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「リーダーさんお元気でした?」
「あの人は熱出ても気付かねえし、なんでも二日酔いで済ます人だしなぁ」
「駄目じゃん、しっかりしてると思ってたんだけど…」
「あくまで自分に対してさ。他のやつや新人には体調管理しろって煩いくらいだ。
この護衛の仕事受ける前に飲んだんだよ。あんたに疑われて、言われた事に納得してた。新人指導を任されんのは経験と実績を認められないと出来ないんだ、知らずに自惚れてたんだなーってうぜえくらいに悄気てたわ」
おっさんが悄気ても可愛くねえって、けらけら笑って教えてくれた。うん、言ったねぇ。ヤトの方がインパクトあって忘れてましたごめんなさい。
「その話を聴いてたからの安心ですよ」
「まあ、引き取ったからには自立まで面倒みますよ。初めての弟子ですから手探りですけどね」
「薬師が増えるのは有りがたいことだ。将来に期待だな」
空も明るくなりだしたので解散した。意外な所で意外な話を聞いた。どこで繋がってるのか分からんもんだな。
昨日の鍋から冷えて固まった脂を取り除いて野菜と肉を追加、乾麺を2人分そのまま投入。味は薄めで丁度良い感じだ。消化に良い様に煮込む。
出発前に頭だけ洗ってやりたいので湯と盥準備。汗臭いというより埃臭い?パッサパサだしね。風邪引かすわけにもいかないので洗髪だけ。
「セト君おはよー、早いけど起きようか」
「んー、ん?わ!おはようございます!寝過ごしちゃった!」
がば!と起き上がった。元気だね、ネオもビックリして起きたし。ごめんなさいって何度も謝るのは、以前から怒られてたんだろうな。寝坊助なのか、早く手伝えと言われてたのか。
「まだ早い時間だよ、謝らなくて良いから。ご飯食べようね」
スプーンで簡単に千切れるくらい煮込まれたうどんを一生懸命食べる。急いで食べなくてもいいから。誰も取らないよ。君の兄さんはいないから。
おにくだー、と喜んで味わってるのを見て不憫になる。
おなかいっぱいと食べ終わった量を見て更に。小丼1杯で終わっちゃった。遠慮してるのかと思ったけど苦しそうだし、馬車で移動することを考えて勧めるのをやめた。
食休みしてから洗髪。泡たたない…。シャコシャコ洗ってリンスしてオイルを馴染ませるついでに不揃いな毛先をカット。タオルで包んで終わりです。ターバン巻いてるみたいだ、可愛いな。




