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第42話 事変

「タツさん…何をしてるんですか?」

「あ、ユウトお帰り。今はゴブリンに現実世界の戦い方を教えたらどうなるかっていう実験をしてるとこだ」

 ユウトの目が若干呆れている気がするが気のせいだろう。


「そうですか。時間がかかりますか?」

「んにゃ、基本はもう終わってるからいつでも出発できるぜ」

「では行きましょう」

 言葉の通じない相手に教えるってのも新鮮だったな。


 やがて渡部の爺さんの準備も終わり、俺達は目的地を目指して出発した。

 俺は櫓で買ったサンドイッチのようなものを食べながら進む。中に入ったヤギの肉が多少臭いが美味だ。



「止まってください」

 数時間歩いた後に、先導していたセドナがみんなを止めた。

 セドナはしゃがみこんで地面を観察した。


「これは…ゴブリンの足跡です。ここからは注意して進みましょう」

 セドナは目が良いな。

 地面をよく見ると確かに少し凹んでいる。注意を払おう。



 そのまま歩く事数十分。


「見えました」

「俺には見えないが」

「正面の丘です」

 どれどれ…


「あ、あのゴマ粒みたいなのか?

 セドナはそうとう拡大率の高いクラスに就いてるんだな」

「ええ…そんなところです」

「セドナ、様子はどうですか?」

 ユウトが多少焦ったように聴く。そうだな、他人のクラスをずかずかと聴くのはマナー違反だ。

 そういえば渡部の爺さんはさっきから考え事をしている。


「…?ユウト、変です。ゴブリンがほとんどいません」

「いない?そんな事は…まさか!」

「ユウト、そのまさかじゃ。サクマから連絡があった」

「つまり…どういうことだ?」

 言ってから俺もうすうす感づく。


「櫓が、深層のゴブリンに襲撃されています」

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