魔女会
とある城の一室
円卓にある6つの席に一人の女性が座っていた
美しい銀色の髪、黒のとんがった帽子をかぶり、黒のローブを着た、魔女らしい格好の少女は、杖を振る
「準備が、できたようじゃの」
「ドロシー様、では魔女の方々、お呼します」
猫が、立ったような大きさの背丈にカボチャ頭と黒ローブの生き物が、ニーナの後ろから、でてきた
椅子は、光だし、天井に光が上っていく
その昇ったいった光の一つが消え、森のような緑の髪と茶色のローブを着た女性が、あらわれた
なにかに、不機嫌な様子が、顔にでていた
「森の魔女様、カナン様、ご到着」
かぼちゃ頭は、ティーポットを持ち、カナンの席のティーカップに紅茶を注ぐ
「ケッ」
もう一つの昇っていた光が消え、人影が見えてきた
金色の縦ロールを揺らしながら、ゴシックな感じな黒ドレス姿を表す
「幻惑の魔女、シャーロット様、ご到着」
かぼちゃ頭は、シャーロットの席まで、行き、紅茶を注ぐ
「あら~カナン、ひどい顔だわね~」
「てめぇ~」
カナンが睨みつけると、二つの光が消え、席に二人の女性が座る
一人は、燃えるような赤髪に、黒よ赤色の胸元が、開いたドレスを着た女性、もう一人は、金色のお団子頭の小柄の短い黒ローブ女性
「炎の魔女、フレイ様、魂の魔女、コロネ様、ご到着」
お団子頭の少女が、燃えるような赤髪の女性に抱きつく
「フレイお姉さま、いっしょに到着するなんて、私たち、やっぱり、運命の赤い糸で結ばれているんじゃないですか~」
それに動じることなく、二人の紅茶を注ぐ、かぼちゃ頭
フレイは、振りほどこうと、体を大きく揺らすも、放そうとしないコロネ
「ええい、放せ」
そう言うとコロネの手が、いきなり燃えだし、転げ回る
「あっつうううう」
コロネが、転げ回ってると、最後の光が消え最後の魔女が姿を表す
茶髪の短い髪の女性は、ずれた眼鏡を片手で、戻す
「時の魔女、ジーナ様、ご到着」
かぼちゃ頭は、紅茶を注ごうと、ジーナの前まで、行く
「かぼちゃ頭君、いつも、紅茶ありがとね」
「喜んで、もらえて、光栄です」
カボチャ頭は、ジーナに紳士のような礼をすると、姿を消した
それを見て、ドロシーは、大きな杖の先端を叩く
「それでは、これより魔女会を開催する」
魔女達が静まる
「今回の議題じゃが、森の魔女、幻惑の魔女の魔力を一時的に奪ったというパンティハンターという男についてじゃ」
それを聞いてフレイが口を開く
「ほぉ~、そんな人間が、まだ残っていたとは、カナンとシャーロットよく無事だったわね」
ドロシーは、話を続ける、
「その人間は、魔女を殺害目的で、行動してないが、パンティーを奪うことを目的として行動しているようじゃの」
コロンは、それを聞いて驚く
「まさか、カナンお姉さまとシャーロットお姉さまのパンティが、そんな得体の知れない人間のものに」
頭を抱え、うなだれるコロンに向くジーナ
「あなたも、いっしょのようなものじゃないコロン、いつもいつも私達の下着を盗んで、昨日も私が、風呂入ったとき、パンツがなくなってたのよ」
「ちっーがいますよ、なんでも何でも私のせいにしないでくださいよ~」
ドロシーは、咳払いをして、話を戻す
「話を戻すがのぉ~、その男に履いているパンツを奪われると、一日程、魔力が、使えなくなってしまうようじゃ」
ジーナは、少し考え、なにかに気づいたように口を開く
「魔女狩りですか・・・」
「そうじゃ、二人は、無事だったようじゃが、人間達にパンティハンターという人間が、加勢して、魔力がなくなったところを殺害など、されるものなら、昔みたいに魔女狩りが、始ってしまうのじゃ」
シャーロットは、指をパチンと鳴らす
円卓の真ん中に、パンティハンター6分1スケールフィギュアを出した
「これが、わたくしとカナンのパンツを奪った男の人形ですわ」
カナンは、それを見て、いっそう怒りを表す
「ああ~うざったい、よくも私のハーピーちゃんたちを」
「あら~カナンさん、あんま怒ってばっかだと、ぶさいくに顔が、なっちゃいますことよ」
「うっさい、あんたにも怒ってんのよ、私がパンツを奪われ、魔力切れしてた時、盗賊どもを雇って、私の管理する村の人間をさらいやがって」
「使い魔や魔女が直接、魔女のテリトリーを荒らすことは、禁止されてますが、人間を雇って荒らすのは、ルールにないじゃなんじゃなくて」
シャーロットは、口に手をあて嘲笑する
「まぁ、シャーロットも、その結果パンツを奪われたんだから、笑えるね~」
フレイは、見下すように二人の会話に入ってくる
シャーロットは、歯を食いしばる
「ぐぬぬ……次は、負けませんことよ」
杖先が床を叩く音が鳴り響く
魔女達が、ドロシーのほうを向く
「シャーロットが、カナンの村を荒らしたことは、事実だが、ルールを破ってないのも事実、よって、魔女ルールに新たな項目の追加をする、意義あるものは、返事を……」
少しの間、沈黙が続いた
パン と手を叩くドロシー
「では、新たなルールの追加じゃ、魔女が人間を雇い、他の魔女に悪事をする行為の禁止」
カナンとシャーロットは、それを聞いて、返事をする
「はい」
「わかりましたわ」
ドロシーは、大きな杖をパンティハンターフィギュアに向ける
「そして、パンティハンターの抹殺、意義あるものは、返事を」
再び沈黙が続く
「では、計画を練りしだい、パンティハンターの抹殺の開始じゃ」




