4
「是非この子も一緒にいらしてください。両親も動物は好きです。アイリスさんのお好きな食べ物は何でしょうか、食べれないものはありますか?この子のご飯も用意しますね。お肉で良いのかしら」
「名前はネオといいます。いつもは生の肉や魚、薄味に煮たものも好きですね。
俺は好き嫌いはないです。甘いのも辛いのも好きです」
「分かりました。今晩でもいいですか?」
「はい。喜んでお邪魔します」
夕方の鐘が鳴る頃に向かうことになりました。ちょっと自制しようか俺。あんな嬉しそうに帰っていったからって、あくまでもお礼だから。
治療のお礼だ。でも好みのタイプなんだよなー、ネオもなついたっぽいし。
でも春には出ていくんだから。他の土地も見てみたいし、海にも行きたい。国内に海あるのは聞いたから行きたい。国外だったら諦めてたかも。まだ16歳のお嬢さんを旅に連れていくのは無理だろ。
メッシさんに怒られる。
よし、頑張れ俺の自制心!
帰ってきたメリンダさんに話したら、まあー!と興奮しちゃった。だからお礼だからね、お礼。
手ぶらじゃ悪いから、大量にある蜂の巣の粉末でお香作っていこう。リラックスできる良い香りだからね。蜂の巣のくせに。
抜け毛予防に念入りにブラッシングしてハーネスを着ける。一緒にお出掛けと理解してネオのテンションUP。
メリンダさんのテンションも何故かUP。ライアナちゃんの手を振って送ってくれました。
店仕舞いが早いのは食事会のせいか腰のせいか、どっちだろう?お邪魔しまーす。
「おー!いらっしゃいアイリスさん。今日は沢山食べていってくれ。娘の料理はなかなかのもんだぞ」
「まあ、この子がネオちゃんね?本当に大きい子だわー、フワフワで可愛いこと」
奥さんのアリアさん。マイリアさんは奥さん似です。
「今晩は。お言葉に甘えました。これ、リラックス効果のある蜂の巣のお香です。良ければ使ってください」
「まあ!これ希少でお高いのよ?嬉しいわー、有り難うございます」
そんな高いのこれ?巣も良い値段してたか、そういや。
パタパタと足音が聞こえてマイリアさんも迎えに来てくれた。うん、可愛い。
リビングに案内してもらったらテーブルの上にはご馳走が沢山。頑張って作ってくれたんだな、美味しそう。そして初めて知った、お兄さんいたのね。せっせとお皿を並べてました。ゼガルさんだそうです。初めましてー。




