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HANIWA⭐︎HAO  作者: なかと
第三章 ノロワ=レイル編
105/114

冷徹⭐︎繋がった闇の勾玉だよ!

「やあ、アッシは魔砲少女。埴輪ハオちゃんだよ! そういえば、集めた闇の勾玉を修復しなきゃだよ」


 はい、ストーリーが進まないのでヒヤヒヤしていました。 ですが流石はヒロイン。キッチリ重要な役割を果たします。


「そうでしたわ。黒レ騎士が持ってると危ないから、ハオちゃんが預かっていたのですわ」

 メオちゃんもハオちゃんの修復作業を見守ります。

4つに分かれた勾玉の欠片。


 それを…… なんて事?! ハオちゃんは米粒でくっつけています!! これでは強度が確保できません!!


「ハオちゃん、瞬間接着剤を使うのですわ」

 メオちゃんはそっと接着剤を差し出し、勾玉と物語の破損リスクを回避します。


「ありがとうだよ。 …… うぎゃあ! 親指と人差し指がくっついちまったよ!」


 まさか、こんな惨劇が起こるなんて!

ハオちゃんの指は大丈夫じゃないのに、強制的にOKマークになってしまいました!!


 そこに……。


『ウヘヘヘヘ。僕は瞬間接着剤が溢れるノロイ。魔砲少女よ、地獄を味わうといい!』


 なんという無慈悲なノロイでしょう! このままではハオちゃんが嫌な事をお願いされても、OKしていると勘違いされてしまう!


「なんて事ですわ!ハオちゃん! ここは一旦引いて、ぬるま湯で指を治すのですわ!」


「接着剤のノロイ! 覚えてろだよ!」


 ハオちゃん、それは敵の捨て台詞よ! でも、可愛いから許されます! 二人は蛇口を求めて廊下に駆け出しました。


 ── しかし。


「中学校の蛇口からお湯は出ないんだよぉ!!」


 大きな落とし穴が! 更に季節は冬。水はキンキンに冷えてやがります。


『ウヘヘヘヘ。 遂に僕たちノロイの勝利だなぁ、これからは僕が主人公! タイトルを【接着剤で指がくっついたヒロインを助けた俺。何故か距離が近いんですが? 俺、何かしました?】にしてやるぜぇ?!』


 いけません、いけません! 長文タイトルでpvが伸びてしまうっ! アニメ化されてしまうッ!


「接着剤のノロイ。アッシは怒ったよ…… ハオちゃん変身ッ!」


 これには青春恋愛物語ハオちゃんもブチギレました!

さあ、ハオちゃんとメオちゃんの変身は?


「アッシは牛久大仏だよ」


「メオは土産屋さんですわ」

 

 これは凄い!ギネス認定の世界最大の牛久大仏がグラウンドに聳え立ちます! デバフだった、指のOKサインをチャンスに変えたヒロイン力に涙が止まりません!! 


『ちょ、でかッ?!』

 ノロイもハオ大仏に悔い改める時が来たのです!


「ノロイさん、お土産買っていくのですわ。 鹿せんべい100枚1000円ですわ。鹿は可愛いですわ」

 おっと?! メオちゃんの接客スキルが炸裂!!

これにはノロイも鹿せんべいを買うしかありません。


『えっ? 鹿に餌やれるの? 楽しみだぜぇ!』

 ノロイは鹿せんべいを購入し、グラウンドに駆け出しますが……。

『鹿がいねぇぇえ!!』

 ふふっ、ノロイにバチが当たりましたね。


「接着剤のノロイよ…… お主にお告げを授けるんだよ…だよ…」

 哀れなノロイに優しく言葉をかける大仏ハオちゃん。流石は大仏、慈愛に満ちています。


「奈良に向かいなさいだよ。そこには沢山の鹿がいるんだよぉ」


『あ、ありがとう!大仏様。僕、奈良に向かうよ!』


 こうしてノロイは浄化され奈良に向かいました。


「呪〜詛〜封〜印〜 だ〜よぉ〜」

「邪・心・消・滅 ですわ!!」


 こうして、今日も魔砲少女たちは古墳中学校の平和を守りました。


 その後… 教室では繋ぎ合わされた闇の勾玉が怪しく輝いていまし…た。




   【次回 じ ジカイ ヨコク】


『だから、あなたはハオちゃん!』


『楽しい毎日が続くといいなぁ』


『お花と笑顔がいっぱいの! ね?ハオちゃん!』


 …… ああ、私は。

     この想いは…記憶は。


  『誰』のものだったの?


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