LⅥ 卍 時事ネタ 卍
アレです、最近の引きこもりで話題になってるニュース。
あれ観ててそこはかとない違和感を覚える点がひとつ。
事件の関連として、もと引きこもりだったひとやソーシャルワーカーのかたがワイドショーやニュースに出演していろいろ語らされているのですが……
問題は、心に傷を負って家から出られなくなったひとと、いわゆる『自宅警備員』は、必ずしもイコールではないんじゃ?ということ。
ぜんぜん違うとまでは言いきれないけれど、後者は自己肯定感マックスのエゴの怪物であり、みんな引きこもっているわけじゃない……しばしば欲望が羞恥心に勝って好きなもん買いにとか出掛けたり、世間が怖くて家から出られないひととは微妙に違う。
ところがテレビに引っ張り出されたのは前者関連のひと。
そしてテレビコメンテイターと引きこもりの支援に従事するソーシャルワーカーさんの質疑応答もまずい。
「引きこもりイコール犯罪者、というレッテルを避けてください」に始まって、彼らに対するアプローチはまず、「あなたはぜんぜん悪くないからね、と言って、社会通念に無理矢理当てはめず話を聞いてあげること」というくだり。いろんな番組でなんども繰り返されてましたが。
短絡的な視聴者はこれを聞いて「なんだ?もっと甘やかせッてのか!?」と受け取りかねないよなぁ……。
しかしこれは恐らく、打ち解けて信用してもらうための第1アプローチに過ぎない。それから長い時間をかけて相手の心情を探り、懐に飛び込む作業があるはずなんだけど、それこそ千差万別、即興に近いので、説明困難なのだと思われる。
まあいずれにせよ、ワイドショーあたりは見当違いな人たちを「問題視」してる気がします。
支援者のひともそうしたミスリードを心配して出演を承諾してる面もありましょう。