VS大魔女
「ここが、魔女の国への入口です……」
パンティハンターのスーツの下から、聞こえるコロネの声
「フッフッフッ、楽しみだ」
パンティハンターは、祭壇にある青く光るクリスタルにさわる
クリスタルは、青く光りだし、パンティハンターは、光の中に消えていった
そして、青い光は、天井を突き抜け、空に浮かぶ町に向かっていった
光に向かった先には、同じような祭壇とクリスタルがあり、その場所に、パンティハンターは、ワープした
「ここが、魔女達が住む、天空の町です……」
祭壇から、出ると、塔の上のようで、魔女の町が、一望できた
緑、美しい、幻想的な町並み
ところどころに色鮮やかな、水晶が生えている
そして、不思議な形をした家が並び
ところどころに、とんがり帽子をかぶった、魔女らしき人々が、いた
「さぁ、ショータイムだ」
そういうと塔から、飛び降りる
そして、着地すると、歩いて、魔女達がいるほうに、向かっていった
町の魔女達が、パンティーハンターに気づくと、騒ぎ始めた
そして一人の魔女が、話かけてきた
「あのどちらさまでしょうか?」
その問いに紳士のような礼をして、答えるパンティハンター
「わたしは、パンティハンターと言うものです、あなたがた魔女のパンティをもらいにきました」
「ん・・・それは、どういうことでしょうか?」
そう言う魔女に、素早い動きで、パンティ部分の位置を服の上から、手でスライドするパンティハンター
そして、電気を発生させながら、白のパンティを片手に出した
「きゃ」
それに驚く、魔女は、力が抜けるように倒れかかる
倒れかかった魔女の体を片手で、受け止める、パンティハンター
気を失った魔女を見て、あたりの魔女達が、悲鳴をあげる
「いやあああああ」
「大魔女様ああああ」
「ひぃいいいい」
そして、逃げまどう、魔女から、パンティを一枚一枚、次元に送るパンティハンター
対抗しようと魔女達も魔法の呪文を唱えようとするも、パンティハンターに怯え、うまく魔法が発動できないでいる
「大魔女さまあああ」
一人の魔女が、、そう叫んだ
その時だった、その声に反応するが、ごとく、闇をまとった槍が、パンティハンターにめがけて、飛んできた
「ぬぅ」
飛んできた槍を片手で、受け止めるパンティハンター
そして一人の少女が、魔女達に道を開けられ、やってきた
黒いとんがり帽子に、黒いローブ
他の魔女に比べ、地味だが、魔女らしい格好
美しい銀色の髪の少女が、パンティハンターの前に、姿をあらわした
「大魔女様あああ」
「ドロシー様あああ」
逃げていた、魔女達も戻ってきて、ドロシーに歓喜する
「ほぉ~貴様が、パンティハンターかのぉ~」
「私が、パンティハンターだ」
「わしは、魔女達の長、ドロシーじゃ」
「なるほど、あなたが、ボスですか、参りましたな、子供から、パンティを奪わない主義なんだが」
杖を構えるドロシー
「わしは、こう見えても、ここで、一番、歳をとっているのじゃよ」
「ならば、問題ないですな」
パンティハンターは、ドロシーめがけ突っ込んでいく
しかし、地面から、でてきた黒い触手に手、足を捕まれる
「これで、どうかのぉ」
ドロシーは、そう言うと杖を振り、闇をまとった剣を出した
そして、そのまま。パンティハンターに向けて、飛ばした
「キャストオフ」
そう言うとスーツが、切れ目が、入りスーツが、吹き飛ぶ
スーツの切れ端は、剣に当たり、地面に刺さった
「ぬおおおお」
赤いパンティとフルファイスマスクのパンティハンターは、黒い触手も引きちぎる
そうすると、触手は、薄くなっていき、消えていった
「ふむ、なかなか、やりますね」
凄まじいスピード突っ込んでいく、パンティハンター
そして、ドロシーの目の前まで、近づくとパンティ部分を手をスライドさせ、そのままスピードに乗ったまま、距離をとる
「くっ……」
パンティハンターが、そう言いながら、電気が発生している手を見る
そこには、なにもなかった
「貴様もノーパンか……ならば……」
パンティハンターは、手を両手にあげ、クロスさせ、マスクと同じような赤い目をスーツに発生させる
ドロシーは、腕を組み、それを見る
「フッフッ……ノーパンぐらいで、逃がしは、しないタイム・オブ・パンティー発動」
そういうパンティハンターだが、奇妙なポーズ取っただけで、なにも起こらなかった
きょとんと、その様子を見るドロシー
「なぜだ、過去1年までをさかのぼり、脱いだパンティを履かせるタイム・オブ・パンティーが発動しないだと」
「1年前ねぇ~わしは、300年前から、ノーパンじゃ」
「なんだと」
大きな声で、そう言い、驚きを隠せないパンティハンター
そして、地面に膝を着く
「殺す前にっと……」
ドロシーは、杖を振り、パンティハンターの赤いパンティを光らせた
その光は、パンティから、離れていき
ドロシーの目の前に、きた
そして、だんだんと金色のお団子頭の少女になっていった
「コロンよ」
少女は、目を開け、涙を流す
「ドロシー様あああ」
そう言いながら、コロンは、ドロシーに抱きついた
「よしよし、よう頑張ったのお、意識が集中できず、戻れなかったんじゃな」
「ここの場所、教えてしまって、すみませんん」
「いいんじゃよ」
わんわん泣く、コロンをあやすように、撫でてやるドロシー
「コロン、少し離れているのじゃ、すぐ終わる」
その言葉を素直に聞き、ドロシーから離れるコロン
パンティハンターは、未だに、膝をつけて、落ち込んでいる
「そろそろ茶番は、終わりじゃ」
そう言い、ドロシーは、片手で、持った杖を宙に向けて、一振りする
すると、まがまがしい闇をまとった黒い固まりが、あらわれた
なにかを混ぜるかのごとく杖を回すドロシー
黒の固まりは、それと連動して、黒い蛇のように長い龍の姿に変わっていった
「終わりじゃ」
そう言うと黒い龍は、膝をついているパンティハンターを噛みつくと
空高く飛んでいく、空に浮かぶ魔女の町から離れ、雲の中を進んでいき
「ぐっ……放せ」
そう言うパンティハンターだが、龍は噛みついたまま、進む
そして、急降下した
向かう先は、岩山の岩盤
そのまま、黒い龍とパンティハンターは、直撃した
あたりからは、土煙が上がる
「ふむぅ、終わったようじゃの」
その様子を、丸い水晶で、見るドロシー
ほかの魔女達も、それを見て、喜ぶ
「さすが、ドロシー様です」
「かっこよかったです……」
「これで、安心して、いつも生活を遅れます」
魔女達が歓声をあげていると、魔女の一人が、空に指を差した
「あれなに?」
ドロシーは、その声を聞き、指のほうに目を向けた
そこには、禍々しい闇の固まりのような球体が、浮かんでいた
「あれは……」
驚いた表情で、そう言うドロシー
闇の球体は、黒く輝く
すると、昼だというのに、空は、夜のように真っ暗になっていった
「魔女ドロシー……久しいな」
「貴様は……次元に封印したはずじゃ」
ドロシーの大きな声に、魔女達は、怯み離れていく
そして、謎の声の発するほうに向けて、杖を構えるドロシー
「ふっふっふっ、最近、この世界の次元に大穴を開けてくれたやつが、いたおかげで、この世界に、再び戻ってこれたのさ、そして、おまえが、私の力を使う時を待っていた」
禍々しい闇をまとった黒い球体は、ドロシーめがけて、急降下していく
そして、ドロシーの体を飲み込んだ
「貴様との、契約通り、その体いただくぞ」
「魔女達よ、わしごと、魔法で、こいつを吹き飛ばすのじゃ」
ドロシーの白い肌が、薄黒くなっていき、膝をつく
ほかの魔女達は、どうしたらいいのか、わからなく、うろたえている
禍々しい闇のオーラは、ドロシーをさらに激しく包みだす
「ふっふっ……やっと大魔女の体をいただいたぞ」
ドロシーの肌は、すべて、薄黒くなる
そして、赤色の目を開けた
「中々の魔力のある体だ、しかしまだ足らぬな」
ドロシーは、そう言うと魔女達のほうを見て、にやっと笑う
それを見て、魔女達は、怯える
ドロシーは、手を伸ばすと、影を伸ばし、手の形にする
そして、手で掴むようなポーズをするとお、影は、一人の魔女を握り、消した
「いやあああああああ」
一人の魔女が悲鳴をあげると、魔女達は、いっせいに逃げ出した
「一人も逃がさぬ」
手の形をした影は、10本に増えると、魔女たちを追いかけ
一人また一人と消していった
その光景は、まさに地獄のようだった




