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「そうだ、バランさん。パン生地って売ってもらえません?量が欲しいので作るのめんどくさい」



「ん?量を教えてもらえばパン屋から生地買えるぞ?」



 一律の品質になるけど、料理屋さんで出すパンは発酵済みの生地をパン屋から買うんだと。焼くのは各自でってことらしい。今から注文したら明日の朝に届けられる。なんて便利な。注文してもらいました。



「はー、胡麻の餡を包むねぇ」



「肉まんもそうですけど、色んなもの包みますね。

 食事になったりおやつになったり、バラエティーに富んだ料理法ですよ」



 胡麻を麺棒で潰しながらお話し中。擂り鉢はなかった。

 クッキーの焼ける甘い匂いの中、さらに甘い胡麻餡を作る。

 猫は?とソワソワしてるのでキッチンに動物はいかんだろうと部屋でお留守番だと言ったらあからさまに悄気た。

 許可をもらって連れてきたらゆるゆるな顔して構い出したのでお任せして料理続行。

 助かります。

 おやつも貰った。手作り鶏のジャーキー塩分無し。

 ネオも夢中でしゃぶってた。今度作ってみよう。



 ネオ用の鶏肉10羽から皮だけ剥ぎ取る。まだ脂身は少しだけにしてるので、代わりに俺の食事にしよう。鶏皮美味しいよね、串にしてプルプルなのもいいしフライパンでカリカリに焼いてもいい。

 バランがネオに夢中になってる隙を見て、箱に入れて魔石に凍るくらい冷たくしてーとお願いして袋にポイ。クッキー生地もポイポイ。

 煮沸消毒した瓶にジャムを入れてポイ。

 


 夏みかんそっくりの皮を剥いて甘露煮だ。ピールっていって売ってるけど俺の中では甘露煮。お祖母ちゃんがそう言って毎年作ってたから。実は薄皮剥いて瓶の中に砂糖と一緒に浸ける。実も甘くなるしシロップも出来る。

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