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 関門からは徒歩で半日ほど、他の町や村に行く定期便の馬車(そんなのあったのね、自前の馬車しかないのかと思ってた)や行商人に頼んで移動できたら楽ですよ、とのこと。



 依頼書ボードには皮なら2件で4匹分、内臓は1匹の依頼がありました。内臓が急募になってたけど依頼料安いな。皮より安いってないわー。鮮度が重要な薬草と同レベルじゃん。価値が分からない薬師なんているのか?まあ売らないからいいけど。

 狩り失敗する可能性のが高いしね。



 待合所にセト君を迎えに行ったら隣のおじさんとお喋りしてました。



「セト君お待たせ。うちの子の相手をしてくれてありがとうございました」



「いえいえ、ニコニコと嬉しそうに靴を眺めてたのでつい話しかけてしまいましたよ。先生が新しい靴を買ってくれたんだと教えてくれましてね」



「いつも母さんがくれたのは誰かがはけれなくなった靴だったの。小さくて痛かった。靴屋さん初めてだったの!新しい靴も初めて!歩いても痛くないから一杯歩けます。先生、僕頑張って薬草探します!」



「うん、歩いて体力つけようね。新しい靴だから馴染むまで痛いところが出てくることもあるから、その時は我慢しないで教えてね。靴擦れって言って、傷が大きくなる前に手当てするから。大丈夫、すぐに馴染むよ」



「はい!」



 本当に嬉しそうだな、俺も新しいスニーカー買って貰った時はワクワクしたな。すぐに汚したけど。



「薬草ですか?こちらにいるなら同業者ですかな?」



「薬師ですよ。アイリスと言います」



「薬師さんですか!商人のアズルと言います。この街で店を持ってます。セドー商店と言いましてね、雑貨を中心に取り扱ってます。良ければいらしてください」

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