4
「えー、まず俺は一人旅です。相方はこの子だけです。傷がないのは罠を使って猟をしてるからでしょう、傷は頭と足首とかが多いので毛皮にする際そこは外しますからね。 そして旅を続けたいので会員にはなる気はありません。この子もまだ子供ですから都合が悪い時もあるでしょうし、猟はあくまでついでです。本業の薬師で食べていけるのでね」
自分から危険なことに首突っ込む気はない。
「旅を続けるなら尚更会員になることをお勧めします。先程も説明しましたがギルド員は所属ギルドに縛られません。国を渡ってもです。その土地のギルドで同じ対応が受けられます。
身分証としても依頼であればスムーズに対応してくれます。規則として一定期間依頼を受けなければ罰則がありますが、出来るものを1つ完了させれば問題ありません。
現状とあまり変わらないかと思います。いかがでしょう?」
「はい、現状維持でいきます。依頼に責任持てないので。自分の生活優先です、それに気に入った場所があったら定住するつもりです。ギルドのない村だったら罰則くらいますし。
ということでこの話は終了してもらって蜘蛛について教えてください。買い取りが無理なら引き取りますから」
「そうですか。気が変わりましたらいつでもおっしゃってください、すぐに手続き致しますから!依頼の間その子を預かることも出来ますので。 では蜘蛛についてです。あれはビックマウススパイダーの変異種でした。稀な個体でギルドでもこれで3体目でした。突発性の依頼として処理されましたので、本体の買い取り額に依頼完了の報酬を付けましてこちらになります。 よろしいですか?」
さっきの買い取り額を蜘蛛一匹で越えた。報酬で半分いくな。蜘蛛すげー。金貨初めて見た。
後で問題事は嫌なので目の前で数えてから受け取りました。
「良い取引をありがとうございました。是非またご利用くださいませ」
「こちらこそありがとうございました。今度は盗み聞きされることのないよう願います」
おばさんの顔が強ばった。バレバレですよー誰かさん。
誰かさんが出てくる前に退散だ。




