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初めて自分で狩った獲物を食べる時、さすがに食欲が沸かず戸惑っていた俺に、食べて血肉としないとこの兎は無駄死になるぞ。食べて、もしくは生活に役立てて命を繋げなさいと教えてくれたじーさん。全部食べてやっと、日本じゃないこの場所で生きていく決心が着いた。
俺の命を真っ先に繋げて、知識と技術を惜しげもなく教えてくれたじーさんには心底感謝しかない。
血抜きにはまだかかるから、ネオの様子を確認。じーさん思い出して寂しくなった訳じゃない。
テントの中を見ると毛布がこんもりしてる。めくるとこれでもかってくらいに小さく丸まった毛玉。王者は無理でも人間にとって強者になるだろう山猫もまだまだ子供。
怖かったな~、もう大丈夫だぞー。ナデナデして宥める。
あの咆哮は怖いわな、無理もない。毛布で包み直してポンポンしてからそっとしておく。一緒に寝てやりたいけど解体が待ってる。徹夜だな。
町で買った容器に水を入れて魔石で冷やしてもらう。何箱あったら足りるかな、購入しておいてよかった。冷やさないと肉が不味くなるから。
肌寒いけど薄着になってさて、頑張るか。
解体して内臓と肉を分けて冷やしていく。内臓は仕分けしないといけないので別箱に冷やしてそのまま。内臓だけで一箱占領。頭を落として穴を開けないように脂肪がなるべく残らないように皮を剥ぐ、空き箱に登らないと届かないくらいのでかさだ。
鉈と鋸で骨を断ちながら部位ごとに肉を切り離していく。夏になる前だから痩せてもないし脂も十分。冷水に浸かってれば冷やされるし残った血も抜けていく。
解体が終わる頃には明るくなってきた。水を替えて休憩。骨に付いた肉を削って脂身も少し入れてスープを作る。ネオにもあげてみたらしばらくフンフンしてから食べた。熊肉は栄養豊富だからたんとお食べー。
野菜と臭み取りに香辛料たっぷり入れて味噌で味付け。うん、これくらいなら臭みもアクセントになる。脂身もさっぱりしてる。




