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「狡いとは思いません。先を望まなければ動くことはないもの。私は先を望んだから動いただけ。

 なにもしないで後悔するのは嫌だったの。体験して口説き続ける気力が無くなったのだから諦めるしかないです。

 でも初恋だったし、伝えるだけはしたかったの」



 えへっと明るく笑ってくれてるけど本当に吹っ切れたんならいいけどな。無理してないか心配だけど、彼女の気遣いを無駄にするかもしれないから触れないのが正解だよな。

 旅立つ日までは普通に仲良くしてね?勿論です!ってなことになって、ついでに傷痕をチェック。配合を少し変えた軟膏をまた届ける約束をして帰っていきました。



 メリンダさんが帰ってきて結果報告したら、そっかーお似合いだと思うけどそれだけじゃ続かないものねー。と残念そうではあったけど納得してくれました。

 いつのまにかお客さんから弟にポジションチェンジされていたらしく、お節介焼いちゃうのよーと笑われました。

 有りがたくも照れ臭いです。



 一面雪景色に変わりネオもふっくふくに変わり、カインもライアナちゃんのお世話が板についてきた。冬の間は勉強会はお休みなんだそうだ。

 なので俺のお手伝いしてくれてます。傷薬はすっかり覚えて一人で作れるようになった。腹下しと熱冷ましを練習中です。この3つあれば旅路である程度対処ができる。



 今はひたすらアク取りしてくれてます。なんちゃって豚骨スープベース作りです。

 大鍋で骨を煮るの?と驚いてたけど、ミルクじゃない方の白いスープの元だと言ったら覚える!とヤル気満々。好物だもんねー。

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