VS幻惑の魔女
木の下に座って、待つメリィ
パンティハンターが戻ってくるのが、わかると立ち上がった
「わぁ~変装うまくいったんだね」
「もちろんだ」
担いでいた門番二人を、木の後ろに隠す
「変装にこんなやり方が、あるなんて、思いつきもしなかった」
「少女が、変装というヒントをくれたおかげだ」
「少しでも、パンティハンターさんの役に立てて、よかったよ」
メリィは、笑顔で、そう言うとパンティハンターと屋敷のほうに、向かっていった
パンティハンターは、歩きながら、ピンクのパンティから、自分の黒のTバックに、手品のように手をかざし、履き替えた
「そのままのスーツを脱いだ格好で、魔女の屋敷に行くんですか?」
「ああ、私は、服や下着を脱げば脱ぐほど、強くなる、のだ」
それを聞いて驚くメリィ
「いつもの状態でも、強いのに、そんな力まで、あるとは、頼もしい限りだね」
「だが、このパンティだけは、脱ぐことは、できない、外で、パンティを、脱いだら変態になってしまうからだ」
「ふむふむ」
話していると、濃い霧の中、怪しい屋敷が見てきた
パンティハンターは、足を止めるとメリィのほうを見つめる
「ここから先は、静かに」
人差し指を立てて、自分の口にあてるパンティハンター
それを見て、メリィは、自分の口を両手で、塞ぐ
二人は、屋敷の扉をゆっくりとあけて、中の様子をうかがった
中は、昼だというのに薄暗かった
血のように赤いカーペットがあり、二階に続く、大階段がある
そして、ところどころに目をあけたまま、無表情で、動かない人間がいた
ドアから、見える範囲だけでも、女性が10人
人形のように、綺麗のドレスを着せられて、動かない
「ひぃ」
それを見て、驚く、メリィ
パンティハンターは、堂々と、中に入っていく
「少女よ、外で待っていても、いいんだぞ」
その言葉を聞いて、メリィは、涙目になりながらも、一歩一歩、中に入っていった
「お姉ちゃんを助けるため、がんばる」
怯えながらも、パンティハンターのTバックの後ろについていった
ゆっくりと、あたりを警戒しながら、進む
人形のように動かない人の目の前で、止まって、観察する二人
「少女よ、この人達に、見覚えは、あるか?」
「ないよ、他の村の人たちだと思う」
その時だった、2階のドアが、開く音が、大きく響いた
二人は、その音に、気づき、大階段のほうを見つめた
そこには、ゴシック・アンド・ロリータのような黒のドレスを身にまとった女性が、赤い瞳で、パンティハンターとメリィのほうに向けていた
そして、ほほえむと、金色の二つの縦ロールの髪を揺らしながら、膝ぐらいのスカートの先を両手で掴むと、広げ、一礼した
「わたくしは、幻惑の魔女、シャーロット、我が屋敷にようこそ」
それを見て、パンティハンターも左手を胸の前にあて、一礼する
「私の名前は、パンティハンター、あなたのパンティーをもらいにきました」
「おほほ、わたくしのパンティをですか~」
不気味にシャーロットは、笑う
手を振るわせながらもメリィは、パンティハンターの前にでた
「魔女様、お姉ちゃんや村の人を返してください」
「あ~昨日捕まえてきた、人間のことですか、ということは、村人に取り逃がしがいたんですね~あとで、あいつらにおしおきしなきゃ」
指をパチンと鳴らすと、メリィ村の少女達が、2階の扉から、5人あらわれた
その中には、リリィの姿もあったが、魂が抜けたような感じだった
「お姉ちゃん」
メリィは、そう叫ぶが、リリィには、まったく反応がない
「あなたの村、カナンとかいうゴミのテリトリーだったけど、魔力切れおこしらしく、しばらく休まないといけないみたいだから、せっかくだから、村人を何人か、もらってきてあげたのよ」
「そんな……」
なにか思いついたかのように手を両手で叩く、シャーロット
「そうだ、姉妹そろって、私の催眠で、生きたままコレクションしてあげる」
メリィは、その言葉を聞いて、怯えた様子で、一歩引いてしまう
その後ろから、メリィの肩にパンティハンターが、右手を、軽く置く
「ここからは、私の出番だ」
パンティハンターは、大階段下まで、歩いて行った
その様子を見下ろすシャーロット
「そうね~カナンのやつをたおしてくれたお礼に、あなたも私のコレクションに加えて、あげようかしら~、死体としてだけど」
「コレクションになるのは、貴様のパンティだ」
そう言いパンティハンターは、陸上のクラウチングスタートの体制を取る
そして、腰を落とした状態で、猛スピードで、階段を駆け上がった
だが、階段を半分ぐらいいったところで、指をパチンと鳴らすシャーロット
「ぐっ」
パンティハンターを囲うように、魔法陣が展開する
そうすると、パンティハンターは、魔法陣と同じ赤色に光だし、右手を地につけた
「あなたの戦い方は、水晶で、見して、いただきましたのでね、その危険なスピードを奪わしていただきました」
また指をパチンと鳴らす、シャーロット
2階のドアから、大剣を持った女騎士が、一人あらわれた
そして、パンティハンターめがけて、突進していき、頭上に大剣を振り下ろす
それをパンティハンター真剣白羽取りで、受けてとめ、払いのける
そして、光る右手を、女騎士の下半身めがけて、スライドさせ、パンティを次元空間に送った
女騎士は、そのまま、倒れ、大階段を転げ落ちていった
「あらま~動きを遅くする魔法で、これほど、動けるなんて」
小型の魔法のステッキを服の中から、取り出し、呪文を唱えるシャーロット
なにかをしようとしているのを見て、急いで、階段を上がろうとするパンティハンターだが、早さがスーツを着てる時ぐらいまで、落ちていた
さらに、それを止めるようと操られたメリィの村の人達やリリィが、ナイフを構え、行く手を塞ぐ
「よし、準備完了」
シャーロットは、そう言うと屋敷中に、薄っすらと霧でてきた
そして、村人やリリィの姿が、シャーロットと同じになった
それを見て、大階段から、飛び降り、距離を取るパンティハンター
その着地した場所にナイフ手にした、増えた、シャーロット5人が、襲いかかる
パンティハンターが、パンティを取ろうと、右手を近づけると、うっすらと消えていった
ナイフで、切りかかろうとしているシャーロットも消えていった
あっけに取られるパンティハンターの腹部にナイフが、ささる
黒のTバックが血の赤色がついてしまう
「ぬっ」
それに反応して、攻撃してきたやつのパンティを取ろうと右手を伸ばし、パンティを次元に送った
こんどは、消えず、たおれたが、そこには、シャーロットの姿は、なく、そこには、最初に見た、動かない人間だった
「いやあああ、パンティハンターさーん」
そう叫ぶメリィは、シャーロットに後ろから、杖を突き立てられ、眠らされた
「少女よ」
そう叫ぶ、パンティハンターの前に、シャーロットが、さらに10人ぐらい、あらわれる
「なるほどな、自分の幻影を作りだし、さらにその中に洗脳している人間に自分の幻影を写し攻撃してきているのか」
「わたくしの戦法ばれちゃった?でもわかったところで、勝てるわけないけどね~」
シャーロットの幻影全員は、そう答える
そして、全員ナイフを片手にパンティハンターのほうを向き不気味に笑う
「人間をいたぶるのは、面白いわ~」
四方八方から、襲いかかる幻影
それを大きく高く飛び、壁ぎりぎりのところで着地し、刺さっていたナイフを抜き取る
そして、白いシールを一枚、パンティから、取り出すと、傷口に押し当てる
ぺったりついたシールは、透明になっていき、傷口とともに消えた
そして、フルフェイスのマスクの耳下のボタンを押すと
今度は、キャストオフ前の全身サイバーチックな姿になった
「あ~ら、あきらめちゃったの?それじゃあ、スピードが、もっと遅くなっちゃうんじゃないん?」
「どうかな……パンティ・サーチ・アイ発動」
あきれる幻影達の声を聞きながら、パンティハンターは、赤い目を強く光らせ見ていった
そして、右手を一人のシャーロットに構えた
「私の勝ちだ」
そういうと、パンティハンターの右腕のサイバーチックなスーツは、分離され、光が噴射させ、飛んで行った
それは、まるで、ロケットパンチようなだった
そして、飛んで行った手は、、一人のシャーロットに狙いを定め、パンティをスライドさせて、パンティを次元に送った
「なぜ、わたしだと・・・」
膝から、落ちていく、シャーロット
霧は、晴れ、幻影は、消えていき、操られた人も、元の姿に戻り、その場に倒れていった
「ふむ……まず初めに、最初に階段したから、突っ込んだ時、貴様のパンティをみた」
飛んでいった、手の部分のスーツは、パンティハンターの元へと戻ってきた
手の中には、黒と白のしましまのパンティを掴んでいる
「そして、このパンティをもとに、おまえをさがした」
「パンツにも幻影が、かかっていたはずじゃ……あ」
「おれのマスクの特殊レンズは、パンティだけを透かして見ることができ、本物か偽物かを見破ることができるのだ、だから、私の目には、操った人間は、それぞれ柄のちがうパンティ、そして、幻影は、なにもみえないという状態になった、そして、貴様のこのパンティを見つけた」
黒の白のしましまパンティを広げるパンティハンター
「操った、女性に貴様と同じパンティを履かせていられたら、やばかったがな」
「ぐっ……」
パンティハンターは、手を叩く
「そうだ……キャストオフ」
スーツは、吹き飛び、Tバックの状態になり、パンティの中から、パンティハンターのフィギュアの入った箱を取り出した
「6分の1スケール、パンティハンターフィギュアだ、スーツは、キャストオフ化だ、私自体をあげるのは、無理だが、コレクション用に、これをやろう」
「いらん……わ……」
シャーロットは、そう言うと気を失った
パンティハンターは、フィギュアをシャーロットの近くに置き
あたりを見渡し、倒れている少女のほうのほうに向かう
「少女よ少女よ」
少女の肩を揺らしながら、声をかけると、目を覚ます少女
そして、起きあがるとパンティハンターのほうを見て、心配そうな顔をする
「パンティハンターさん、ナイフで、刺された傷は、大丈夫なんですか?」
「もう処置したから、問題ない」
驚いた様子で、パンティハンターの体を見る少女
「すごい、治ってる」
「そんなことより少女よ、君のお姉ちゃんを探さないと」
「あっ」
少女は、大きな声をあげ、あたりを見渡す
そして、倒れている人の中から、リリィを見つけだし、走る
リリィは、目をあけ、起きあがろうとしているところだった
他の操られていた人間も何人か、目を開け、ゆっくりとあたりを見回したりしていた
「お姉ちゃん」
少女は、リリィに、そう言い泣きながら飛びつく
「メリィ?なぜここに?」
疑問に思いながらも、メリィを優しく抱きしめて上げる、リリィ
その時だった、屋敷に悲鳴が、鳴り響いた
「いやああああああ」
一人の女性が、大きな声をあげ、外に逃げていった
リリィも声が、聞こえたことで、その方向に自然と目が向いた
そこには、黒のTバックとフルフェイスのマスクの男が歩いていた
「ひぃ」
「ん?お姉ちゃん?」
パンティハンターは、メリィとリリィのほうに近づいてきた
「どうやら、魔女が、よっぽど、怖かったみたいだ」
「お姉ちゃん、もう大丈夫だよ、幻惑の魔女の危険は、もうないよ、ほら」
メリィの立てた指の先には、シャーロットが倒れていた
りりィの前に立ち、左手を胸にあて、紳士のような礼をするパンティハンター
「こんにちは、少女のお姉さん、私は、パンティハンター、女性のパンティをコレクションするために旅をしています」
「はぁ……あ……」
リリィは、引き気味にそう答える
「どれ、逃げ遅れの人がいないか、どうか部屋を見て回るとしますか」
パンティハンターは、そう言い、大階段にあがり、奥のほうに消えていった
そして、見回りが終わるまで、屋敷の中から、女性の悲鳴が、なり響くのだった




