エピローグ
── ノロワ=レイルとの戦いから数日が経ちました。
「私は『大吉』ですわ! コヅエさんは何ですわ?」
「メオちゃん。ウチ、ノロワ=レイルに代わって世界を滅ぼすと今決めたのよね。 おみくじで『凶』って、ふざけんなよねぇぇ!!」
空は晴れ渡り、神社の喧騒に紛れて冷たい風が頬をすり抜けていきます。
メオちゃんは身震いすると、「そんな事すると、魔砲少女に粛清されるのですわ」と、笑います。
しかし、その笑みには少し寂しさも滲んでいました。
「ハオはまだ戻らないな。アイツ、どこで何やってんだか」
ハンムラビくんもおみくじに目を落とすと、「小吉か。普通だな」と呟き、『待ち人』という項目に目を止めました。
「本当に、早く帰ってこいよな」
境内は初詣客で溢れ、出店が軒を連ねています。
人々は幸せそうに、晴れやかな表情で行き交う様子に、メオちゃんは「ハオちゃんがこの笑顔を守ったのよ。その結果を見ないつもりなの?」と空を見上げます。
すると、どこからともなく、ひらひらと一枚の黄色い花弁が降って来るではありませんか。
メオちゃんの様子に皆は空を仰ぎ見ます。
── そして!!
空に亀裂が走り! 次元をぶち破った中から落ちて来る少女の姿が!!
ラピュタかしら! ラピュタなのね?!
「違うだろ。 …… あれは……、待たせやがって」
「……本当に…… もう年が明けちゃったのよね!」
「…… お帰りなさい。 待ってたのですわ」
天から落ちて来る少女。
彼女は加速しながら叫びます!
「ただいま!だよぉ!! パラシュートがないんだよぉぉ!」
そんな彼女は光に包まれると、なんという事でしょう! ドローンへと姿を変え、無事メオちゃんの元に着地したのです。
「やあ! アッシはハオちゃん。埴輪な魔砲少女だよ!」
【 三章 ノロワ=レイル編 Fin 】
── エンディング曲 【スクワ=レイル世界】──
ただいま
おかえり
あたし、ともだちに連れてきてもらったの
素敵なお友達に出逢えたのね
うん。素敵な魔法使いなの
長い間、孤独で辛い思いをしていたものな
そんなのは、ぜーんぶ吹き飛ばしてくれたの
帰ってきてくれてありがとう
これからは一緒に暮らそうな
うん、一緒に…… いっぱい笑おうね!
── レイルちゃん。ちゃんと両親と逢えてよかったね。




