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VS人さらい

深い霧が、かかった森

ランプの明かりが二つ


「はぁ~めんどい、昨日、村人誘拐してきてばかりなのに」

「魔女様は、おつかいに、行かすなら、操り人形にした人間を使えいいのにね」


黒のローブに赤いスカーフ、へそだしの身軽な格好

同じ格好をした二人の女性が、バスケット片手に道を歩く

その時、なにかが、駆けてくる音が聞こえてきた

それは、すぐに、わかることになった

霧の中を抜けてきたのは、機械のようなケンタウロスと

それに乗った一人の少女が、二人の前に、あらわれた


「なんだ、おまえ」


警戒する二人の女性


「驚かせて、すまない、お嬢さん方、私はパンティハンター、そしてこちらは、少女」


メリィは、黒いローブの女性を見て、驚く


「あっ、こいつらだ、私の村で、お姉ちゃんをさらっていったやつら」


それを聞いて、二人の目が、鋭くなった

少女の顔を睨みつける


「こいつ私達が襲った村の人間か?」

「それで、こっちが、魔女様が言ってた、パンティハンターとか言うやつか」


パンティハンターは、30cmぐらいの太い棒を取り出すと、スイッチを押した

それは、5倍の長さになると、槍のようになり、刃先を光で照らした


「ほう、人さらいというのは、おまえ達のことのようだな、ならばパンティをいただくぞ」


槍を取り出したのに警戒して、距離を取る二人

一人の黒ローブの女性が、小型ナイフ6本を構える


「こいつが森の魔女様たおしたやつか、確実に勝つために、館まで戻って、人形をつれてきてくれ、その間、時間を稼ぐ」

「わかった、急いで戻ってくるよ」


そう言うと、もう一人の黒いローブの女性は、後ろを振り向き、パンティハンター達から、遠ざかっていく

それに気付き、追おうとする、パンティハンターだが、それに気付き、残った女性が、ナイフを投げてくる

投げナイフは、メリィのほうに、向かっていた

パンティハンターは、それに気付くと槍を回転させ、ナイフをすべて叩き落とした


「そのお嬢ちゃんを守りながら、私のナイフいつまで、避けれるかな?」

「ふぅ・・・やるものだ」



魔女を連れてくるため、道を走る黒いローブの女性

時間を稼ぐため、残った仲間を心配する

すると、後ろから、何かが、駆けてくる音が聞こえてきた

音から、察するに、仲間じゃないことに、恐怖する

霧から、見えてきたのは、やはり、仲間じゃなく、パンティハンターだった

槍には、黒いパンティを旗のように、掲げながら、駆けてくる

それを見て、足を止め、ナイフを構える


「あいつ時間稼げてねえじゃねえか」


パンティハンターが、追いつくと、その瞬間、槍で薙ぎ払う

光の刃は、当たると、女性をすり抜けていった

当たった本人は、自分の体が、切れてないことに驚く

そして、槍を見て、顔を赤くした

そこには、黒いパンティの他に、自分のピンクのパンティが、掲げられていた

それを見ると、盗賊は、力が抜けるように、気を失った


「なかなかいいパンティだ」


パンティハンターは、槍を誇らしく掲げる

メリィは、気を失った女性から、黒いローブを脱がせる


「なにをしている少女よ」

「この黒いローブ変装に使えないかな、と思ったんだけど」

「ふむ、私や少女とこの女性達では、背の大きさがちがうからな」


その話を聞いて落ち込む少女

それを見て、指をパチンと鳴らすパンティハンター


「だが、変装は、いいアイデアだ、パンティハンターは、不可能は、ない」


少女は、首を傾ける

馬足と自分の体を分離するパンティハンター

そして、奪ったピンクのパンティに名前が書いてあるのを、発見する


「カノンか……キャストオフ」



霧の濃い森

その中に、立つ大きなお屋敷

入り口には、怪しい黒いローブの女性が二人

屋敷を守るように、立っている


「はぁ門番って、暇だわ~」

「ホントだね~眠くなってきたわ~」


やる気のなさそうな門番が二人、あくび混じりの会話をしている

すると、遠くから、声が聞こえてきた


「お~い、戻ったぞ~」


二人は、その聞き覚えのある声が、聞こえるほうを見た

霧で、よく見えないが、仲間のカノンの声だと、わかった


「おっ、カノンのやつ帰ってきたな」


一人の影が、霧の中から、あらわれる

それを見て、疑問に思う門番達


「あら一人?」

「ルンのやつも、いっしょじゃないんだな?」


どんどん近づいてくる影を見る門番達

そして、気づく

自分達の知ってるカノンじゃないことに


「ななななんだんだおまえは」

「ひぃいいいい」


怯える門番

そこには、ピンクのパンティとフルフェイスのサイボーグマスクだけを、つけた男がいた


「どうしたのよ?」


仲間のカノンの声だが、見た目は、ちがう

ゆっくりと二人の門番の元に近づいてくる


「くるな変態やろう」

「いやああああ」


震える門番

すると一人の門番が、腰が抜け、地面に腰をつけた


「好機」


そう男が言うと、猛スピードで、門番達のほうに、向かっていった

そして、スライディングしながら近づくと一瞬で、門番二人のパンティを奪った

リボン付き白パンティと猫さんイラストの白パンティを左右の手に一枚づつ、握るパンティハンター


「私の変装に、まんまとかかったな」


カノンの声じゃなく、自分の声で、そう言うパンティハンター


「変装……になって……」


なにかを言い掛けて、気を失う門番


「パンティを奪う、こいつが、魔女様が、言っていた……」


そう言うともう一人の門番も気を失う

パンティハンターは、たおれた門番二人を担ぐと、濃い霧の中に消えていった

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