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授業をサボっていたつけを払っていました。
また、執筆中に飛んでしまったので書き直していました
ごめんなさい
「はいお兄ちゃん、搾りたてのミルクです」
「ありがとう。…うん、美味しいよ」
「えへへ」
渡されたおそらくヤギのミルクに口をつける。
生温かく臭みもあるが、少し甘くされている。ここでははちみつも砂糖も高級品であり、それを俺にふるまってくれたことが心に染みる。
氷山労働者組合の奴らに襲われた後、山道を駆け続けた俺は夜明け前にはある村へと辿り着き、そこの親切な農民に休憩の場所を貸してもらった。
迷惑はかけたくないので今日中には出発せねばなるまい。
「少し散歩をしてきます」
「あら、いってらっしゃい」
俺は貸して貰った農夫の服を着て木製のドアをくぐった。