露店で・・座って話してる。

「荷物・・届きましたか?」そっちの方が心配よ‥。


「あぁ。届いたぞ」・・何で、そんな‥。

いたずらっ子 みたいな顔‥してるんです?


 どうやら、他の団長さんが・・無理やり、開けようとしたらしい。

でも、札に阻まれ‥出来なかったみたい。良かった。


「アセロの、あの悔しがる顔は‥見物(みもの)だったな・・」誰?


‥どうやら、無理やり開けようと 奥義 まで発動した・・血気盛んな‥団長さん‥らしい。何してるんですか・・怖っ・・。


「そういえば、最近 出会った商人さんから、女性の団長さんも 居ると 伺いました」「あぁ、居るぞ。ユラニュスって金髪の女さ」


 カセィールさんの‥え?違うの?

定番で・・恋人かと、思ったのに。違ったみたい。


「おひとり なのは、珍しい気がします」

いつも、リガさんか‥誰かと 一緒なのに。


「まぁ、団長としての仕事だからな」そうなんですね。


もう、次の所へ 行くそうで・・お別れした。

 荷物、ちゃんと届いて・・良かった。


さてと、私は‥どうしようかな? 何か・・忘れてる…気がする。

・・何だったかな? うーーーんと・・・。




今 確認したけど‥依頼の紙、もう1枚・・やってない。

 採取地の許可を貰うための・・依頼書。忘れてた。


 入手が困難な素材・・は、手帳に入ってるから見直そう。



・・そういえば、これ‥。

パゴノメって素材。依頼カウンターにも‥貼り出されてたけど‥。


 確か納品場所が・・同じだったはず。研究室の・・。

この辺りじゃ、橋の初め部分の下に、河原があったし‥あそこに行ってみよう。


路地の暗がりに入って‥飛ぶ。



 よし。周囲に 誰も居ない事 を 確認して‥タイヌイを解除。


ふわんっ


 ん? あ・・これだ。



【 パゴノメ 】特殊 素材

魔力量の多い地域にのみ 発生するもの。水辺 近くに出やすい。空気の層に包まれた 魔力を多く含む液体を抱え、浮いている。しかし触れるか どうか程度で すぐに割れてしまう為、入手は困難。夜には光を通して幻想的に光る と、言われている。



こんなに、多く・・出てる‥。『出てる』ってのも‥変な言い方。

・・霧みたいなイメージなのかな? あちら こちらに発生‥うーん。


触ろうと、手を近づけるだけで・・シャボン玉が弾けるように、割れてしまう。

 中の液体も、消えて無くなってしまう。うーん‥確かに、これは…難しいね。



でも・・これ、使えるかも。


 前にアフティさんを閉じ込めてた‥ドライエックの‥あ・・ダメか。


近づくのが、ダメみたい。むー・・。



・・今は、無理ね・・。



 いろ いろ やってみたけど…どれも、途中で割れてしまう。

家に戻って・・作らないと。これを持って来れそうな‥ものを。


 コビトと相談して作ろうと思ったら、情報が届いてると聞く。

早速‥拾いに行くと・・5つくらい、紙のメモが来ていた。


 手を洗い‥食事の用意をしながら、いくつか‥読んだけど‥。


居無そうな場所ばかり。そも そも、誰の家の事よ?

・・地図で検索をかけても・・出ないもの。嘘ね。


ただ・・1枚だけは、出て来た。


 『キトゥリノ州 ペリペティアの森、オリヘンの奥』は、気になる。

明日・・行ってみよう。オリヘンは‥キノコの森だ。


 奥は、行って無かったな・・。

あ・・えっと、シスタっての‥買って、付けておかないとね・・・。


 まずは、町に飛んで‥購入して付けて‥それからだ。


『リモン様…』

ううん。いつかは、欲しくなると思うから、作っておこう。


パゴノメを運ぶだけじゃ‥ダメな気がしてる。

・・素材として 干渉 出来るように しないと。


 という事で、ドライエックを改良して‥作ってもらってる。けつこうな時間がかかるみたいだけど・・。なんとか上手く行くと良いけどね。



何か・・他にも 忘れてそう なのだけど、思い出せ無かったから‥ま、いっか。


 食事した後、ポストは部屋に戻す事にした。

隣の部屋まで行くほど、まだ大量には届かないみたいだもの。



 部屋が 紙 だ ら け にでもなってから・・にする。


情報 貰ったら、その場所へ 行って確認。その後・・あれ?


「コビト、この紙が‥どこから来たかって‥分かるの?」

『‥はい。記載は ありませんが、どの始点(イクル)を通ったかは 分かります』へぇ。


「じゃ、これにサインを書いて‥終点(ソン)から入れたら‥その始点に戻るの?」

『‥はい』ホントに?・・頷いてるから‥大丈夫…かなぁ?


 ギルドの人に、どこの町なのか・・書いて貰えば良かったかも。

無事に戻れば良いけど‥やってみてから・・考えよう。


 なんて、考えてる頃には・・1日が終わってた。

今後は‥情報を貰って‥すぐに動けるようにしたい。


 明日は、まず『シスタ』買わないと‥。

だから、エレフセリアの町のアイテム屋に‥よし。旗付けておく。


 早過ぎても‥やってない。営業時間‥なんて、明確なものは無いけど‥だいたい日が昇ってれば‥開店してる。


商品無かったら‥楔でなんとか凌(しの)ぐしか・・。まぁ行ってから‥考えよう。

・・眠いから・・もう寝よう。紙が飛んで来て、起こされないように床に置いた。




チュンッ チュンッ


ふわぁーー・・。よく寝た・・・。

 床には、とくに‥紙は来てなかった。

じゃ、支度して・・こっから、キトゥリノ州まで‥飛べるかな?


準備は、よし。防具も 一応・・装備・・よし。

 シスタ・・とやらを買って‥から森へ。


「転移」 ヒュンッ


直後、いつも感じない『 壁 』のような・・空気の層のようなものに ぶつかる!


 音も・・何も無いのに、防がれた。



目を開くと・・白い・・だけの空間。何ここ・・。


コビトを出そうとしたら、手が入らない。え? どういう事??



『誰とも知らぬ者よ・・』はい?


『許可 無きものは、通せない‥』ん??

訳分かって無いんですけど?こっちは・・。


『出直せ‥』一瞬 眩しく光り・・。


ドテッ 痛いっ


飛ぼうとした・・部屋の中に戻った。


・・・何・・今の。

※ポスト = 始点(イクル)と終点(ソン)の形が、それっぽいから‥リモンが呼んでるが、ギルドの人に言ってる訳ではない。


※ポストに仕込んだ お守り = コビトの案で作った付属品。1つだけ作り 素材の 一部になった。ポスト複製時に、同じように出来る。


※ギルドの人が複製し それを商人に渡した所で ギルドの人間が『持つ物』にしか反応しないので 入手しても使えず無意味。


【ペチャット】(ブルガリア語・ハンコ)

この世界で ハンコ の事。内臓された インクの素(もと)が 押し付けた際に出て 紙などに 付着する仕組み。リモンが作れなかったのは この インク部分の素材が足らなかった から。文字か 絵柄かを選び 鍛冶屋で作ってもらうのが 一般的。


※リモン顔の簡単絵 = ウィリディス州 アーベントロートで、傷薬アメを販売する際に 空白 部分に描いた絵のこと。デフォルメな簡単な線だけの絵。


【アセロ】(スペイン語・鋼)

冒険者グループ・アリスモスの 団長 の ひとり。アリスモスになる前も 有名な冒険者グループの リーダーだった。大きな背と 筋肉に傷だらけ。戦う事が 何より好きな人で とても大きな戦斧を 軽々 扱う。男 / 29歳 / 黒髪 / グレーの瞳 / 192cm / メンバーには 荒くれ系の男衆ばかり。


【ユラニュス】(フランス語・天王星)

冒険者グループ・アリスモスの 団長 の ひとり。アリスモスになる前も 有名な冒険者グループの リーダーだった。※アセロとは別。女 / 24歳 / 長い金髪 / 紫の瞳 / 細身の長剣を持ち 魔法も使える。自分の意見は しっかり発言する。常に周りに居るのは 腹心の男4人が守り、他メンバーは女性が中心。


※シスタ = 寄生系の茸に 胞子を付けられない為の 保護用アイテムのこと。露出させてる 首や 腕・足などに貼り付ける透明なシート。


※リモンが防がれたのは州の間に在るもの。


次回、申請出し・・森の奥で‥眠る・・・

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