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んー、緑の手ってやつかな?同じようにしてても植物が上手く育てれる人っているよな。俺も枯らしたことない。
で、商隊の中の小さいのに緑の手の持ち主がいると。
薬草を育てるのは薬師の仕事でもあるから、その才能は嬉しい。旅してたら必要ないけど大概は村や町で生活しながら仕事するから、良く使う薬草は育てる方が効率が良い。農家や薬師向きの才能だね。
でし?ってのほしいんでしょ?あれにしようよ、きもちいいのがいい!はっぱげんきよ?みもいっぱいつくよ?あれほしいー!
ええい、やかましい!念話みたいのだから耳塞いでも意味なし。幕の中だからってワサワサ枝を揺らすんじゃない!紫ちゃん踊らないの!リアルダンシングフラワー…。
緑達の体を張ったオネダリに仕方なく様子を見に出る。まだ煮込み足りないしね。
枝を拾いに来たよって感じでウロウロ。大きい子は料理を手伝ったり大人の手伝い、他の子は枝拾いしてる。
でもなんか変。汚れてたり痩せてる子もいる。奉公先の環境が悪いのか?先に休んでた人に聞いてみるか。
「お疲れ様です。大きい商隊ですね」
「お疲れさん、兄ちゃんこの辺の者じゃないのか?サニエル商店ったら王都でも有名な店だぜ」
「へー、辺境の村から出てきたもので大きな商隊は初めて見ましたよ。何を扱ってるんですか?」
「服と書物と薬以外は大抵やってるな。食べ物も素材での取引ならしてる。
欲しいもんでもあるのか?」
「あるなら動物用のブラシが欲しいですね。そろそろ生え代わりの季節がくるし。
子供達も奉公人なんですかね、小さい子も多い」
「あー、ありゃ運んでるだけだろ。仕入れに色んな所行くだろ?それこそ辺鄙な村とか。そこで預けられるんだよ、王都やでかい街で働き先を探すためにな。
村にいても仕事がないとか、親が死んじまったか育てられなくなったとか、街で働きたいとかいう子供らが一人で旅なんざ出来ねえだろ?
だから商隊が来たら面倒料をちと払って子供を預けるんだよ」
はー、そんなシステムあったんだ。
「商隊も評判に関わるからしっかり届けるけど、その先は知らんわな。目をつけた奴は自分の所で修行させるだろうけど、仕事先を斡旋することもないから後は自分でギルドか教会か孤児院に行って仕事が見つかるまで世話になるのさ」
「それで痩せてる子とかいるんですね。大きな商隊なのに店員の環境が悪いのかと思いましたよ」
「わははは!悪いどころか殆ど奉仕活動だぜ。もらった金だって僅かなもんで引き受けるから移動中の飯代にもならねえだろうよ。」




